セルモーター レブリダクション

セルモーター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/21 02:30 UTC 版)

レブリダクション

通常タイプとリダクションタイプのセルモーター比較

クランクシャフトを回転させるのに必要なトルクが比較的小さい自動車やオートバイでは、モーターの回転を直接伝達するピニオンがリングギアやプライマリードリブンギアに噛み合わされるが、高いトルクを必要とするエンジンではレブリダクション方式が用いられる場合がある。レブリダクション方式はモーターの回転がギアあるいは遊星ギアによって減速され、トルクが増大されてピニオンに伝達されるタイプのものである。

トラックなどの大型車両やディーゼルエンジン車などといった、エンジンの回転抵抗が大きい車両だけでなく、普通乗用車のオートマチックトランスミッション搭載車のように、クランクシャフトに慣性モーメントが大きいトルクコンバーターが固定されている場合にも多く用いられる。純正でレブリダクション方式のセルモーターを搭載していない車種でも、改造によって圧縮比を高くした場合や排気量を増加させた場合にはクランクシャフトの回転抵抗が増大するため、リダクション方式のセルモーターに交換する場合がある。

緊急発進

万一、踏切など速やかに通過しなければならない場面においてエンジンが停止し再始動できない場合、マニュアルトランスミッション車で利用可能な緊急手段として、セルモーターのトルクで車両を移動させる方法が自動車学校で用いられる教本に掲載されている。トランスミッションを低いギアに入れて、クラッチを接続したままスタータースイッチを入れることでセルモーターのトルクを車輪に伝達させる手順であるが、クラッチスタートシステムという安全装置が装備されている車種では利用できない。

モータースポーツの世界では1988年のルマン24時間耐久レースでクラウス・ルートヴィッヒの運転するポルシェ962Cが燃料切れを起こしセルモーターで走行してピットに戻った。これは自走してピットに戻れなければリタイアとなるルールのために行われたものである。

参考文献

  • 社団法人電気学会『電気工学ハンドブック』第2版
  • 長野県警察本部交通部監修『学科教本』改訂版、2002年、社団法人長野県指定自動車教習所協会





「セルモーター」の続きの解説一覧




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

カテゴリ一覧

全て

ビジネス

業界用語

コンピュータ

電車

自動車・バイク

工学

建築・不動産

学問

文化

生活

ヘルスケア

趣味

スポーツ

生物

食品

人名

方言

辞書・百科事典

すべての辞書の索引

「セルモーター」の関連用語

セルモーターのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング

画像から探す

ブルーバード

アンダーカバー

ハニセラム

レトロスタイル

ダン・ガーニー

センティア

ラシーン

マキシマ





セルモーターのページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのセルモーター (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2017 Weblio RSS