カラカルパクスタン共和国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/09 14:41 UTC 版)
行政区分
カラカルパク共和国は、12の地区(都市、カラ)、16の町(ポショルカ)、120の村(アウル)から成っている。
- アムダリオ地区
- ベルニイ地区
- チンボイ地区
- エリクカラ地区
- ケゲイリ地区
- モイナク地区
- ヌクス地区
- カンリコリ地区
- コンギラト地区
- カラウーザク地区
- シュマナイ地区
- タフタクピル地区
- トゥルトクリ地区
- ホジェリ地区
主要都市
首都のヌクス[1](カラカルパク語: Nökis、ウズベク語: Nukus、ロシア語: Нуку́с)のほか、主要都市として、ホジェリ、モイナクがある。
経済
カラカルパクスタン共和国の経済は、綿花、米、メロンなどの農業に支えられている。かつて盛んだった漁業はアラル海の縮小に伴う環境悪化のため、現在はほとんど行われていない。クングラードの西方では、中国資本による苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)生産工場が最近になって稼動を開始した。南部のトルトクール行政区では、旧ソ連時代には原油を産出していた。
住民
共和国の人口は2005年の統計で約120万人と推計される。近年、カザフ人はカザフスタンへ、ロシア人や朝鮮族(高麗人)はロシアへ移住する傾向が高い。タタール人やウズベク人は、親類を頼ってウズベキスタンの首都タシケントなど生活水準の高い都市へ移住する傾向が見られる。したがって、同共和国の住民によると、共和国の人口は減少する傾向にあると言われている。
民族
民族構成は、テュルク系のウズベク人が最大勢力であり36%、次に同じくテュルク系のカラカルパク人が32%、他にカザフ人が25%となる。他にもトルクメン人、ロシア人、タタール人、沿海州から移住させられてきた朝鮮民族(高麗人)なども住む。
言語
公用語はカラカルパク語とウズベク語。民族間共通語や学術語でロシア語も使われる。
宗教
住民の大半はスンナ派のイスラームを信仰し、ロシア人や高麗人は正教を、極めて限られているがプロテスタントを信仰する住民もいる。
- ^ a b c “ウズベクで改憲反対デモ 大統領、一部条項を撤回”. 産経新聞デジタル. (2022年7月3日) 2022年7月5日閲覧。
- ^ Citypopulation.de/Republic of Uzbekistan
- カラカルパクスタン共和国のページへのリンク