コア・ブースター 後継機

コア・ブースター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/29 06:26 UTC 版)

後継機

コア・ブースターII(ガンダム試作0号機)

コア・ブースター(Gコア)

諸元
コア・ブースター(Gコア)
型式番号 FXA-08GB
所属 地球連邦軍
建造 アナハイム・エレクトロニクス
全長 16.03m
全幅 14.67m
全備重量 27.25t
推力 535.000kg
推力比(19.63)
武装 ミサイルランチャー×4
ビームカノン(12MW)×2
ビームスマートガン (56MW)(オプション)

雑誌企画『ガンダム・センチネル』では、Sガンダムのコア・ファイターである「Gコア(型式番号:FXA-08GB)」を使用したコア・ブースター(型式番号:FXA-08GB-Bst)が、小説パートには登場しないものの、いくつかデザインされている。

Ex-Sガンダムの本体に装着されている、バックパックのブースターユニットをGコアに接続した物が基本である。接続自体はほぼ無改造で行うことができ、簡単なセッティング変更のみで対空、対地、戦闘、爆撃、迎撃、超長距離航行など多彩な任務に対応可能な汎用性を持つ。

大気圏内用に主翼を装備したタイプや、宇宙空間での長距離、長時間活動用として、Sガンダムのビーム・スマートガンを装備しGコアとブースターユニットの間に、プロペラントタンクを搭載したタイプ(型式番号:FXA-08GB[Bst]Ex)がデザインされている。これはエクステンディッドタイプと呼ばれ、大推力を活かして、Bst-Sガンダムや改造型Ζプラス(ハミングバード)といった超高速機との編隊行動を組むことが想定された機体である。

標準で12MWのビームカノンを2門装備し、火力においても十分な性能がある。各種用途に合わせ、ハードポイントにミサイル類を搭載することも可能である。

またコア・ブースターやウェイブライダーの操縦訓練機として、コア・ファイターと共通の機首を持つ大型戦闘機「ワイバーン」が登場する。

コア・ブースター(Vガンダム)

宇宙世紀0153年が舞台のテレビアニメ『機動戦士Vガンダム』では、ヴィクトリーガンダムのコア・ファイターに、Vダッシュガンダムのバックパック部分の増加装備であるオーバーハングパックを装着した形態がコア・ブースターと呼ばれている。


注釈

  1. ^ 熱核ジェット・ロケットのハイブリッドであるとする資料[6]、熱核融合ロケットエンジンとする資料も見られる[7]
  2. ^ 試作プランの段階では、コアファイターの主翼を活用しブースターユニットを小型化することで大気圏内仕様に限定したものや、安定翼を持たず機体外側にロケットエンジンを装備したものも存在した[5]
  3. ^ マンフレート・フォン・リヒトホーフェンの機体はジョニー・ライデンの元ネタの1つである。
  4. ^ 『ジョニー・ライデンの帰還』3巻2ページでは「リヒトホーフェンカラー」と記載されている。
  5. ^ 『第08MS小隊』公式サイトにて「ジェットコアブースター2」として紹介されていた[13]が、2019年7月頃から「ジェット・コア・ブースター」に改訂された[14]
  6. ^ デザインを担当した山根公利による設定画の添え書きにおいては、元のコアファイターに存在した機首部のバルカンは塞がれているとされる[17]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 『ロマンアルバム・エクストラ 機動戦士ガンダムII 哀 戦士編』(徳間書店、1981年9月)67頁。
  2. ^ a b c d e f 『講談社のポケットカード8 機動戦士ガンダム モビルスーツコレクション』(講談社、1982年1月)
  3. ^ a b 「特別付録 SUPPLEMENT CD-ROM」『ガンダム タクティクス モビリティフリート0079 公式ガイドブック』勁文社、1997年9月、付録CD-ROM。ISBN 476692794X
  4. ^ a b c d e f 『機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション3 連邦軍編』講談社、1984年7月、2006年7月(復刻版)、115-117頁。ISBN 978-4063721775
  5. ^ a b 『模型情報別冊 MSバリエーションハンドブック2』バンダイ、1983年5月、6頁。
  6. ^ 『機動戦士ガンダム 艦船&航空機大全集 増補改訂版』アスキー・メディアワークス、2015年3月、88頁。ISBN 978-4-04869-313-4
  7. ^ a b 「068 コア・ブースター」『機動戦士ガンダムMSV COLLECTION FILE 宇宙編』講談社、1999年11月。(ISBN 4-06-346550-0)
  8. ^ ガンダムセンチュリー』みのり書房、1981年9月、銀河出版、2000年3月(復刻版)、50頁。ISBN 4-87777-028-3
  9. ^ a b 『機動戦士ガンダム宇宙世紀 vol.2 大事典編』ラポート、1998年9月、127頁。(ISBN 4-89799-294-X)
  10. ^ 『機動戦士ガンダムMSV-R 連邦編』角川書店、2012年3月、132-133頁。ISBN 978-4041202104
  11. ^ マスターアーカイブモビルスーツRX-78ガンダム : VOLUME1』ソフトバンククリエイティブ株式会社、ソフトバンククリエイティブ、2011年12月21日、62頁。ISBN 9784797366181OCLC 768731645https://www.worldcat.org/oclc/768731645 
  12. ^ a b c 『NEO COMICS 機動戦士ガンダム 第08MS小隊 フィルムコミック 8 軍務と理想』辰巳出版、1998年9月、108頁。(ISBN 4-88641-334-X)
  13. ^ 08小隊公式サイト2019-06-19 2019.
  14. ^ 08小隊公式サイト2019-07-21 2019.
  15. ^ 08小隊公式サイト 2023.
  16. ^ a b c 「132 ジェット・コア・ブースター」『機動戦士ガンダム MSV コレクションファイル[地球編]』講談社、2000年6月。ISBN 978-4063465518
  17. ^ 山根公利『山根公利 メカ図鑑』エムディエヌコーポレーション、2008年1月、134-135頁。ISBN 978-4844359609
  18. ^ a b 『機動戦士ガンダム MS IGLOO グラフィックファイル』アスキー・メディアワークス、2009年12月、106-107頁。ISBN 978-4-04-868177-3
  19. ^ 『機動戦士ガンダム MS IGLOO 完全設定資料集』エンターブレイン、2007年5月、146-149頁。ISBN 978-4757734081
  20. ^ a b ORIGINガイドブック2 2010, p. 178.
  21. ^ a b ORIGINガイドブック3 2011, p. 117.
  22. ^ ORGINガイドブック2 2010, p. 178.
  23. ^ ORIyasuhikoGINガイドブック3 2011, p. 117.






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