シャープ・スターアクション! 概要

シャープ・スターアクション!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/07 18:07 UTC 版)

概要

前々番組『ファイヤーマン』が1973年7月に打ち切りになったため、一旦『いじわるじいさん大追跡(英語: Here Comes the Grump』でつないだ後、同年10月に放送開始した。

身振り手振りを見て答えるクイズ番組であった。合言葉は「アクショ〜ン!Q!」で、ゲームスタート時にも司会の金原二郎がコールしていた。収録は日本各地の公会堂で行われていた。

オープニングには、シャープのオープニングキャッチがあった。これは地球を人工衛星が回っているイメージ(模型)⇒太陽(実写)を映し、「♪シャープ〜シャープ〜シャープ〜シャープ〜」と連呼。その後にナレーターが「誠意と技術で世界に奉仕するシャープがお送りする、シャープ・スターアクション!(新スターアクション!)」とコールするというものであった。また、番組後半(スペシャルアクション⇒スピードアクション)の開始前に流されていたシャープのCMは通常のCMとは違い、スタジオ内で収録した60秒CMであった。

出演者

司会

男性軍キャプテン

女性軍キャプテン

レギュラー(1974年より)

男性軍

女性軍

問題ナレーター

アクション

リレーアクション
全員が横に並び、10秒間にジェスチャーをしながら一番端の人物まで伝言する。正解すれば5点(当初は1点)。問題は言葉。
当初は1回だけであったが、「スピードアクション」が登場した半年後からは2回行うようになった(2回目は、1回目と反対方向)。
グループアクション
2人で出場するジェスチャー。制限時間は90秒。問題は文章題。合図と同時に1人がジェスチャーを行う。詰まってしまったら交代。正解すれば5点獲得(当初は1点)。
スペシャルアクション
放送開始から半年間だけ行われていた番組ラストのコーナーで、様々な奇人変人を紹介。
双方のキャプテンは、登場する奇人変人を連想される文章題(例:「大声チャンピオン」なら、「自分の大声に驚き気絶した男」)を、30秒交代でジェスチャーする。正解したほうが1点獲得。その後に奇人変人の紹介を行っていた。
スピードアクション
放送開始から半年後に上記「スペシャルアクション」に変わって行われるようになったコーナー。以来このコーナーが最終ゲームとなり、最終回まで行われ続けた。
出場者は、1人ずつリレーしながらジェスチャーをして、他のメンバーに答えさせる。正解したら3点獲得(のち2点)。制限時間は2分間。ただし、1人の持ち時間は15秒で、それを過ぎるとブザーが鳴り、強制的に交代となる(パスはできない)。問題は言葉で、基本的にはノンセクションだが、「音楽大会」の時は、曲名当てになることがあった。
中期以降は、後攻チーム(前コーナーの時点で得点が低い方のチーム)が先攻チームの点数を途中で上回ったら、何秒残っていてもその時点でゲームセット、勝利チームとなる(野球で言う「サヨナラゲーム」)。
こちらは、他のクイズに比べると短く分かりやすい言葉を問題にしていた。
ペナルティアクション
いわゆる罰ゲーム。負けチームの出場者は、全員観客席の方を向き、恥ずかしいジェスチャーをする(例:どじょうすくい、アカンベーなど)。
スリーヒントアクション
中期から登場したコーナー。3つの言葉をジェスチャーで答えさせ、キーワードを答えるクイズ。
まずキャプテンは、4人のメンバーのうちの1人を指名する。そして合図と同時に、他の3人(キャプテンは不参加)は1人ずつ前に出て、出場者席の後ろのプラカードに描かれている問題をジェスチャーする(10秒)。正解すれば問題はそのまま。不正解の問題は伏せられる。それが終わったら、指名者は答えられた問題から連想するキーワードを答える。正解すれば5点獲得。
オープニングアクション
「新」になってから登場したコーナー。出場者紹介を兼ねて行われる。
呼ばれた出場者がジェスチャーをやり、観客に答えさせる。正解すれば5点獲得。このコーナーのみ進行は金原でなく、三枝と和田が担当した。
しりとりアクション
これも「新」になってから登場した。制限時間は3分。
合図と同時に、キャプテンはフリップに言葉を書き、メンバーはジェスチャーで答えさせる(点数は5点)。答えられたら、相手チームのキャプテンがフリップに言葉を書いて、ジェスチャーで当てさせる。こうして3分以内に交互にしりとりをしながら、答えをジェスチャーで当てさせる。
もちろん語尾に「ん」が付く言葉を書いてはいけないし、同じ言葉を2度書いてはいけない(失格にはならないが、書き直さなければならないので、その分タイムロスになる)。
マンガアクション
これも「新」から登場。
ステージ中央上部に、2キャラが会話しているイラストが出されるが、片方の台詞が抜けている。出場者は、その台詞をジェスチャーで当てさせる。制限時間は1分。正解すれば5点獲得。イラストは赤塚不二夫が担当した。

シャープ賞(殊勲賞)と敢闘賞

ラストに観客から選ばれた審査員のスイッチによって、勝利チームから最も活躍した出場者(いわゆるMVP)が決められる。その出場者には「シャープ賞(殊勲賞)」が贈られた。中期以降は、負けたチームから特に印象深かった出場者に「敢闘賞」が贈られた。

シャープ賞(殊勲賞)と敢闘賞の賞品は、どちらも提供スポンサーのシャープの商品だが、シャープ賞(殊勲賞)の方が上級商品であった。


  1. ^ 本来の日本テレビ系列である山形放送は、1980年4月からはテレビ朝日系列の番組を同時ネットで放送していた。
  2. ^ 熊本日日新聞テレビ欄より。[いつ?]
  3. ^ ナンシー関高橋洋二『ヴィンテージ・ギャグの世界 国民の心をつかんだあの一瞬』徳間書店、1997年。ISBN 4-19-860648-X 同書のナンシー関の著作より。






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