小国和紙 小国和紙の概要

小国和紙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/15 03:30 UTC 版)

小国和紙はを使用するのが最大の特徴である。まず漂白の工程では雪による漂白力を利用し、乾燥までの工程では春まで雪の下に埋めておき、雪の重さで水分を減らし、春に近づいた頃に日光で乾燥させる。雪に埋める工程を「かんぐれ」と呼び、各家で作られていた頃は家族総出で行う大規模なものであった。

小国和紙は江戸時代かそれ以前から製造されており、明治時代の初頭には最盛期を迎え毎年800万枚以上が生産されたものの、産業の近代化に押され、以降減少の一途を辿る。1973年には日本の無形文化財に指定され、翌年の1974年には新潟県の無形文化財に指定された。2006年時点では小国和紙は2つの工房でのみ生産されている。

外部リンク




「小国和紙」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「小国和紙」の関連用語

小国和紙のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



小国和紙のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの小国和紙 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS