錦の御旗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/22 02:13 UTC 版)
錦旗革命事件
大川周明は、共産主義革命に対抗して天皇を頂点とする「錦旗革命(きんきかくめい)」を起こして、日本を正しい方向に導くべきだと唱えた。このため、大川自身も計画に参加した陸軍将校によるクーデター計画・十月事件を「錦旗革命事件」とも称する。
転用
「錦の御旗」という言葉は、その意味合いから転用され、現在では「自身の主張の正当性を示すもの」を指す意味でも用いられる。
宮さん宮さん
日本で初めての軍歌・行進曲ともいわれる歌謡『宮さん宮さん』(1868年)に「錦の御旗」が歌われている。1番の歌詞は次の通り。品川弥二郎作詞、大村益次郎作曲とされているが確証はないとのこと(「宮さん宮さん」、「山本金木」参照)。[3]
宮さん宮さんお馬の前に
ヒラヒラするのは何じやいな
トコトンヤレ、トンヤレナ
あれは朝敵征伐せよとの
錦の御旗じや知らないか
トコトンヤレ、トンヤレナ
関連項目
外部リンク
- 戊辰所用錦旗及軍旗真図 - 国立公文書館・デジタルギャラリー
- 公文附属の図・二九四号 戊辰所用錦旗及軍旗真図 - 国立公文書館「公文書にみる日本のあゆみ」
- 錦の御旗をみる-YOMIURI ONLINE - 田中光顕の回想
- 永青文庫所蔵品 簡易データベースより「錦旗」 - 永青文庫所蔵。肥後細川家の先祖である細川頼有が明徳2年に後小松天皇から下賜されたとされる。
- ^ 杉山一弥「室町幕府における錦御旗と武家御旗」『室町幕府の東国政策』(思文閣出版、2014年) ISBN 978-4-7842-1739-7(原論文は二木謙一 編『戦国織豊期の社会と儀礼』(吉川弘文館、2006年))
- ^ 「戊辰戦争『錦の御旗』 製作語る書簡」『朝日新聞』2024年2月14日夕刊、第4版、第3面
- ^ 宮さん宮さん(作詞:品川弥二郎、作曲:大村益次郎)
錦の御旗と同じ種類の言葉
- 錦の御旗のページへのリンク