仮面ライダーBLACK (キャラクター)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 06:38 UTC 版)
仮面ライダーBLACK | |
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仮面ライダーシリーズのキャラクター | |
初登場 | 『仮面ライダーBLACK』 |
作者 | |
演 |
仮面ライダーBLACK
仮面ライダーBLACK | |
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身長 | 198.7 cm[1][2] |
体重 | 87.0 kg[1][2] |
ジャンプ力 | ひと跳び30 m[1][2] |
潜水時間 | 10分[1][2] |
南光太郎が変身を遂げるキングストーン〈太陽の石〉を体内に有したバッタの遺伝子を大神官ダロムによって埋め込まれた世紀王。生体改造人間の王に君臨する存在でありブラックサンの名を取る。肉体への改造が施された後、信彦の実父である秋月総一郎の妨害によって脳改造の寸前で脱出に成功し、人類を護るために仮面ライダーBLACKを名乗って[1][注釈 1]暗黒結社ゴルゴムに孤独な闘いを挑む。バッタがモチーフとされる。
序盤は人知れず戦闘を重ねていたが、徐々に世間へも認知されていった[注釈 2]。終盤では人類の生死を託される唯一無二の存在にまで昇りつめ、彼の死は人々を意気消沈させ、また復活は生きる希望を与えた[注釈 3]。
ライダーパンチで殴打した後、すぐさまライダーキックで蹴り抜く連続攻撃を必殺技としてゴルゴム怪人を撃破する。
『RX』へは『BLACK』の映像を流用した回想シーン以外には登場していないが、第1話開始直後に変身ポーズを取っている。ジャーク将軍に変身機能を封じられ宇宙へ駆逐されるが、結果的にそれがRX誕生に繋がった。
主要関節部から露出したバッタ男の表皮である改造筋肉フィルブローンは常人の30倍の力を発揮し[3][2]、超聴覚センシティブイヤーは500メートル先の囁き声を聞き取ることができる[3][2]。マルチアイはテレスコープ(望遠)・ブロードサイト(広角)・ノクトビジョン(暗視)の能力を有し[3][2]、主に敵の動きや弱点を見抜くために使われ、ロードセクターのコンピューターと連動させることで透視や部分拡大させることや、光太郎の姿のままでも使用が可能。
変身ベルトには特定の名称が付けられていない。
- 変身プロセスは以下の通り。
- また、ジャンプ中に一定の動作をとりつつ「変身」の掛け声で変身することもできる。
- 肉体が徐々に変化していく変身シーンは、石ノ森章太郎が『仮面ライダーアマゾン』で構想していたイメージを踏襲している[9]。
- 主な必殺技
-
- バイタルチャージ[10][2] / キングストーンフラッシュ[10]
- ファイティングポーズを取ることで、エナジーリアクターを回転・発光させて、キングストーンが生み出す体内エネルギーを細胞各所に増幅・充填し、さらに攻撃の威力を上昇させる[3][注釈 6]。戦闘を重ねるたびに能力を上昇していたが、クジラ怪人が有する命のエキスの摂取により数倍のパワーアップを遂げる。
- 身体に付着した粘着物を払拭する、敵の幻術を破る[10]、呪縛の打破[10]、敵のエネルギー攻撃を跳ね返す[10]、強烈な閃光で敵を眩惑するなどの多彩な使用法がある。
- 第49話ではダロムの破壊光線との撃ち合いでダメージを与えた。最終回(第51話)ではシャドームーンのシャドーフラッシュに隷属させられたバトルホッパーを解放した。劇場版2では亡霊世界に閉じ込められたロードセクターを現実世界に呼び戻した。
- ライダーパワーフラッシュ
- ジャンプした後空中からキングストーンフラッシュを放つ。
- ライダーキック[11][12]
- 足先にキングストーンエネルギーを集中させて30メートル以上ジャンプし、右足先にエネルギーを集中させ、30センチメートルの厚さの鉄板を貫通させる破壊力を生み出し、繰り出す跳び蹴り。空気との摩擦で足先が赤熱発光するほどのスピードである[11][2]。ほとんどの戦いでとどめに用いられたBLACK最大の必殺技。
- 第13話よりキックの前に身体の屈伸の反動が加わり、威力が3倍になった[注釈 7]。さらにバイタルチャージによって威力をより強化できる。第18話では剣聖ビルゲニアの盾・ビルテクターにほぼ完全に防がれたが、第28話ではこれを損傷させ、かつビルゲニア自身にもダメージを与えるなど、その後も威力の向上が見られる。
- 一度だけではあるが怪人相手以外にも使用しており、第25話にてビルゲニアが搭乗したロードセクター対抗用のバイク・ヘルシューターを一撃で全損させた[注釈 8]。
- 『仮面ライダーバトル ガンバライド』ではブラックキックの名称が付けられている。
- バリエーション
- 様々なバリエーションがあるが、ライダーキックでまとめられている。
- ライダーパンチ[11][12]
- 右の拳にキングストーンエネルギーを集中させ、相手に突撃するようにジャンプして繰り出す必殺パンチ。主にライダーキックへの繋ぎ技として使用するが、一部の敵においてはこの技がとどめとなったこともある[注釈 9]。
- 第13話で従来のパンチをカニ怪人に破られたため、特訓の末にパンチの前に身体の屈伸の反動が加わり、威力が3倍になった[注釈 10]。バイタルチャージとの併用でさらに威力を強化できる。
- ライダーチョップ[11][12]
- 右の手のひらにキングストーンエネルギーを集中させて赤熱発光させ、空中からチョップを決める。直径10センチメートルの鋼鉄棒を切り裂くほどの威力がある[11][2]。主に敵怪人の部位破壊に使用し、初期ではライダーキックと併用している。
- ゲーム『正義の系譜』ではバイタルチャージと屈伸のアクションを混ぜた強化版、および派生技を使用している。
- ライダー投げ[11]
- 敵を抱え上げて地面に叩きつける技。突撃する怪人をいなして巴投げのように投げ飛ばす形も多用する。
- ライダージャンプ[11]
- その場で垂直ジャンプする。バッタ怪人が原型である仮面ライダーを上回るジャンプができる怪人は少なく、回避や状況の立て直しに使われる。身長の約15倍の高さに飛び上がる[15][2]。
- センシティブイヤー[15]
- 500メートル先の囁き声も聴取可能な耳。上下2つの器官で、上部の三角形の穴で通常の音声、下部の四角い穴で超音波を聴きとることができる。
- パワーストライプス
- ベルトからではなく、首周り・手首・足首にある赤と黄のラインから蓄積されたキングストーンエネルギーを放出する。ストライプから全身に行き渡らせ、身体能力や必殺技の威力の上昇、また敵の拘束を解く際に使われる。
- ライダーセンサー[2]
- 昆虫の触角のように可動し、額のアラートポイントと連動して、周囲の空気や熱をキャッチして敵の動きをサーチする。目が見えない状況も敵の動きを捕らえられる。先端で温度、それ以外の部分で匂いや空気の流れ、敵の体温などの探知、敵の位置や動きの分析、周囲の状況を確認することが可能。マルチアイ同様、敵の動きや弱点をつかむために使われたが、使用したのは第18話と第19話の2回のみ。
- サタンサーベル
- ビルゲニアが入手・使用し、その後シャドームーンの手に渡った、世紀王のみが持つことを許される剣。劇中では主にBLACKはサタンサーベルを持つ強敵たちと対峙し苦しめられる立場であったが、本来世紀王であるBLACKもサタンサーベルを使いこなすことができる。
- 最終話では、シャドームーンが手放したところを奪って使用し、シャドーチャージャーを斬りつけ決定的な一撃を与えた。さらに、あらゆる攻撃をバリヤーで防御する創世王を倒す最後の手段として自身も世紀王だったことを咄嗟に思い出し、手許に召喚するとそのまま投げつけて創世王にとどめを刺している。戦いの後、崩壊するゴルゴム神殿を脱出した光太郎の手にあったが、光太郎が空に向かって投げ捨てると、そのまま赤い光の粒子となって消滅した。
- シャドームーンとの決戦後は、サタンサーベルを渡してくれと懇願する瀕死のシャドームーンに迷いながらも渡すという優しさもみせていた。
- 『BLACK』本編でBLACKが武器として使用したのは最終話(第51話)での2回のみ。
- デザイン・造形
- デザインは、原作者の石ノ森章太郎による案を元にバンダイ側によって清書された。石ノ森はBLACKのコンセプトを「仮面ライダー0号」としている[16]。
- 当初は昆虫の特徴を外見に押し出したバッタ男が強化服を纏うという設定であったが[17]、テレビで登場させるにはグロテスクではないかとの意見からスマートなデザインに変更された[16]。石ノ森が描いたデザインには、フィルブローンが描かれていないものもある[18]。黒という色は、当時の流行のデータを基にしており、また原点回帰の意味合いも持つ[19]。石ノ森の世紀王のデザインラフでは体色が緑となっている[20]。
- 胸のマークは蛇とリンゴをモチーフとしている[16]。
- バッタ男はボディも含めた全身が描かれたが実際には頭部のみ造形され、シャドームーンと共用するものとなった[18]。光太郎役の倉田は、自身や岡元と同じ背丈の人物がいなかったため、第1話の撮影当日に急遽自身がバッタ男のスーツを着ることになったという[21]。
- スーツは岡元の身体のいたるところを採寸して造られたものである[22]。変身時の透明になるマスクは合成ではなく、アクリル製のスケルトンマスクをバッタ男のマスクに被せたものだという[23]。当初の撮影用スーツには筋肉組織はなく、ロボットのように艶がある体表で、マスクのクラッシャー部分も銀一色に塗られただけであったが、石ノ森の「もっと生物っぽくしたい」という要望から、筋肉組織を関節部に追加し、艶消しの体表、シャドー吹き塗装が口周りに追加された[24]。
仮面ライダーBLACK RX
仮面ライダーBLACK RX MASKED RIDER BLACK RX[25] | |
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身長 | 198.8 cm[26][27] |
体重 | 88 kg[26][27] |
キック力 | 120 t[28] |
ジャンプ力 | 垂直60 m[26][27] |
走力 | 時速315 km[29] |
水中活動時間 | 30分[26][27] |
仮面ライダーBLACKがパワーアップした姿。クライシス帝国に囚われ、変身機能を破壊されたうえで宇宙空間に放り出された南光太郎が太陽の光を浴びたとき、体内のキングストーンのエネルギーと太陽光のエネルギーが融合してハイブリッドエネルギーを生み出したことにより強化復活を遂げた[30]。
当初は人知れずクライシス帝国と戦っていたが、BLACKの時と同様にやがて世間にヒーローとして認知されていく[注釈 11]。
太陽の子、光の王子の異名をもつ。作中では名乗り以外でフルネームで呼ばれることは少なく、もっぱら「RX」と呼ばれる。稀に「仮面ライダーRX」という略称も用いられる[注釈 12]。一般人からは前作同様、単に「(仮面)ライダー」と呼ばれることも少なくない。
RXへの変身に際して、まず光太郎は「変身!」と発声しながら右手を腰に当て、左拳を顔の高さに構える[30]。次いで右手を天に向けて伸ばしたのち、胸元まで振り下ろして、さらに左へ振る[30]。右手を腰へ戻し、左腕を右横に出してから、両手を最初の位置まで戻して止める[30]。すると光太郎の全身をハイブリッドエネルギーが駆け巡り、ベルトのサンライザーが輝いて、変身完了となる[30]。
BLACKのリプラスフォームより耐久力の増した超強化皮膚RXフォーム[27]で全身を覆い、むき出しだった頸部は新たに生まれたネックガードによって守られている[29]。左胸にあった世紀王の紋章は、太陽光線を受けて「RX」と読める形状のRXエンブレムに変わっており、正義の心と力を表している[29]。
腹部には新たな部位サンバスク[31][27]が備わり、ここで取り入れられた太陽光線とキングストーン=太陽の石との結合反応が生み出すハイブリッドエネルギーによって、BLACK時代をおよそ3倍上回るパワーを発揮するほか、太陽光線を受けることにより、RXの受けたダメージをその場で回復させる[27]。キングストーンも時に光太郎に神託のようにアドバイスを与えることもある(第2話・第16話)。防御力もBLACK時より強化されており、絶対零度から6000℃までの高熱に耐え、その他の様々な攻撃に対しても強い耐性を見せるが、極端にダメージを受けるとサンバスクから煙が出て太陽エネルギーが不足する[27]。
怪魔界など太陽光線の差し込む期間が限られるような場所で変身の制限を受けるという弱点が、序盤は特に強調されていたが、後に夜間でも支障なく変身している描写が見られるようになった。また、もう一つの致命的な弱点として、リボルケインを生成する際に、キングストーンが無防備になる点がある。この他にもサンバスクを破壊されると能力が一時的に大幅な減退を見せるが、太陽光線とキングストーンのエネルギーによって再生する描写が見られた。
映画『仮面ライダー世界に駆ける』では、クライシス帝国が過去に侵入したことで、BLACK RXが太陽の光を浴び、RXに進化する前に戻されたため、BLACKの姿に変えられたが、時間を超えてRX・ロボライダー・バイオライダーが現れる。
- 太陽光線をエネルギーとするという設定は、時代に通用するヒーローとするために太陽電池など当時の最新技術から取り入れられた[19]。
- スーツアクターの岡元次郎は、ブルース・リーやスタン・ハンセンのイメージから、決めポーズでは人差し指と小指を立てている[32]。当初はカメラマンの松村文雄から「女のようだ」とたしなめられていたが、岡元はこれを押し通し定着させた[32]。
- 専用ツール
-
- サンライザー[27]
- 変身ベルト。サンバスクによって変換されたハイブリッドエネルギーを全身に送り込み、光太郎をRXへと変身させる[29]。
- 変身時には第4話まではベルトの発光部分が赤く回転・点滅するエフェクトだが、第5話から、一方の発光部分が太陽が回転するような描写に変更された。
- 内部のキングストーンに怒りや哀しみのエネルギーが注がれることで、RXをバイオライダーやロボライダーに変身させ、形状も変化するが[33][34]、その際も名称は同じである[35]。
- リストビット[31][27]
- 左手首に装着している特殊ブレスレット。テレパシーを増幅し、専用マシンを呼び寄せる[31]。
- ロボライダーやバイオライダーでも装備されているが[35]、中心メカ以外のブレスの形状は異なる[33][34]。
- 玩具「アクションコントロール DX変身ベルト」では、リストビットに内蔵された振動センサーによって起動電波を発信し、サンライザーの変身ギミックを作動させる仕組みになっている[36]。
- リボルケイン
- サンライザーによって太陽光の粒子を凝縮化することで生成される杖状のスティック[37]。体内のハイブリッドエネルギーによって光の粒子を凝縮することで形成される。RXが「リボルケイン!」と発声してサンライザーに手を当てると、エナジーリアクターの左側から柄が出現する。それを左手で引き抜くと鍔部分の赤い風車リボルジャイロが急速に回転して、光エネルギーの波動に包まれた本体部分が出現した後、右手に持ち替えて扱う[注釈 13][注釈 14]。
- 光エネルギーが青白い波動となって本体を包んでおり、常に輝いている[39][注釈 15]。最終回(第47話)では蛍光灯を用いたプロップが使用された。
- 先端部分でどんな硬い物質も一撃で貫くほか、刀のように振るえば物体を切断できる[39]。伸縮自在のため、鞭のように変化させることも可能[37][39]。さらに先端から光弾を発射する機能も有するが[39]、本編での使用例はない[注釈 16]。
- 使用者の成長に応じて進化する性質を備えており、RXがロボライダーやバイオライダーに姿を変えると、それぞれの専用武器に変化する[40]。
- RX以外の者に使用可能か否かは不明である[41]。
- 必殺技や能力
-
- リボルクラッシュ[出典 1]
- リボルケインで敵を突き立て、ハイブリッドエネルギーを体内に拡散させて充填ピークとともに内部爆発させる、RXが最も多用した技にして最強の必殺技[37][27]。ただし、劇中における技名呼称はなし。
- エネルギーの奔流により、敵を貫いた先から火花が噴出する[26]。標的からリボルケインを引き抜いた後にRXは標的から間合いを置き、リボルケインで「R」の字を描くように見得を切り、最後にリボルケインを振り下ろすタイミングで標的は爆死する。
- 高空にジャンプし、急降下とともに突き刺す、アクロバッターに乗って加速をつけて突き刺す、離れた敵に投げつけて貫くなどのバリエーションがある。
- 初披露時からクライシス皇帝との最終決戦に至るまで、ほぼすべての怪魔戦士を一撃で葬ってきたリボルクラッシュだが、光エネルギーの波動をものともしない強固な肉体の最強怪人グランザイラスには片手でつかみ取られており、これが唯一の防がれた例となった[39]。
- 後年の客演では使用されてこなかったが、『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』で本編以来26年ぶりに使用した[注釈 17]。
- RXキック[37][42]
- BLACK時代のライダーキックの3倍以上の威力を持つ[37]高空からの必殺キック。空気との摩擦で足先が発光していたBLACKのライダーキックと同様、両足先が赤く発光するが、大きな違いは両足で蹴り込むようになったことと体内のハイブリッドエネルギーを打ち込む点。地面を右手で叩き、後ろ向きの宙返りの後に繰り出す、身体にひねりを加えて放つ、またはこれらの動作をすべて組み込み使用するなどのバリエーションが存在するが、劇中での呼称は「RXキック」で変わらない[注釈 18]。リボルクラッシュの繋ぎ技として使用されたが、ガテゾーンとの最終決戦では、とどめの一撃となっている。背面や反転して蹴りこむ場合もある[43]。また、足先を発光させない通常攻撃のキックでも、RXは基本的に両足で蹴り込むが、右足で蹴り込む場合もある。
- RXパンチ[出典 2]
- BLACKが放つライダーパンチの3倍の威力を持つ[42]。両手で繰り出すダブルパンチはさらに強烈で、重量級の怪魔ロボットを10メートルも吹き飛ばせる[44]。
- RXチョップ[42][27]
- BLACKが放つライダーチョップの3倍の威力があり、敵の武器を破壊する際に多用された[44]。
- RX投げ[37](RXシュート[45])
- 自身よりも重い敵を怪力で100m以上敵を背負い投げや回転投げで投げ飛ばし、地面に叩きつける技[37]。
- マクロアイ[31][27]
- BLACKのマルチアイが強化された両複眼。マルチアイの望遠、広視界、暗視の他、赤外線機能も備わっている[27]。第42話ではゲドルリドルがエネルギーを補充する際の隙を見切る形で使用された。
- ソーラーレーダー[27]
- 額の中央ランプサイコインジケーターと連動し、電波や音波の探索のほか、水源地や震源地の情報も探知する[27]。
- キングストーンフラッシュ
- BLACKから引き続いて使用できる、サンライザーからキングストーンエネルギーの閃光を放出する技[44]。
- 幻術・妖術を打ち破る機能は健在で、第40話では幽霊に化けたチャップの正体を暴いた。第21話や第27話などではサンライザーからの発光によって敵の実体を暴いたり、閃光で敵を怯ませたりしている。
- 再生能力
- 太陽の光の下で戦う場合、任意のタイミングで身体を一気に回復させる能力。
- RXを太陽の子たらしめる最大の特徴で、劇中でも幾度と無く使用されており、RXがピンチに追い込まれて大ダメージを負った際、大抵この能力によって形勢を逆転させている。
- 太陽エネルギーを蓄積するサンバスクの機能とされていたが、番組後半では、サンバスクが破壊されても太陽光とキングストーンの能力で回復するようになっていた。
- デザイン・造形
- デザインは、石ノ森章太郎による案を元にバンダイ側によって清書された。BLACKのデザインワークが生物的なアプローチから始まったのに対し、RXではヒーロー性がより強く追及された[46]。
- 特撮分野に留まらず幅広い方面にデザイン発注されており、原案スケッチ段階ではロボット風のもの、ハチやシャチをモチーフとしたもの、全身にソーラーパネルを備えたものなどがあった[47]。後に仮面ライダークウガ ドラゴンフォームで実現することになる、カンフーアクションタイプのライダーもこの時点で複数確認できる[48]。
- 石ノ森が描いたデザインでは、マクロアイが小さく描かれており、原作版の『Black』を彷彿させるものとなっている[49]。また、デザイン画ではソーラーレーダーがマクロアイから直接伸びている意匠となっている[18]。
- また、サンライザーは赤い円形部分、いわゆる「タイフーン」を2つ並べた形状をしているが、これは石ノ森章太郎によるRXのラフスケッチ段階で既に見られる[46]。しかし正式決定に至るまでには数多くの検討が重ねられており、開閉ギミックの搭載や、仮面ライダーアギトの「オルタリング」に似た3連タイフーン型も考えられていた[50]。
- BLACK RXのスーツアクターを務める岡元次郎は、首を動かすと上体も付いてきたことから、振り向いた際にそこをどう見せていくのが難点であったとしている[38]。
ロボライダー
ロボライダー | |
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身長 | 198.8 cm[51][33] |
体重 | 88 kg[51][33] |
キック力 | 120 t[28] |
ジャンプ力 | 48 m[51][33][注釈 19] |
水中活動時間 | 30分[51][33][注釈 20] |
耐火力 | 3,000度 |
『RX』第15話から登場する形態。怪魔ロボットデスガロンによって佐原ひとみの命を目の前で奪われた[注釈 21]際の深い悲しみに呼応したキングストーンが変身を可能とした[53]。
哀しみの王子の異名を持つほか、第25話からは炎の王子を名乗る[53]。テレビシリーズでの登場回数は19回[注釈 22]。
2段変身に際して、RXが両腕を下げて力を込めると、サンライザーが輝く[53]。次いでサンバスクから放たれる青い光が全身を覆い、黄色の光が体表を走って、変身完了となる[53]。このようにRXの姿を経てロボライダーとなるのが基本であるが、例外的に第35話では、南光太郎が極端に簡略化された変身ポーズを取り、直接ロボライダーへと変身した[53]。
黒と黄色を主体としたボディカラーを特徴とし、胸の紋章は「R2」もしくは「Rr」と読める形に変化している。ボディが耐熱・耐衝撃性に優れた金属質の装甲ロボフォーム[51][33]に変化し、敏捷性には欠けるが、両肩の黒い肩パッド状の部位ソリッドガード[33]によって、RXを上回る1.2倍の防御力と剛力を発揮する。それを生かしたパワフルな肉弾戦や、ボルティックシューターを使っての射撃戦を得意とする。頭部には様々な索敵機能が備わっており、炎をものともしない超視覚機能を持つビスタアイ、敵の弱点を見抜く額のランプビートインジケータ、磁力波を感知する触角状の高性能アンテナメタルレーダーを持つ[33]。弱点は前出の跳躍力と行動速度の低下の他、ボディが金属分子を含むため、強い磁力によって動作が阻害されることがある。
- 特撮ヒーローとして、初の本格的なフォームチェンジであり[18]、歴代仮面ライダー史上、初めて専用の銃を装備したライダーでもある[54]。
- 「哀しみの王子」たるロボライダーの頬には、涙を思わせるラインが描かれている[55]。デザイン画では、ボルティックシューターのホルスターが右脚に描かれ、左胸のエンブレムもない[18]。
- スーツアクターの岡元は、RXとの動きに変化をつけるため、直線的で機械のようなロボットらしい硬い動きのアクションにしているという[22][38]。
- 専用ツール
-
- サンライザー(ロボタイプ)[56]
- 変身ベルト。4つの組み合った歯車を内蔵している[56]。
- ボルティックシューター[33]
- リボルケインが変化した、高出力のレーザー銃[57]。「ボルティックシューター!」と発声し、右大腿部付近で光の粒子を結晶化させて出現する[注釈 23]。
- ロボライダー初登場の第15話にて、RXの力では破壊できないとされた神殿牢獄の扉をやすやすと破壊する威力を見せた。第43話では、クライシス帝国きっての銃の名手ガテゾーンとの銃撃戦で撃ち勝っている。
- グリップ内部のバッテリーパックには、ロボライダー自身のエネルギーが尽きない限り、絶えることなく光エネルギーが補充される[41]。銃身下部の照準器レーザーサイトは、ロボライダーの頭脳と連動しており、命中率は100パーセントを誇る[41]。グリップ部のボタンを押すことで、連射、拡散、熱線、火炎放射など、射出する光エネルギーの種類や威力を自在に変化させることができる[41]。
- 第46話にて、ジャークミドラとの戦闘でロボライダーが落とした際に茂が拾って発射したことがあったが、専用使用者以外の手で扱われたためか、威力や命中率は通常時より著しく劣っていた[41]。
- デザイン画では、グリップ部分は取り外しが可能なバッテリーとなっていた[18]。
- 必殺技や能力
-
- ハードショット[出典 3]
- ボルティックシューターの破壊光弾で敵を撃ち抜くロボライダーの必殺技。グリップ部のボタンで破壊光弾の太さを4種類に変えることや連射が可能。初期には決め技として何度か用いられた。第19話を最後に決め技としての使用はなく、ボルティックシューターはもっぱら敵にダメージを与えるために使われていた。
- ロボパンチ[出典 4]
- 「RXパンチ」の1.2倍の威力を持つ[51][33]、ロボライダー形態でのパンチ。両拳によるダブルパンチ[59]を打ち出すことが多い。
- 炎のエネルギーを吸収し、パンチの威力をさらに高めることもできる。こちらはメタヘビー戦にて使用。
- ロボキック[60]
- 全身の力を足に込め、強烈なキックを放つ[60]。
- 一般的なライダーキックが、ジャンプにより威力を増幅して放たれるのに対し、怪力のロボライダーは跳躍せずに蹴り込む[61]。
- 瞬間変身
- 光太郎は通常RXに変身してからロボライダーへと変身するが、瞬間的にロボライダーに変身し、ただちに元の姿に戻ることもできる。このプロセスはクライシス帝国の怪人たちにも知覚できないほど瞬時に完了する。第20話でこの能力を利用して攻撃を防ぎつつ、絶命を装ってビャッ鬼の目を欺いた。
- 他にも設定のみだが、瞬間的な加速攻撃[62]やコンピューターへの超高速リンクが可能[62][63]。
バイオライダー
バイオライダー | |
---|---|
身長 | 198.8 cm[64][34] |
体重 | 88 kg[64][34] |
キック力 | 140 t[28] |
ジャンプ力 | 72 m[64][34] |
水中活動時間 | 無限[64][34] |
『RX』第17話から登場する形態。マリバロンの卑怯な策略により、茂と霞のジョーが処刑されそうになる中、ロボライダーでも脱出不可能な強力な電磁力を発生させる処刑室に閉じこめられた際、激しい怒りに呼応したキングストーンが変身を可能とした。
怒りの王子の異名を持つ[65]。テレビシリーズでの登場回数は19回[注釈 24]。
2段変身に際して、RXが両腕を交差させてから下ろすと、光が発生する[65]。次いでサンバスクから放たれる青い光が全身を覆い、変身完了となる[65]。各形態の切り替え、いわゆるフォームチェンジは任意であり、RXの姿を経由せず、バイオライダーとロボライダーを相互に変身することもできる[65]。なお、バイオライダーはRXの体内組織を変化させた姿であるため、南光太郎からの直接変身は理論上できない[65]。ただし第41話では仲間たちの念動波のエネルギーを受けて、第45話では的場響子の「命の水」を得ることで、それぞれ光太郎から直接変身を遂げている[65]。
全身を青い皮膚バイオフォームに包んでおり[66]、胸の紋章は「R3」もしくは「RB」と読める形に変化している。身体が液体分子構造を有しており、弾丸やレーザーなどあらゆる物理攻撃、念力などの超能力も一切受け付けない。パワーは劣るが、腹部の赤い人工腹筋サブマッスル[34]によって身軽で瞬発力を生かした素早い動きが可能となり、ロボライダーとは対照的な俊敏な戦法を得意とする。また、水中での活動時間が無制限という特性もあるが[64]、劇中でこれを活かす機会はなかった[66]。頭部には様々な索敵機能が備わっており、汚濁した水中でも先を見通せるフレックスアイ、動植物の意志や生態を解析する額の中央ランプルミナスインジケータ、海中で威力を発揮する触角状のソナーアクアレーダーを持つ[34]。
他の2形態に比べると熱攻撃に弱い[34]。本編ではシャドームーンがシャドービームで周辺地面を高熱化させるという方法で、ゲル化しているバイオライダーにダメージを与え、変身解除させている。
- デザイン画では変身ベルトのバックルも含めて金だったが、ベルト部分のみ銀に変更となった[18]。
- スーツアクターの岡元は、RXとの動きに変化をつけるため、液体をイメージした柔らかくしなやかな動きのアクションにしているという[22][38]。
- 専用ツール
-
- サンライザー(バイオタイプ)[66]
- 変身ベルト。RX時から形状は変化しているが、エネルギーを供給する役割は同じである[67]。
- バイオブレード[34]
- リボルケインが変化した、鋭利な刀剣[64][57]。「バイオブレード!」と発声し、左腰付近で抜刀の仕種をすることで形成される。
- 柄の上部にある赤いエネルギーチャージボタンを押すと、刀身に光エネルギーを纏わせ、切れ味を上昇させる[41]。また、光エネルギーを変化させれば、先端からビームを放ったり、盾のように扱うことも可能である[41]。
- 刺突に優れるリボルケインに対して切断能力に優れ、リボルケインではめったに行われない剣戟や斬撃はおおむねこのバイオブレードで行う。終盤では液化状態から実体化した時点ですでに抜刀していて、そのまま間合いから斬撃を決める戦法も用いた。
- バイオライダー以外の者に使用可能か否かは不明である[41]。
- 必殺技や能力
-
- バイオパンチ[69]
- 秒間に50発以上のパンチを打ち込む。
- バイオキック[69]
- 超高速でキックを放つ[69]。
- バイオチョップ[69]
- パワーとスピードを兼ね備えたチョップを放つ。
- スパークカッター[出典 5]
- バイオブレードのエネルギーチャージボタンを押し、刀身に青く発光させた光エネルギーを纏わせ、逆袈裟に敵を両断する必殺技。止めの一撃として使用するほかに連続での斬撃も可能。第45話では霊界怪人軍団(8体)を全滅させている。技名の呼称は無い。
- 漫画『宇宙の11 仮面ライダー銀河大戦』ではゴッド将軍を刺さったバイオブレードで切り上げて倒した技がこう呼ばれた。
- 液化・ゲル化[71](バイオアタック[68][34])
- バイオライダー最大の特徴である、バイオフォームの体細胞組織を液体ないしはゲル状に変化させる能力。自在に宙を飛び回ることもできる。
- 液化しているために物理的な攻撃でその肉体を傷付けることは難しく、その特性を活かして敵の攻撃を回避する・僅かな隙間から脱出や潜入を行う・拘束状態から離脱するなどの使用法がある。また、身体を水の粒子のレベルにまで分解し、その状態から復元することも可能。
- 液化とゲル化はRXやロボライダーの状態からでも瞬時に可能。またゲル化からいきなりRXキックを放ち、そのままRXの姿になって戦うなど、特にバイオライダーへの変身を介さずとも自在にゲル化する描写がある。
- この状態で宙を飛び回り、高速で敵に体当たりするバイオアタック[42][注釈 25]は高い攻撃力を誇る。
- 抗体物質精製[34]
- 体内に取り込んだ毒素の抗体物質を精製する能力。第18話では、この能力によってムサラビサラの毒に対する解毒剤を作り出した。
- 細胞融合
- 自らの身体を細胞レベルにまで分解して、通常の人間の細胞と一体化する能力。その人間に超人的な戦闘能力を与えることが可能。他人の身体を乗っ取る行為であるため人道的観点から使用を控えていたが、第36話にて卑劣なバルンボルンの企みを打ち破るために、プロボクサー沢田の了承を得て使用した。
- ミクロ化[71][34]
- 液化の後、等身大の敵の体内に侵入できるレベルまで身体を縮小することが可能。第45話にて、外部からの攻撃が一切通用しないグランザイラスを倒す最後の手段として使用した。
注釈
- ^ 劇中ではフルネームや「(仮面)ライダー」と呼ばれるが、「BLACK」単体での名称は本編では未呼称。
- ^ 初めて人前で戦ったのは第3話。しかしその際BLACKに救出された子供が、既に名前と存在を知っていた。第18話では、杏子と克美がその存在を周知の事実であるかのように語る場面が存在し、その時点で完全に人々に認知されていることが窺える。
- ^ 復活の報は、アメリカへ渡った杏子と克美にも届いた。
- ^ 文献によってはバッタ人間[5][6]と称している場合もある。バッタ人間はデザイン検討中に石ノ森が描いた変身プロセスのイメージイラストが元となっている[7]。また、仮面ライダー図鑑ではバッタ怪人と称されている[8]。
- ^ その時、主要関節部から変身に使われた余剰エネルギーが蒸気のように放出する[2]。
- ^ 第13話から。威力の上昇と共に、手足先から発する閃光はより激しくなる。だが第1話からすでにバイタルチャージらしき動作を行っており、その際は赤い光がキングストーンから放出されている。
- ^ 書籍によっては強化後を新ライダーキックと表記される[13]。
- ^ ビルゲニアはヘルシューターのコンピューターが狂った直後に危機を察して離れ、難を逃れた。
- ^ 第1話のクモ怪人(全5体のうち4体)、第18話のクロネコ怪人、第28話のコガネムシ怪人(ただしクロネコ怪人については、パンチの直後にビルゲニアが放ったビルセイバーの遠隔攻撃で体を貫かれたことが最終的な致命傷となった)。
- ^ 書籍によっては強化後を新ライダーパンチと表記される[13]。
- ^ 劇中で初めて人前に姿を見せたのは第3話だが、この時は居合わせた玲子や茂たちは気絶していた。第5話にて玲子によって初めてその姿を目撃されるが、その時点ですでに名前と存在は周知の事実となっていた。
- ^ 第2話、第5話、第29話、挿入歌「戦場のライダーRX」、明治製菓のCMなど。
- ^ この動作について、岡元は初披露がアクロバッターに乗りながらのものであったことから、左手で抜いて右手に持ち替えるものになったといい、それがちょっとしたアクセントになったという[38]。
- ^ 後年の客演ではサンライザーの右側で生成され、直接右手で引き抜くことが多い。
- ^ テレビ本編でもリボルケインの刀身が光っていないシーンがわずかだが存在する(第3話、第22話、第30話など)。またスチール写真などでは、光学合成前の光っていないリボルケインであることがほとんどである。
- ^ ただし、本作品の海外版である『マスクド・ライダー』ではとどめを刺すときに光弾を発射している。
- ^ 『ディケイド』への客演時や『オールライダー対大ショッカー』でも敵に突き立てるシーンはあるが、いずれもリボルクラッシュではない。
- ^ 呼称しないまま使用したことも何度かある。
- ^ 書籍『仮面ライダー画報』では、40メートルと記述している[52]。
- ^ 書籍『仮面ライダー画報』では、90分と記述している[52]。
- ^ 実はRXを陥れるための替え玉だった。
- ^ 第15話 - 第17話、第19話、第20話、第22話、第25話 - 第27話、第31話、第34話、第38話、第40話、第41話、第43話、第45話 - 第47話。
- ^ 初期は胸のあたりに両手を持ってくることで、出現させていた[56]。
- ^ 第17話、第18話、第20話 - 第22話、第26話、第29話、第32話、第33話、第35話 - 第37話、第39話、第40話、第41話、第43話、第45話 - 第47話。
- ^ 技名の呼称は第22話のみ。
- ^ a b c d 資料によってはcm表記[87][88]。
- ^ 第21話で、タマムシ怪人のクローン虫に乗っ取られ暴走しているバトルホッパーの代わりに、BLACKはロードセクターで砂利の斜面を登ろうとするが、悪路走破性の悪さから登れなかった。
- ^ 第12話、第21話、劇場版2の計3回。
- ^ 第13話では、アンテナのセンサーを駆使して、フラーミグラーミが実体化する位置とタイミングをRXに伝達した。
- ^ a b 第11話では、手負いの状態で戦いに向かおうとする光太郎を止める際、彼を憂うる感情から、周囲の機械に影響を及ぼす念波を発していた。
- ^ 最終回(第47話)ラストでは光太郎がRXになると同時にアクロバッターに変化している。
- ^ 起動直後はRXに「おまえの同志」と宣言し、第15話で光太郎の呼び出しに応じ怪魔界にやって来たときには、「RXあるところ、ライドロンとアクロバッターあり」と告げた。
- ^ 書籍『仮面ライダー画報』ではRX-7(二代目、FC3S)と記載している[93]。
- ^ 光太郎の父は暗黒結社ゴルゴムのメンバーに入ることを断るなどゴルゴムに反したことから。
- ^ コロコロコミック版では身体強度も桁外れであり、別種の生物との合成による再改造を施された際には合成されようとしたイグアナだけが破裂して死亡し、BLACKは無事だった。
- ^ 小説『仮面ライダーBLACK MADソルジャー計画』ではインテリな雰囲気が苦手であるという描写もなされた。
- ^ 第2話の劇中で俊吉は「見るも無残なくらい疲れていた」と語っている。
- ^ 死んだと思っていたシャドームーンを前にした時には敵対していたと分かっていながらも我を失い夢遊病者のように迂闊に接近したり、戦闘中にいつもなら取れる受身すら取れないほど動揺していた。
- ^ この時点での変身機能はまだBLACKのまま。
- ^ その時もバレないように、人の所有物であるサボテンを盗まれたことにして、あろうことかゴミ箱に捨ててしまおうとする図々しくもしたたかな一面まで見せた。
- ^ a b c 作中、明確に別人物とされる描写は無いが、『クライマックスヒーローズ』のように同一の声優を起用している作品から『仮面ライダー大戦』のように別の声優を起用している作品まで存在する。
- ^ 仮面ライダーW東映公式サイト・最終話(第49話)紹介ページや『運命のガイアメモリ』メイキングより。
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出典(リンク)
- 1 仮面ライダーBLACK (キャラクター)とは
- 2 仮面ライダーBLACK (キャラクター)の概要
- 3 『仮面ライダーBLACK SUN』
- 4 専用マシン
- 5 南光太郎
- 6 その他の登場作品
- 7 仮面ライダーBLACKを演じた人物
- 8 関連キャラクター
- 仮面ライダーBLACK (キャラクター)のページへのリンク