週刊少年チャンピオン 概要

週刊少年チャンピオン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/28 07:43 UTC 版)

概要

発行日および発売日は、毎週木曜日北海道九州など、一部地域は金曜日。2010年1月以降、発行日と発売日が基本的に一致するようになった(ただし、「○月○日号」の部分は旧来の発行日表記のままである))。定価は360。マスコットキャラクターは、ツートンカラーの大きなシルクハットを被った、ヒゲが特徴的なアイドルマークであり、正式名称は「少チャン」である(『月刊少年チャンピオン』も共通して使用している)。誌名ロゴはかつては毎年変更されていたが、1991年度以降現行のものになっている(1995年度と2015年度、2023年度に「チ」の部分に若干のマイナーチェンジが加えられている)。

過去の掲載作品の変遷の影響により、他の週刊少年漫画誌と比較して自由な作風でかつアクの強い漫画が多く掲載されていると形容される。

チャンピオン読者そのものの絶対数が他の週刊少年漫画誌に劣ることから、雑誌内での相対的な話題作がそのまま絶対的な売上に反映されづらいのが現状である。書店での単行本の入荷量も他の週刊少年誌の作品に比べて少ない。

新人作家のための増刊号が発行されていないが、その代わり読切や短期集中連載が多く、ほぼ毎週そのための枠が確保されている。それらの作品は、読者から好評と判断されれば比較的早い段階で毎号連載が始まる。

不人気による打ち切りも他誌同様に存在する。打ち切られた作品でも極端に人気が少ないと判断された場合少年チャンピオン・コミックスが発刊されなかったり、単行本の売上が極端に悪いと判断された場合は最終巻まで発刊されない時もある。

実績の無い作家の単行本の第1巻の発行部数は、多くの場合同上他誌と比較しても非常に少なく抑えられているのも特徴であり、その売れ行き如何により連載時の待遇が上下する事が多い。そのような作家で連載当初から人気のある作品は、初版が発売直後に品薄となり、しばらくの間入手が困難となることもある。また、重版する場合も始めは増刷1回あたりの部数は少なく抑えられている場合が多いので、発売より数ヶ月経過してようやく出回る場合がある。

週刊少年マガジン週刊少年サンデーと比べるとグラビアが表紙を飾ることが多く、特に水着グラビアが比較的に多い。


注釈

  1. ^ これらの路線を推し進めたチャンピオン編集者・伊藤純(2002 - 2005年は副編集長)らの異動により、現在コミカライズ作品や萌え系作品はほぼ全て『チャンピオンRED』へ移動している。
  2. ^ ただしメディアミックス計画(カードゲーム化)は連載途中で白紙となった。
  3. ^ 2009年12月24日発売の2010年4・5合併号まで。

出典

  1. ^ Xユーザーの演劇ドラフトグランプリ【公式】さん: 「【お知らせ】 審査員としてご参加いただく秋田書店「週刊少年チャンピオン」編集長につきまして、12月1日付での編集長交代に伴いまして、武川新吾様に代わり、新編集長に就任された松山英生様にご参加いただくこととなりました。 何卒ご了承ください。」 / X”. X (2023年12月1日). 2023年12月20日閲覧。
  2. ^ 週チャンで3号連続「入間くん」&「我々だ!」企画、悪魔学校の新入生も発表”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ. 2020年10月11日閲覧。
  3. ^ 「入間くん」「我々だ!」の使い魔ステッカーが週チャンに、「吸死」のジョンも参戦”. マイナビニュース (2020年9月17日). 2020年10月11日閲覧。
  4. ^ 本間正夫『少年マンガ大戦争 「少年画報」編集長・金子一雄の築いた王国』(2000年、蒼馬社)。
  5. ^ 竹熊健太郎『マンガ原稿料はなぜ安いのか? 竹熊漫談』(2004年、イースト・プレス)。
  6. ^ 米澤嘉博『戦後野球マンガ史 手塚治虫のいない風景』(2002年平凡社・平凡社新書)。夏目房之介『マンガの力 成熟する戦後マンガ』(1999年、晶文社)。
  7. ^ a b 週刊少年チャンピオン1977年6・7号表紙
  8. ^ セパハン - マンガ図書館Z(外部リンク)
  9. ^ 原宿こぶし組 - マンガ図書館Z(外部リンク)
  10. ^ 男旗 - マンガ図書館Z(外部リンク)
  11. ^ 「少年チャンピオン」電子版、15日から配信 秋田書店”. 朝日新聞 (2016年3月10日). 2017年3月9日閲覧。
  12. ^ 「週刊少年チャンピオン」「別冊少年チャンピオン」の電子版が紙版と同時発売に ジャンプ・マガジン・サンデーに続き”. ねとらぼ (2017年1月12日). 2017年3月9日閲覧。
  13. ^ 「ドカベン」 28日発売号で完結 46年の歴史に幕”. スポーツニッポン (2018年6月28日). 2018年7月1日閲覧。
  14. ^ a b c d “週チャンの電子増刊・チャンピオンBUZZ始動、伯爵令嬢の復讐譚など新連載2本”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年10月5日). https://natalie.mu/comic/news/543899 2023年10月5日閲覧。 
  15. ^ 週刊少年チャンピオン 2024年No.19”. 秋田書店. 2024年4月11日閲覧。
  16. ^ a b c d e f g 【マンガ50年】「王者」の伝説(3)部数「あり得ない」急伸、読売新聞、2009年4月30日。
  17. ^ a b 「誕生!週刊少年チャンピオン新電子増刊!!チャンピオンBUZZ」『週刊少年チャンピオン』2023年42号(Kindle版)、秋田書店、2023年9月14日、168頁。 
  18. ^ a b c チャンピオンBUZZ 2024年Vol.4”. 秋田書店. 2024年1月11日閲覧。
  19. ^ チャンピオンBUZZ 2024年Vol.5”. 秋田書店. 2024年2月1日閲覧。
  20. ^ “「入間くん」連載7周年!QUOカード当たる企画が週チャンで BUZZ新連載も開幕”. コミックナタリー (ナターシャ). (2024年3月7日). https://natalie.mu/comic/news/564039 2024年3月14日閲覧。 






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