死語 (言語)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/10 14:45 UTC 版)
様々な死語
古代エジプト語の発音は一時期において完全に失われたと思われていたが、表記をアルファベットに置き換えたコプト語として現存するエジプトのキリスト教徒により存続していたことから解読が進んだ。また、コプト語を「完全な死語」としないための保存調査・復活運動が進められている。
また、ゴート語や古代教会スラヴ語ははるか昔に死語となったが、豊富な文献から当時の状況が分かっている。プロシア語やフリギア語は文献がほとんどないため、話されていた記録しか知られていない。さらに、トカラ語やヒッタイト語は20世紀になってから新たに発見された死語であり、単なる死語でなく、インド・ヨーロッパ語族における様々な新発見、新研究の要素を含んでいた。
また、オスマン語はオスマン帝国の滅亡後、公用語の地位を失い、徐々に死語になっていったが、現在もオスマン帝国研究者によって使われている。
関連項目
- 死語の一覧
- Fossil word - 使われなくなったが、特定の文脈などに登場する語。
- 危機に瀕する言語
- 少数言語
- 地球ことば村・世界言語博物館(少数話者言語・消滅危機言語〔消滅寸前言語〕の保護と、その母語話者の権利の擁護を訴える特定非営利活動法人)
- 典礼言語
- ラテン語版ウィキペディア
- 漢文版ウィキペディア
- 古英語版ウィキペディア
外部リンク
- ^ 仲田崇志,永益英敏,大橋広好 (2011-12). “第4回「第18回国際植物学会議(メルボルン)で変更された発表の要件:電子発表の意味するところ(Changes to publication requirements made at the XVIII International Botanical Congress in Melbourne: What does e-publication mean for you. Knapp, S., McNeill, J. & Turland, N.J. Taxon 60: 1498-1501, 2011)」 の紹介と日本語訳” (PDF). 日本微生物資源学会誌 (日本微生物資源学会) 27 (2) 2016年5月2日閲覧。.
- 1 死語 (言語)とは
- 2 死語 (言語)の概要
- 3 概説
- 4 様々な死語
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