ドラえもん のび太の創世日記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/04 06:27 UTC 版)
舞台
- 新地球
- ドラえもんとのび太がひみつ道具「創世セット」で作り出した、もうひとつの地球。現実世界の地球に似た地形で、よく似た歴史を辿っている。また、「京東」「カメリア」「キリギス」などよく似た国家や都市が作られている。地上では人類が文明を築いているが、内部は空洞で昆虫人による文明が築かれている。のび太の力量なのか、この世界の太陽は本物より少しだけ小さいらしく、そのせいもあって極地が占める面積が本物より広く、30年に1度ほどの割合で異常気象に見舞われている。
作中に登場する生物や都市
生物
- サンクタカリス
- ドラえもんたちが海の中を観察している際に発見している。紫色の捕食者として当時するが、アノマロカリスに捕食される。
- アノマロカリス
- ドラえもんたちが海の中を観察している際に発見している。カンブリア紀の海のシーンで最後に赤い色をした捕食として登場している。
- ピカイア、オパビニア、アランダスピス、ドレパナスピス
- 漫画版のみ登場。海の世界を映し出す際に映る。
- コッコステウス
- 水中カメラのモニターに映り込む黄色の色をしている。
- ユーステノプテロン
- つかみ取りバズーカーによって、釣り上げられた古代魚。進化退化放射線を撃たれたことにより、進化の速度が更に進む。
- イクチオステガ
- ユーステノプテロンが進化した姿。ユーステノプテロンを進化させた次の日の朝に陸に上がり、2人が喜ぶ。
- コエロフィシス、カマラサウルス、ステゴサウルス
- モニターのカメラに映り込む。映画製作当時の研究事情もあり、コエロフィシスはS字の姿をしていない。
- セイスモサウルス、ティラノサウルス
- のび太が新世界の地球で遭遇した恐竜たち。
- マンモス
- 石器時代に登場する。子供がノンビたちに似た少年襲われノンビたちを追いかけたがドラえもんたちの手助けによって危機を回避する。
- 昆虫人
- 後述記載をする。
都市
- 日本に似た国
- 現実の日本とほぼ同じ文明の進化を辿った国。形状も日本列島に似ている。
- 中世の世界
- 各地で宗教戦争が起こり、ペストのような感染症も蔓延している。
- カメリア、キリギス
- 近代の世界で確認された先進国。
- 昆虫世界
- 南極の大穴から繋がる地下空洞に広がる世界。地上を追われた昆虫人が逃れ、ここで独自の進化を遂げた。地下でありながら明るく、地表とは反転した重力を持つ。
声の出演
- ドラえもん - 大山のぶ代
- のび太 - 小原乃梨子
- しずか - 野村道子
- ジャイアン - たてかべ和也
- スネ夫 - 肝付兼太
- のび太のママ - 千々松幸子
- のび太のパパ - 中庸助
- 出木杉 - 白川澄子
- しずかのママ - 松原雅子
注釈
出典
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)544頁
- ^ 掲載時には「大長編シリーズ15作記念作品」と冠されていた。
- ^ てんとう虫コミックス第5巻、藤子・F・不二雄大全集『ドラえもん』第3巻収録
- ^ a b c 藤子・F・不二雄大全集 大長編ドラえもん第6巻「のび太の創世日記」あとがきにかえて「構想が限り無くふくれあがる創世テーマ」より
- ^ 植草信和(編)「日本映画紹介」『キネマ旬報 No.1160(1995年5月上旬号)』第1974巻、株式会社キネマ旬報社、1995年5月1日、182頁、doi:10.11501/7906237、ISSN 1342-5412。
- ^ a b 藤子・F・不二雄『映画ドラえもん のび太と銀河超特急』 下、小学館〈てんとう虫コミックスアニメ版〉、1996年8月25日、129頁。ISBN 978-4-09-149204-3。
- ^ 「映画ドラえもんタイムシアター 1996年「のび太の銀河超特急」」『ぼく、ドラえもん』第22号、小学館、2005年1月、26頁、全国書誌番号:20729503。
- ^ 藤子・F・不二雄大全集大長編ドラえもん第6巻 584頁-588頁 むぎわらしんたろう解説「憧れの人と過ごした幸せな時間」
- ^ 「映画ドラえもんタイムシアター 1995年「のび太の創世日記」」『ぼく、ドラえもん』第24号、小学館、2005年2月、26頁、全国書誌番号:20741122。
- ^ 『QuickJapan』64号、太田出版、2006年
固有名詞の分類
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