日新真事誌 日新真事誌の概要

日新真事誌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/02 01:51 UTC 版)

日新真事誌. 第37号 / 転々堂主人 録 ; 鮮斎永濯 [画]

概要

1872年(明治5年)3月に東京築地で創刊された[1]。創刊号は旧暦で明治5年3月17日付。初めは隔日発行であったが、後に日刊になった。

掲載された記事・評論は近代的新聞の先駆け的な存在であった[2]左院の御用達の資格を得ていた。板垣退助後藤象二郎らによる「民撰議院設立建白書」を掲載・特報するなどしたことで知られる[3][4]

その後本社を東京・銀座に移転するが、1875年(明治8年)6月、内務省警保寮が中心になって作られた新聞紙条例により新聞社の経営者は日本人でなければならないとされたため、同年末に265号で廃刊。本社跡地は後発紙朝野新聞の本社、服部時計店本店を経て現在の銀座和光となっている。

外部リンク


  1. ^ 三訂版,世界大百科事典内言及, ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,デジタル大辞泉,百科事典マイペディア,世界大百科事典 第2版,日本大百科全書(ニッポニカ),精選版 日本国語大辞典,旺文社日本史事典. “日新真事誌とは”. コトバンク. 2021年3月20日閲覧。
  2. ^ コラム「日本の新聞人」”. ニュースパーク(日本新聞博物館). 2021年3月20日閲覧。
  3. ^ 「民撰議院設立建白書」が掲載された『日新真事誌』『日新真事誌』第206号(明治7年1月18日)(標準画像 1-2) | 史料にみる日本の近代”. www.ndl.go.jp. 2021年3月20日閲覧。
  4. ^ 日新真事誌(にっしんしんじし)の意味 - goo国語辞書”. goo辞書. 2021年3月20日閲覧。


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