ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE
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ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE | |
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監督 | 北浦嗣巳 |
脚本 | |
製作総指揮 | 円谷昌弘 |
ナレーター | ボンバー森尾 |
出演者 | |
音楽 | 矢野立美 |
主題歌 | Project DMM「High HOPE」 |
撮影 | 大岡新一 |
編集 | 松木朗 |
製作会社 | 映画ウルトラマンコスモスvsジャスティス製作委員会 |
配給 | 松竹 |
公開 | 2003年8月2日 |
上映時間 | 77分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 5.0億円[1] |
前作 | ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET |
次作 | ULTRAMAN |
同時上映は『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』。
キャッチコピーは「コスモス死す?! 2大ヒーロー激突!!」、「人類消滅まで35時間… 君の想いが新たな奇跡(ウルトラマン)を呼ぶ!」。
概要
『ウルトラマンコスモス』の劇場版第3作にしてシリーズ最終作で、前年公開の『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』の後の世界を描いた作品。
前作では顔見せ程度の登場であったウルトラマンジャスティスは、本作品ではキャラクターを掘り下げられており、人間体ジュリや新形態クラッシャーモードなどを披露している。
コスモスについては、テレビシリーズで戦闘形態として頻繁に活躍したコロナモードは本作品には登場しないが、前作に引き続きスペースコロナモードが登場する他、新たな最強形態フューチャーモードを初披露[注釈 1]。また、シリーズ初の複合ウルトラマンウルトラマンレジェンドも登場する。
前作に引き続き『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンダイナ』『ウルトラマンガイア』『ウルトラマンネオス』で特捜チームの隊長・副隊長・隊員を演じた俳優たちが出演している。
本作品の音楽は前作と同様、『ティガ』『ダイナ』で劇伴音楽を担当した矢野立美が担当した。
上記の通り『ウルトラマンコスモス』は本作品で終了したが、映画『ウルトラマンサーガ』や『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』以降では本作品以後の世界が描かれている。
監督の北浦と撮影の大岡によれば当初の企画では、「ウルトラヒーロー29体総登場」の映画がプロデューサーの鈴木より構想されており、台本まで完成したものの撮影時期の問題などから本作品の企画へ変更されたことを述懐している[2][3]。
ストーリー
サンドロスを倒した3年後の物語の2015年。ムサシは宇宙開発センターの大型宇宙輸送宇宙ロケット・コスモ・ノアのパイロットとして地球の怪獣たちと共に宇宙に行くことになった。
コスモ・ノアの見送りに新生TEAM EYESの隊長となったフブキがきた。楽しく雑談しながらコスモ・ノアに向かう途中ムサシはジュリに出会う。そしてジュリはなぜお前とコスモスは同化したと問う。その時、TEAM EYES基地から謎のメッセージが届くと同時に空から謎の飛行物体そしてその中からグローカーボーンが出てきた。
駆け付けたコスモスと共に戦うムサシ、だがそのコスモスの前にあのジャスティスが敵として襲い掛かってきた。困惑するコスモスは、ジャスティスに反撃できず圧倒され、グローカーボーンの攻撃からコスモ・ノアを庇って消滅してしまう。一方、デラシオンが地球全ての生き物をリセットすると決定した。果たして勝つのは、ジャスティスの宇宙正義か、それとも、コスモスの地球愛か。
注釈
出典
- ^ 「2003年度 日本映画・外国映画 業界総決算 経営/製作/配給/興行のすべて」『キネマ旬報』2004年(平成16年)2月下旬号、キネマ旬報社、2004年、160頁。
- ^ a b ウルトラマンAGE Vol.10 2003, p. 26.
- ^ パンフレット 2003, 「VS対談 監督・北浦嗣巳x撮影・大岡新一」.
- ^ a b テレビマガジン特別編集 2003, p. 106.
- ^ a b 必殺技SG 2014, pp. 96–97, 「ウルトラマンジャスティス スタンダードモード/クラッシャーモード」
- ^ テレビマガジン特別編集 2003, pp. 75、106.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n UPM vol.28 2021, p. 29, 「ジュリ、ウルトラマンレジェンド」
- ^ a b c d HMC 2021, pp. 58–59, 「『ウルトラマンコスモス』」
- ^ マガジン2020 2020, p. 51, 「円谷特撮の要 スーパーメカニック大全 航空戦力編」.
- ^ a b c d e f HMC 2021, pp. 71–74, 「TEAM EYES/SRC/TEAM SEA/統合防衛軍 所属ライドメカ・兵器」
- ^ 円谷プロ図録 2013, p. 84.
- ^ 円谷プロ図録 2013, p. 85.
- ^ コンプリーション 2021, p. 16, 「超星神グランセイザー 撮影メイキング」.
- ^ コンプリーション 2021, p. 65, 「超星艦隊セイザーX 劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち 撮影メイキング」.
- ^ a b c d UPM vol.28 2021, p. 10, 「ウルトラマンコスモス スペースコロナモード/フューチャーモード」
- ^ a b c 超全集 2003, pp. 22–23, 「ウルトラマンコスモス フューチャーモード」
- ^ a b c テレビマガジン特別編集 2003, p. 79, 「フューチャーモード」
- ^ a b c d e f デザイン画集 2018, pp. 245–246, 「丸山浩デザイン解説 ウルトラマンコスモス」
- ^ a b c d コスモスイズム 2003, pp. 100–101, 「うなれ!コスモス超技の数々!」
- ^ a b c d e f g h i j k l 必殺技SG 2014, pp. 222–223, 「ウルトラヒーロー主要必殺技リスト」
- ^ a b c d e 超全集 2003, pp. 121–123, 「ウルトラマンコスモス完全攻略1 ウルトラマンコスモス全技図鑑」
- ^ a b c d e f g h i j k l UPM vol.28 2021, p. 28, 「ウルトラマンジャスティス スタンダードモード/クラッシャーモード」
- ^ a b 『ウルトラマンAGE Vol.11』(辰巳出版)、12頁、「COSMOS DESIGN WORKS」より。
- ^ a b 完全超百科 2004, p. 119.
- ^ 超全集 2003, pp. 26–27, 「ウルトラマンジャスティス クラッシャーモード」.
- ^ a b c d “ウルトラマンレジェンド”. ウルトラマン、円谷プロ公式サイト
- ^ a b c d e f g h i j k ウルトラマン OFFICIAL DATA FILE 24 2009, pp. 1–2, 「ウルトラマンレジェンド」
- ^ a b 完全超百科 2004, p. 120.
- ^ a b テレビマガジン特別編集 2003, p. 82.
- ^ a b c d e ウルトラマン OFFICIAL DATA FILE 84 2011, p. 4, 「必殺技コレクション」
- ^ a b 必殺技SG 2014, p. 141, 「Column ウルトラ戦士の未公開能力を探る 「幻の必殺技」を追え!!」
- ^ 「監督おかひでき×特技監督三池崇史対談」『ウルトラマンサーガ超全集』構成 間宮尚彦・乗浜彩乃、小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2012年4月23日、57頁。ISBN 978-4-09-105137-0。
- ^ a b c d e f g h i テレビマガジン特別編集 2003, p. 78, 「最終決定事項」
- ^ a b c d e f g h i j k 超全集 2003, pp. 75–76, 「宇宙人・宇宙怪獣」
- ^ a b コスモスイズム 2003, pp. 103–112, 「コスモス怪獣大百科」
- ^ a b c d e UPM vol.28 2021, p. 25, 「カオスヘッダー、怪獣、カオス怪獣、宇宙人」
- ^ a b c d e f g h i 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, pp. 304–305
- ^ 劇場パンフレットより。
出典(リンク)
- 1 ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLEとは
- 2 ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLEの概要
- 3 登場人物
- 4 登場メカニック・アイテム・その他用語
- 5 登場ウルトラマン
- 6 登場怪獣・宇宙人
- 7 キャスト
- 8 スタッフ
- 9 脚注
- 10 外部リンク
固有名詞の分類
映画作品 |
LIVE AGAIN? RAMPO 黛監督版 ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE 戦国秘聞 つばさの天使 |
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