報道特集 (TBS) 備考

報道特集 (TBS)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 08:14 UTC 版)

備考

JNN協定との関係

本番組も、母体の『JNN報道特集』や夕方のニュースである『JNNイブニング・ニュース』と同じくJNNの番組であり、仮タイトルの段階では「JNN」を冠していたが、正式タイトルに「JNN」は付けられなかった。ところが、ニュースコーナーなどでの「JNNの取材で…」というコメントや上述の通り、番組ロゴやニュースコーナー用のテロップに「JAPAN NEWS NETWORK」や「JNN NEWS」といった表記が加えられ、JNN協定適用の番組である。また、セット後方に「Japan News Network」と表記され[注 17]、スタッフロールの最後に「制作協力:JNN各社」と表示されている[注 18]。 

重大ニュース・特別番組放送時の対応

緊急ニュースがあった場合、当番組はTBS NEWS及びBS-TBSでも一部または全編サイマル放送されることがあるほか、上記の通り、ローカル枠以外のほぼ全編でそのニュースを伝え、場合によっては時間を前倒しして放送を開始する。ただし、時間を拡大した場合でもJNN排他協定の適用は17:30からのため、通常枠のみ放送する地域もある[注 19]。また、本番組の放送時間にJNN報道特別番組が編成される場合、本番組の出演者が報道特番を担当する[注 20][注 21]

特別編成時の対応

上記以外の特別編成が土曜日に講じられる場合には、以下のように対応している。

『オールスター感謝祭』を編成する場合
毎年改編期に放送される特別番組オールスター感謝祭』が放送される場合、本番組は30分繰り上げられて、17:00 - 18:20に放送される。『感謝祭』以外でも18:21[注 22] から特番が放送される場合には同様の措置が取られる。
『音楽の日』を編成する場合
2011年から7月の第2・3週に放送されている長時間音楽番組『音楽の日』については年度によって対応が異なっている。2011年・2013年・2014年については通常枠内の放送。2012年・2015年は30分繰り上げ。2016年は一時間に短縮の形を取り、2017年から放送を休止し、『JNN NEWS』として中断ニュース扱いで実施される。その際各局別のローカルニュースも放送される。このうち、2013年から2016年には、編成上「『音楽の日』の中断番組」と扱われていた。
『SDGsの日』を編成する場合
TBSグループが2020年秋から年に2回設定している「地球を笑顔にするWEEK」(SDGsへの達成に向けたクロスメディア型啓発キャンペーンを集中的に展開する週間)では、「2023春」(2023年5月14 - 20日)から、『一緒にやろう SDGsの日』(『報道の日』や『音楽の日』に類する長時間のクロージング・プログラム)を最終日の午後 - 夜間帯にTBSテレビ系列の全局で編成している。そのため、『SDGsの日』が土曜日に放送される場合には、以下のように対応している。
『SDGsの日』の第1回放送日(2023年5月20日)は土曜日で、第49回先進国首脳会議(G7広島サミット)の第2日でもあったが、『SDGsの日』では17:50 - 18:45(通常は当番組を放送している時間帯)に『Nスタ』とのコラボレーションパートを編成した。このパートは『Nスタ』のスタジオセット(TBS放送センター内のNスタジオ)からの生放送で進行する一方で、同番組の平日版がベースのSDGs関連企画に特化していた。このような事情から、通常は当番組や『Nスタ』で夕方帯に伝えている全国向けのストレートニュース・天気予報を、『JNN NEWS』に準じる体裁でローカル差し替え枠を含めて『SDGsの日』内の16時台で別途放送した。
上記以外の特別編成(スポーツの国際大会中継など)の場合
オリンピックFIFAワールドカップ西暦奇数年の世界陸上などのような中継・ハイライト番組、並びに2020年から毎年10月に放送される『お笑いの日』の放送がある場合、後者は放送を休止するが前者は競技の内容により放送の有無が異なる。この場合、本番組が休止となる場合は、夕方のJNNニュース枠としての放送も兼ねているため、代替として『JNN NEWS』(2009年度のみ『THE NEWS』、2011年8月27日・2017年8月12日・2018年2月10日は『Nスタ』)が放送される。オールスターゲーム日本シリーズ放送時には、放送時間の繰り上げ・短縮もある[注 23][注 24]
年末年始期間
毎年12月30日から1月5日までが土曜日にあたる場合、当番組は全編休止する。また、本番組は土曜夕方の『JNNニュース』としての放送も兼ねていることから、年末年始に本番組が休止される場合はその代替番組として平日夕方のニュースと同じタイトルで放送する[注 25]。ただし、2017年12月30日は『第59回輝く!日本レコード大賞序章』(17:30 - 18:30)、『第59回輝く!日本レコード大賞』(18:30 - 22:00)放送のため休止。なお、特別番組『報道の日2017』内で、同番組終盤の17:10 - 17:30に代替の『JNNニュース』を放送。

その他

金平が使用しているクリップボードは、筑紫哲也が使用していたものの形見分けであることを北海道放送で放映されたローカル番組『中村美彦の無頼放談』で語っている。 TVガイド1985年9月20日号で佐瀬稔により特集されている。

ジャニー喜多川性加害

ジャニー喜多川によるジャニーズ事務所(現・SMILE-UP.)のタレント候補生達への性加害問題について疑惑があがっていた段階から一度も報じてこなかった。最初に報じたのはBBCが報じ、カウアン・オカモトら被害者が告白した後の6月17日の放送で、それ以降は動きがある度に独自取材を加えながら報じてきた。この問題では再発防止特別チームが「メディアの沈黙」と表現したように、メディアの報道姿勢が大きく問われた。10月7日の放送では、TBSの対応が正しかったのか、自己検証した。「圧力はなかった」とする報道局員の証言の一方で、検証が必要なこととして、喜多川が交通事故を起こした際、昼ニュースでの放送に向けて準備していたにもかかわらず、結局放送されなかったことが紹介された。また、制作の現場からは「この1年の間にもジュリー氏から圧力があった」とする証言が寄せられた。


  1. ^ a b 2008年6月28日まではニュースコーナーとスポーツコーナーのみ実施。
  2. ^ 2010年4月3日から実施。『報道特集NEXT』時代はモノラル放送及びモノステレオ放送。
  3. ^ 同枠は2017年4月2日をもって一旦廃枠となったが、2022年10月から日曜17時のアニメ枠が復活される予定であり、これに先立って、同時間帯に放送している『所さんお届けモノです!』(17:00 - 17:30)については2022年4月より土曜朝7時30分枠に移動し、同枠で放送されている『サタデープラス』は7時58分開始に変更した[1][2]
  4. ^ TBS系以外の他局は全て18時で番組を区切っている。日本テレビ系『名探偵コナン』、テレビ朝日系『人生の楽園』、テレビ東京系『知られざるガリバー』、フジテレビ系『ミュージックフェア』(フジテレビと同時ネット局のみ)が該当する。
  5. ^ ただし、「JNN」は「NEXT」同様に省略された。
  6. ^ 2016年2月27日以降はニュース・特集コーナーも兼務した。
  7. ^ 2009年4月より。同年3月までは3日遅れの火曜日22:45 - 23:30頃に放送していた。
  8. ^ 2016年3月26日まではTBS報道局記者・同局執行役員として出演。
  9. ^ 2011年8月20日放送時のエンディングでの久保田の発言より。
  10. ^ 左記の記事は2022年7月5日時点のものなので2022年7月から編集長に就任:7月4日からと比定できる
  11. ^ また、九州・沖縄のJNN各局が製作している『JNN九州・沖縄ドキュメント ムーブ』でも「語り継ぐこと」をテーマソングとして使用。
  12. ^ 信越放送の『SBCニュース』のように、番組開始時刻よりも事前(本番組の前枠)にローカルニュース・ローカル天気予報を放送する局と、東北放送の『TBCニュース』や、静岡放送の『静岡新聞ニュース サタデー』のように、番組が終了する18:50以降(本番組の後枠)にローカルニュース・ローカル天気予報を放送する局がある。
  13. ^ TBS系列の時刻表示には「全国送出はしない」という運用ルールがある。
  14. ^ 2019年3月30日(2018年度最終放送日)までは認定放送持株会社移行並びに分社化前のため、山陽放送。
  15. ^ 2014年3月29日(2013年度最終放送日)までは認定放送持株会社移行並びに分社化前のため、中部日本放送。
  16. ^ 独立したローカルニュース番組がないこともあり、特に番組名は設けていないが、項目テロップとスタジオには「RCC NEWS」のロゴがある。テロップ類は『報特NEWS』仕様のデザインを見出し・VTR中ともに用意していないため、JNNニュース汎用のテロップを流用している。
  17. ^ スポーツコーナーや直言キャスターが映し出される際に確認できる。
  18. ^ 『JNN報道特集』では、「取材:(担当した系列局の略称)」の表示があった。
  19. ^ 2008年6月14日岩手・宮城内陸地震の発生・影響により「報道特集NEXT 緊急拡大」として16:30から放送したが、一部系列局は通常の放送開始時刻と同じ17:30から放送したため、17:30に改めてオープニングを放送した。
  20. ^ 2011年3月12日東北地方太平洋沖地震の影響により、5時より報道特番が編成されている関係で本番組は中止となったが、15時より20時までの間は本番組の出演者が担当。
  21. ^ 2016年4月16日熊本地震の発生・影響により17:00から放送(ただし拡大枠はローカルセールス枠扱いのため一部系列局のみ放送)、この日は普段使用されているDスタジオではなくNスタジオから放送され、キャスターは膳場とナレーターの伊藤隆太が務め、金平・日下部は被災地熊本から中継レポーターを務めた。
  22. ^ 当該時間はTBSテレビのみ。それ以外の地域は18:30から。
  23. ^ 2009年7月25日分の放送がこれに該当し、30分繰り上げ・25分短縮となった。
  24. ^ 2012年3月10日放送分は16:00開始・17:50終了と1時間30分繰り上げ・30分拡大の放送となった。これは東日本大震災発生から1年を迎えることから放送時間枠拡大を行うのと同日18:00から「絆スペシャル 東日本大震災復興支援ベースボールマッチ 日本VS台湾」の生中継が組まれているためである。
  25. ^ 2009年1月3日には『JNNイブニング・ニュース』が土曜日に復活して放送した。2010年1月2日は『THE NEWS』、2011年1月1日、2011年12月31日、2013年1月5日、2014年1月4日、2015年1月3日、2016年1月2日、2016年12月31日、2019年1月5日、2020年1月4日、2021年1月2日、2022年1月1日、2022年12月31日は『Nスタ』を放送。





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