カツオノエボシ カツオノエボシの概要

カツオノエボシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 02:07 UTC 版)

カツオノエボシ
カツオノエボシ
Physalia physalis
分類
: 動物界 Animalia
: 刺胞動物門 Cnidaria
: ヒドロ虫綱 Hydrozoa
: クダクラゲ目 Siphonophora
亜目 : 嚢泳亜目 Cystonectae
: カツオノエボシ科 Physaliidae
: カツオノエボシ属 Physalia
: カツオノエボシ P. physalis
学名
Physalia physalis (Linnaeus, 1758)
和名
カツオノエボシ
英名
Portuguese Man O' War
カツオノエボシのスケッチ

ヒドロ虫の仲間に属し、英語で Jellyfish (ジェリーフィッシュ)と呼ばれるミズクラゲエチゼンクラゲなど、鉢虫綱に属するいわゆるクラゲとは異なる[1]。1個体に見えるのは、実は多くのヒドロ虫が集まって形成された群体である[1][4]。ただし、これは、独立したヒドロ虫の個体が数千数万集まっているという意味ではない。1つの幼体(プロトゾイド)が、成長の過程で複数の生物に分化し、群れをなすと言う意味である[5]。なお、どのような過程を経て、分化し、群れになるのかは不明である[5]


  1. ^ a b c d e f カツオノエボシ”. 沖縄市. 2019年12月5日閲覧。
  2. ^ ストウ et al. 2008, pp. 185–86, 207, 「毒を持つ種」
  3. ^ 益子 2018, p. 183, 表「対象とした生物と代表的な被害例等」の指標「31 カツオノエボシ毒(刺傷)、ショック症状(緊急度)A」。
  4. ^ a b カツオノエボシ”. 串本海域公園. 串本海域公園地区情報整備研究会・環境省. 2019年2月13日閲覧。
  5. ^ a b カツオノエボシの魅力その2 【生活サイクル】”. www.enosui.com. えのすいトリーター日誌. 新江ノ島水族館 (2018年7月1日). 2022年7月10日閲覧。
  6. ^ a b c 『水の動物記』 1961, pp. 77–82
  7. ^ 内田、スパークス 2007, 「カツオノエボシ」|p=214
  8. ^ a b 日本クラゲ大図鑑 - ISBN 9784582542424
  9. ^ 英語版ウィキペディア
  10. ^ カツオノエボシ”. ナショナルジオグラフィック. 日経BP. 2019年2月13日閲覧。
  11. ^ Munro, Catriona; Vue, Zer; Behringer, Richard R.; Dunn, Casey W. (October 2019). “Morphology and development of the Portuguese man of war, Physalia physalis”. Scientific Reports (Springer Science and Business Media LLC) 9 (1): 15522. Bibcode2019NatSR...915522M. doi:10.1038/s41598-019-51842-1. ISSN 2045-2322. PMC 6820529. PMID 31664071. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6820529/.  Material was copied from this source, which is available under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
  12. ^ 英語版ウィキペディア
  13. ^ 『野外における危険な生物』 1982, p. 85, 「カツオノエボシ」
  14. ^ a b カツオノエボシにご注意ください - 神奈川県ホームページ 2023年5月2日.2023年5月23日閲覧。
  15. ^ クラゲに刺されたら...応急処置、治療法は?ハブクラゲ、アンドンクラゲ、カツオノエボシなど種類で違う - MEDLEY(メドレー)


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