宮城県美術館
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利用状況
本館の常設展、特別展会場および別館である佐藤忠良記念館の展示室の観覧は有料であるが、その他の館内区画や中庭、庭園は公共空間であり、無料で入ることができる。
都道府県立美術館基本調査票によると、宮城県美術館の年間総観覧者数は2002年度(平成14年度)に19.9万人、2003年度(平成15年度)に17.1万人、2004年度(平成16年度)に17.4万人だった。この観覧者数は、全国の都道府県立美術館56館の中で、9位ないし10位に当たる[17][18]。観覧者以外の利用客も含めた近年の年間入館者数は約25万人である[19]。
アクセス・周辺
宮城県美術館が立地するのは文教地区の一角である[20]。道路を挟んで東側には宮城県仙台第二高等学校があり、さらに広瀬川を仲の瀬橋で越えると西公園に至る。美術館の南西側は東北大学川内キャンパスであり、南方は仙台城跡、仙台市博物館、仙台国際センターが建つ青葉山公園である。
美術館前から南側にはユリノキの並木が続いている[20]。この道路沿いに仙台市地下鉄東西線の国際センター駅があり、美術館とは徒歩7分の距離である。また、国際センター駅の隣駅である川内駅からも美術館まで同様の距離である[21]。
路線バスについては、美術館から徒歩3分ほどの場所に「二高・宮城県美術館前」バス停留所があり、ここと仙台駅のバス乗り場が仙台市営バスによって約15分で結ばれている。仙台駅方面からは、「川内営業所前行(730系統)」と「広瀬通経由交通公園循環(739系統)」のバスがここに停まる。また、観光用路線バスのるーぷる仙台は「国際センター駅・宮城県美術館前」のバス停に停車する[21]。
脚注
- ^ 第6章 芸術文化(宮城県「宮城教育年報(平成19年度実績)」)
- ^ 『仙台市史』通史編9(現代2)545頁。
- ^ 『みんなでまもった美術館』宮城県美術館の現地存続を求める県民ネットワーク 編著
- ^ a b c “特色”(宮城県美術館)2019年10月22日閲覧。
- ^ “Founder”. 株式会社 前川建築設計事務所. 2021年9月30日閲覧。
- ^ “前川建築の県美術館、一転存続へ 知事「解体は暴力的」”. 朝日新聞 (2020年11月17日). 2021年9月30日閲覧。
- ^ “モダニズム建築の宮城県美術館、移転を断念。現在地で存続へ”. 美術手帖 (2020年11月16日). 2021年9月30日閲覧。
- ^ 宮城県 (2018年2月). “宮城県美術館リニューアル基本方針(最終案)” (PDF). p. 15. 2021年9月30日閲覧。
- ^ “フロアー案内|本館”(宮城県美術館)2019年10月31日閲覧。
- ^ a b “レストラン/ミュージアムショップ”(宮城県美術館)2019年10月31日閲覧。
- ^ “オープンアトリエ”(宮城県美術館)2019年10月22日閲覧。
- ^ (9) 宮城県美術館開館(河北新報「ニュースの記憶~仙台圏・あのころ」)
- ^ a b “フロアー案内|佐藤忠良記念館・県民ギャラリー”(宮城県美術館)2019年10月31日閲覧。
- ^ “フロアー案内|案内図”(宮城県美術館)2019年10月31日閲覧。
- ^ “フロアー案内|庭園・駐車場”(宮城県美術館)2018年11月3日閲覧。
- ^ “BCS賞受賞作品”(日本建設業連合会)2019年10月22日閲覧。
- ^ 第1回新潟県立美術館外部評価検討委員会 資料(新潟県)
- ^ 提言:評価と経営の確立に向けて(静岡県立美術館評価委員会)
- ^ 宮城県美術館(宮城県観光データブック)
- ^ a b “宮城県美術館・仙台二高周辺”(仙台市)2019年10月22日閲覧。
- ^ a b “アクセス”(宮城県美術館)2019年10月22日閲覧。
固有名詞の分類
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