ウラン235 ウラン235の概要

ウラン235

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/06 16:56 UTC 版)

ウラン235
概要
名称、記号 ウラン235,235U
中性子 143
陽子 92
核種情報
天然存在比 0.72%
半減期 7.04(1)×108 y
親核種 235Pa
235Np
239Pu
崩壊生成物 231Th
同位体質量 235.0439299 u
スピン角運動量 7/2-
余剰エネルギー 40914.062 ± 1.970 keV
結合エネルギー 1783870.285 ± 1.996 keV
アルファ崩壊 4.679 MeV

技術分野で呼称される場合「にひゃくさんじゅうご」ではなく「に、さん、ご」と呼ばれることがほとんどである[注釈 1]。 ウラン235の核分裂で発生するエネルギーは一原子当たりでは200 MeVであり、1モル当たりでは19 TJである。

自然に存在するウランの内ウラン235は0.72パーセントであり[1]、残りの大部分はウラン238である。この濃度では軽水炉で反応を持続させるのには不十分であり、濃縮ウランが使われる。一方、重水炉では濃縮していないウランでも使用できる。核爆発を起こさせるためには90パーセント程度の純度が求められる。


注釈

  1. ^ 原子量100以上の放射性同位体のほとんどが同様

出典

  1. ^ a b 長倉三郎ほか編、『岩波理化学辞典』、岩波書店、1998年、項目「ウラン」より。ISBN 4-00-080090-6


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