吉岡生夫 来歴・概要

吉岡生夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/25 01:07 UTC 版)

来歴・概要

川西市立川西中学校兵庫県立伊丹高等学校龍谷大学文学部仏教学科を卒業。大学在学中の1970年に「短歌人」入会。大学卒業後、川西市役所入庁。1975年藤原龍一郎小池光らと同人誌「十弦」を創刊。1993年香川ヒサ坪内稔典らと同人誌「鱧と水仙」を創刊[1]2002年度半どんの会文化賞受賞[2]1987年から1995年まで「短歌人」編集委員。

近世狂歌を現代の口語短歌の源流として位置づける独自の短歌史理論[3]を展開し、「文語体」と「口語短歌」に替えて「古典語短歌」と「現代語短歌」という呼称[4]を提唱している。歌集のタイトルは全て『草食獣』で統一しており、これは小池光の命名[5]による。いわゆる「草食系男子」という言葉が作り出されるよりも20年以上先んじていた。

2014年からYouTubeチャンネルを設け、狂歌の講義動画を上げている。

著書

歌集

歌書等

  • 『草食獣への手紙』和泉書院、1992年。ISBN 4870885646
  • 『辞世の風景』和泉書院、2003年。ISBN 4757601948
  • 『あっ、蛍 歌と水辺の風景』六花書林、2006年。ISBN 4903480046
  • 『狂歌逍遙 第一巻 狂歌大観を読む』ブイツーソリューション、2010年。ISBN 978-4434142635
  • 『ゆたかに生きる 現代語短歌ガイダンス』ブイツーソリューション、2012年。ISBN 978-4434164439
  • 『狂歌逍遙 第二巻 近世上方狂歌叢書を読む』ブイツーソリューション、2014年。ISBN 978-4864761949
  • 『王道をゆく ジュニアと五句三十一音詩の世界』ブイツーソリューション、2014年。ISBN 978-4864762496
  • 『軌跡~𠮷岡生夫短歌論集~』ブイツーソリューション、2018年。ISBN 978-4864766302
  • 『まじない歌の世界〜もしくは幸福論〜』ブイツーソリューション、2019年。ISBN 978-4-86476-744-6
  • 『小谷博泰の百首〜ときとして異界〜を読む』ブイツーソリューション、2020年。ISBN 978-4-86476-869-6
  • 『私たちのファミリ-ヒストリ-〜𠮷岡正文の50回忌に寄せて~』ブイツーソリューション、2021年。
  • 『続 私たちのファミリ-ヒストリ-』ブイツーソリューション、2023年。

  1. ^ 『セレクション歌人』年譜。
  2. ^ 『半どん』第140・141合併号(2003年)
  3. ^ 『軌跡~吉岡生夫短歌論集~』中、主として「五句三十一音詩論」(目次)
  4. ^ 『軌跡~吉岡生夫短歌論集~』中、主として「用語論」(目次)
  5. ^ 『草食獣』(1979年)中「あとがき」


「吉岡生夫」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「吉岡生夫」の関連用語

吉岡生夫のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



吉岡生夫のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの吉岡生夫 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS