ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII 登場人物

ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 07:52 UTC 版)

登場人物

プレイヤーキャラクター

ヴィンセント・ヴァレンタイン (Vincent Valentine)
- 鈴木省吾
本作の主人公。元・神羅製作所総務部調査課(通称タークス)のガンマンで、ジェノバ戦役の英雄のひとり。宝条によって肉体を改造され、過去と自分の肉体にある「罪」を償うため神羅屋敷の地下で眠りについていた。本作より3年前、クラウド達と行動を共にして「星」を救った英雄の一人となった。今回の物語で自分の過去とカオス、そしてルクレツィアの真実を知ることになる。
ケット・シー (Cait Sith)
声 - 石川英郎
リーブが操るロボット。猫のぬいぐるみのような姿をしている。同じ機体が複数あり、関西弁に似た言葉を話す。戦闘の際はデブモーグリの機体を操っているが、本体は非力なため、戦士としての能力は低い。
マルチプレイヤーモードのプレイヤー(デフォルト名なし)
マルチプレイヤーモードでユーザーが操作するキャラクター。性別はユーザーが選ぶことができる。記憶を失っているため、「ディープグラウンド」の地に赴いた理由などを覚えていない。新たなDGソルジャーとなり、様々なミッションをこなす。

世界再生機構

通称"WRO"(World Restoration Organizationの略、北米版表記は"World Regenesis Organization")。ジェノバ戦役の英雄の一人であるリーブが、星を再生するために設立した組織。「星に害をなすものと戦う」という名目を掲げ軍隊化した。「星に償いをしたい人」から出資を受けている。当初は年齢制限がなかったが、小説『On the Way to a Smile』で『FFVII』より4年後(本作から1年後にあたる)のデンゼルとの会話を機会に「子供は軍隊には入れない」事になった。

リーブ・トゥエスティ (Reeve Tuesti)
声 - 銀河万丈
元神羅カンパニー都市開発部門総括で、ジェノバ戦役の英雄のひとり。現在はWROの局長として活動しており、厄介事を嫌うヴィンセントを無理矢理説得して今回の事件に引き込む。無機質を操ることができる「インスパイア」という異能力を持ち、この能力を使って3年前はケット・シーとして間接的にクラウド達と行動を共にした。
シャルア・ルーイ (Shalua Rui)
声 - 浅川悠
WRO技術部の科学者。ソルジャーの素質を見出され神羅に連行されたシェルクを探し続けている。その結果危険に身を晒され身体や内臓の一部を人工物にして暮らすこととなる。『BC FFVII』ではタークスと遭遇している。
ユフィ・キサラギ (Yuffie Kisaragi)
声 - かかずゆみ
ウータイ出身の忍者娘で、ジェノバ戦役の英雄のひとり。『DC FFVII』では強引にWROに入隊しており、WROの諜報活動担当としてヴィンセントをサポートする。
WRO隊員達
様々な隊員がヴィンセントをサポートし、時に救出される。主な人物に、ペットの川チョコボを「ボコ」と名づけた女性隊員(彼女いわく伝統のある名前だという)や、かつてハイウィンド号のクルーだった男性隊員などがいる。
WRO隊長(声 - 郷里大輔)とWRO副長(声 - 冬馬由美)は、共に同じ部隊の隊長・副長を務めている。2人の属する部隊が、激戦を耐え抜き疲労していた時、WRO隊長はヴィンセントの言葉を飲み、戦いの全てを彼に託した。
WRO副長はミッドガル七番街スラムの出身であり、幼少の頃は兄とよく列車墓場で遊んでいたという。兄は反神羅組織に身を費やし、プレート落下により死亡した。その兄とはアバランチのメンバーであると考えられるが、WRO副長は反神羅組織が「アバランチ」であるとは特定していない。

WRO協力者

シド・ハイウィンド (Cid Highwind)
声 - 山路和弘
ジェノバ戦役の英雄のひとり。リーブの出資する飛空艇士団の団長で、その見返りとしてWROに協力している。『FFVII』では飛空艇の艇長としてクラウド達と行動を共にし、今作ではシエラ号の艇長としてヴィンセント達をサポートする。
クラウド・ストライフ (Cloud Strife)
声 - 櫻井孝宏
ジェノバ戦役の英雄のひとり。エッジの街で運び屋「ストライフ・デリバリーサービス」を運営している。
ティファ・ロックハート (Tifa Lockhart)
声 - 伊藤歩
ジェノバ戦役の英雄のひとり。エッジの街でバー「セブンスヘブン」を経営しており、クラウドとデンゼルとマリンと暮らしている。
バレット・ウォーレス (Barret Wallace)
声 - 小林正寛
ジェノバ戦役の英雄のひとり。元はコレルの炭鉱夫であったが、現在は魔晄に代わるエネルギー資源の採掘に精を出す。

ディープ グラウンド ソルジャー

通称はDGソルジャー、DGS(Deepground SOLDIERの略)。ディープグラウンドで作られたという意味でDGとも通称される。ソルジャーの研究施設「ディープグラウンド(略称はDG)」の産物であり、ここではあらゆる倫理が無視され、様々な人体実験が行われていた。中でもエリート集団は「ツヴィエート(Tsviet)」(ロシア語で色 (цвет) を意味する)と呼ばれている。

シェルク・ルーイ (Shelke Rui)
声 - 折笠富美子
本作のヒロイン。通称「無式のシェルク (Shelke the Transparent) 」。ネットワークに潜行する特殊能力「センシティブ・ネット・ダイブ(Sensitive Net Dive、略称SND、北米版の表記は"Synaptic Net Dive")」を持つ。マルチプレイヤーモードではSNDの他に自分と相手の式を自在に操る「テクニカル・キャンセル」と言う能力を披露している。放電する2本の槍を得物として戦う。また、体内にはSNDによってルクレツィアの断片を宿していてしばしばその影響を受けている。シャルアの妹で実年齢は19歳であるが、実験の影響で見た目は幼く見える。後にヴィンセント達の仲間となる。名前はウルドゥー語でオレンジ色を意味する。
アスール (Azul)
声 - 玄田哲章
通称「蒼きアスール (Azul the Cerulean) 」。非常に好戦的な性格で凄まじい怪力を持ち、戦車砲をも軽々と持ち上げる。またベビーモスのようなモンスターに変身する能力を持ち、人間時よりもさらに強力な力を解放する。古風な言い回しが特徴。『BC FFVII』にも登場している。名前はスペイン語ポルトガル語で青色を意味する。
ロッソ (Rosso)
声 - 田中敦子
通称「朱のロッソ (Rosso the Crimson) 」。残忍な性格で、実験の影響から情緒不安定なところがある。人間の持つ強さを極限に引き出したため人間離れした瞬発力と不死に近い体質を持つ。世界中の人間を皆殺しにするという夢を持つ。中心に銃口があり、左右に刃が伸びたブーメラン状の武器を扱う。名前はイタリア語で赤色を意味する。
ネロ (Nero)
声 - 置鮎龍太郎
通称「漆黒の闇ネロ (Nero the Sable) 」。相手を「闇」に取り込んで消滅させる能力を持つ。紳士的な話し方をする。ヴァイスを兄さんと呼び慕うが、シングルプレイヤーモードでは実兄かどうかは特に語られていない。だが、マルチプレイヤーモードで母親が同じであること、その母親はネロが生み出した闇に飲み込まれたことがわかる。普段は両腕を服で体に縛り付けているが、相手が手強いと拘束を解き、肩から伸びた腕状の翼で二挺の拳銃を扱う。名前はイタリア語で黒色を意味する。
ヴァイス (Vice[3])
声 - 中田譲治
通称「純白の帝王ヴァイス (Vice the Immaculate) 」。ディープグラウンドの頂点に君臨している。本作で仮死状態だったのは、体内に埋め込まれた時限式ウィルスによる事がマルチプレイヤーモードで明かされた。を模したガンブレードに似た武器を2本携えている。名前はドイツ語で白色を意味する。また英語のviceには悪や罪の意味がある。
アルジェント (Argento)
声 - 松田夏穂
マルチプレイヤーモードに登場するツヴィエートで通称「銀色のアルジェント」。銀色の服を纏い眼帯をした女性。アスールと同様に古風な口調で話す。「最強を秘めし最弱」の異名を持つ。武器は大剣。名前はイタリア語で銀色を意味する。シングルプレイモードでは登場しない。
レストリクター (Restrictor)
声 - 緑川光
マルチプレイヤーモードに登場する「ロストフォース(Lost Force)」と呼ばれる、存在しないはずの部隊「ソルジャー第14部隊」の者たち。ヴァイスが統治する以前のDGを支配しているが、DGソルジャーではない。黒いマントを羽織り仮面を被っている。下記のGとの関連は不明。名前は英語で制御因子を意味する。
G
演 - Gackt
「英雄」のプロトタイプと噂される謎のソルジャー。DGに深く関っているとされている。正体は『CC FFVII』に登場したセフィロスの親友であるソルジャー・クラス1st、ジェネシス。ヴァイスとネロの兄にあたる存在とされているのは、彼らを含めるツヴィエートがジェネシスの因子を受け継いだ事によって生みだされた絆を表しており、また「英雄(セフィロス)」のプロトタイプとされているのは、セフィロスを生み出した「ジェノバプロジェクトS」の雛形に当たる「ジェノバプロジェクトG」によって誕生した存在である事を表している[4]
本作ではGの登場場面のみ実写とCGを組み合わせた映像になっている。また後の『CCFFVII』にもジェネシスの声優として出演している。

その他・キーパーソン

ルクレツィア・クレシェント (Lucrecia Crescent)
声 - 夏樹リオ
元神羅カンパニーの科学者でセフィロスの母。ジェノバ細胞の影響や心労が重なり、カオスの泉の水晶の中で永遠の眠りにつく。オメガとカオスの研究をしており、ヴィンセントの体内にカオスを宿す。
宝条 (Hojo)
声 - 野沢那智
元神羅カンパニー科学部門統括。ヴィンセントの肉体を改造した。セフィロスの父。ジェノバ戦役で人としては死亡したが、死亡する直前にネットワークに自身の頭脳をばら撒いており、3年を経てヴァイスを宿主にして復活する。オメガをその身に宿し、星の海へと飛び出そうと考え、そのためにネロらを利用する。
グリモア・ヴァレンタイン (Grimoire Valentine)
声 - 中田譲治
ヴィンセントの父親であり、研究者。ヴィンセントがルクレツィアらと出会う前に故人となっている。彼の残した研究とネロの能力には関係がある。ルクレツィアはジェノバ・プロジェクトに関わる前は、彼と共にオメガとカオスの研究をしていた。彼が首に巻いていた赤いスカーフは後にヴィンセントがバンダナとして使用している。

  1. ^ a b Dirge of Cerberus: Final Fantasy VII (PlayStation 2) - Sales, Wiki, Cheats, Walkthrough, Release Date, Gameplay, ROM on VGChartz
  2. ^ 『ダージュ オブ ケルベロス -ファイナルファンタジーVII- 公式コンプリートガイド』(スクウェア・エニックス)
  3. ^ 北米版表記は"Weiss"。
  4. ^ 『クライシスコア-ファイナルファンタジーVII-アルティマニア』(スクウェア・エニックス)
  5. ^ FFVIIシリーズの世界では、地球に相当するものを「星」と呼ぶ。






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