フギンとムニン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/10 23:59 UTC 版)
フギンとムニンはオーディンへ様々な情報を伝えるため、世界中を飛び回っている。
『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』第38章での記述によると、二羽は夜明けに外に出され、情報を集めてから夜に帰ってくる。そしてオーディンの肩に留まり、その耳にニュースをささやくという。オーディンを指すケニングの一つに「鴉神」があるのは、このワタリガラスの存在による[1]。
『古エッダ』の『グリームニルの言葉』第20節(古ノルド語)では、オーディンの口から「フギンとムニンが毎日世界中を飛んでいるが、戻ってこないことを心配している」といった趣旨のことが語られている[2]。
- 1 フギンとムニンとは
- 2 フギンとムニンの概要
- 3 脚注
固有名詞の分類
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