アダムス・ファミリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 04:56 UTC 版)
テレビドラマ
アダムズのお化け一家
日本では1968年4月2日 - 1969年6月24日に、東京12チャンネル(現:テレビ東京)の海外ドラマ枠『怪奇コメディー』(火曜19:30 - 20:00)の第1作として放送された。
スタッフ
- 製作 - ナット・ペリン
- 製作総指揮 - デヴィッド・レヴィ
- キャラクター創造 - チャールズ・アダムス
- 音楽 - ヴィク・ミジー
出演
役名 | 出演 | 吹き替え |
---|---|---|
ゴメズ・アダムス | ジョン・アスティン | 広川太一郎 |
モーティシア・アダムス | キャロリン・ジョーンズ | 小原乃梨子 |
グラニー・アダムス | マリー・ブレイク | 穂積隆信 |
フェスター・フランプ | ジャッキー・クーガン | 熊倉一雄 |
パグズリー・アダムス | ケン・ウェザーワックス | 一龍斎貞友(VHSのみ) |
ウェンズデー・アダムス | リサ・ローリング | |
ラーチ | テッド・キャシディ | 大塚周夫 |
イット | フェリックス・シラ | 納谷六朗 |
マイキー | 富田耕生 | |
ボス | 青野武 |
- 吹替はテレビ版の他にVHS黎明期にオリジナルキャストの内、広川、小原、熊倉、大塚の4名を再起用し、VHS用に新録した吹替も存在する。現在、動画サイトで当作の吹替版が投稿される場合はVHS版の事が多い。
- 飯塚昭三がアダムス・ファミリーにフランケンシュタイン役で出演したという記述がキネマ旬報社の声優事典(1994年に出版された初版と1996年に出版された第二版)で書かれているが、この白黒ドラマのことかは不明。[41][42]
エピソード
現存している邦題のみ掲載。このテレビ版は2007年4月6日からホラーTV(FOXムービー)で字幕版が放送された[43]。
- TV版
# | エピソード | 原題 |
---|---|---|
1 | ああ、まいった、まいった | Morticia and the Psychiatrist |
2 | ひゃ! たまげた | The Addams Family in Court |
3 | ロミオの恋人は? | My Fair Cousin Itt |
4 | 名優ここにあり | |
5 | 結婚狂奏曲 その1 | Morticia's Romance: Part 1 |
6 | 結婚狂奏曲 その2 | Morticia's Romance: Part 2 |
7 | 戯れに恋はすまじ | |
8 | おば様は魔女 | |
9 | 選挙違反をおそれるな | Gomez the Politician |
10 | 子供にいいお話を | |
11 | いかさま毛生え薬 | |
12 | スパイをやっつけろ | |
13 | サンタクロースがやって来た | Christmas with the Addams Family |
14 | おじさんの金儲け | |
15 | メキシコから来た花嫁さん | |
16 | いねむり泥棒 | |
17 | やせるのは大変だヨーン | |
18 | 海賊の宝探し | The Great Treasure Hunt |
19 | ハレハレ台風がやって来た | |
20 | 恋は楽し | |
21 | 若さでハッスル | |
22 | ダイナマイトで大掃除 | Addams Cum Laude |
23 | ロボットだど | Lurch's Little Helper |
24 | おせっかいはやめて | |
25 | 六人目の恋人 | |
26 | 学校買います | |
27 | 家出娘よ何処へ行く | Wednesday Leaves Home |
28 | ? | |
29 | 愛しちゃったのよ | |
30 | そばに来ないで | |
31 | 恋わずらいだよ子猫ちゃん | |
32 | 写真屋探しも楽じゃない | |
33 | もう保険はいや! | |
34 | かわいい怪物ちゃん | |
35 | 汝の隣人を愛せよ | |
36 | 夫婦円満火事の元 | |
37 | とんだ災難 | |
38 | 歌をうたってぶっ飛ばせ |
- ビデオ版「元祖 アダムス・ファミリー」
- 第1巻(規格品番:BES-790)
- 学校へ行こう(The Addams Family Goes to School)
- あぁ!パグズリー(Morticia and the Psychiatrist)
- ゴリラのゴルゴ(Morticia Joins the Ladies League)
- 第2巻(規格品番:BES-791)
- 未確認
- 未確認
- 未確認
- 第3巻(規格品番:BES-792)
- 未確認
- 未確認
- 未確認
東京12チャンネル 火曜19時台後半枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
レッツゴーポップス
|
怪奇コメディー
アダムズのお化け一家 |
怪奇コメディー
怪物家族 |
アダムス・ファミリー オリジナル版
1977年10月30日、ABCテレビにて放送されたスペシャルドラマ。原題は「Halloween with the New Addams Family」。日本では「アダムス・ファミリー オリジナル版」として吹替版ビデオが発売され、吹替版は極力テレビ版と同じキャストを起用し、タレントの小倉久寛がパンチョ役でゲスト出演した。上記ドラマの第3シーズンのパイロット版として作られたが、第3シーズン自体は作成されなかった。
出演
- ゴメズ・アダムス:ジョン・アスティン (広川太一郎)
- モーティシア・アダムス:キャロリン・ジョーンズ (小原乃梨子)
- フェスター・フランプ:ジャッキー・クーガン (熊倉一雄)
- パグズリー・アダムス:ケン・ウェザーワックス、ケン・マーキス(少年時代)
- ウェンズデー・アダムス:リサ・ローリング、Jennifer Surprenant(少女時代)
- グラニー・アダムス:ジェーン・ローズ (穂積隆信)
- ラーチ:テッド・キャシディ(大塚周夫)
- イット:フェリックス・シリア
- マイキー:ヴィトー・スコッティ
- ボス:パーリー・ベア
- パンチョ・アダムス:ヘンリー・ダロウ (小倉久寛)
The New Addams Family
1998年から1999年にかけてアメリカのFOXファミリー、カナダのYTVで放送された。
出演
- ゴメズ・アダムス:グレン・タラント
- モーティシア・アダムス:エリー・ハーヴィー
- フェスター・フランプ:マイケル・ロバーズ
- パグズリー・アダムス:ブロディ・スミス
- ウェンズデー・アダムス:ニコール・フジェール
- グラニー・アダムス:ベティ・フィリップス
- ラーチ:ジョン・デサンティス(英語: John DeSantis)
- アダムスおじいちゃん:ジョン・アスティン
- ^ “アニメ映画版「アダムス・ファミリー」にシャーリーズ・セロンら豪華声優陣!”. シネマトゥデイ (株式会社シネマトゥデイ). (2018年6月6日) 2021年8月7日閲覧。
- ^ アダムス 2011, p. 8.
- ^ アダムス (2011, p. 129) なお、この関係でTVドラマ版ではおばあちゃんはモーティシアの方の身内にされている。
- ^ アダムス 2011, p. 68.
- ^ これは原作漫画から存在しており(『ザ・ニューヨーカー』1953年9月19日号)、作者が1963年のドラマ版制作時に書いたキャラクターの設定資料でも「釣りが好きだが大抵ダイナマイトを使うなど邪道に走りたがる。」と明記されている。アダムス (2011, p. 144・160)
- ^ アダムス (2011, p. 146) 『アダムス・ファミリー全集』では「おばあちゃんの兄弟(or義兄弟)の可能性」という説明があるが理由が未説明。
なお、英語でも「おじさん(uncle)」は血縁がなくても親しい男性に対し使う場合があるので、親戚でなくても「フェスターおじさん(Uncle Fester)」と呼ばれることはありうるともある。 - ^ アダムス 2011, p. 173.
- ^ アダムス 2011, p. 162.
- ^ アダムス 2011, p. 147・149.
- ^ アダムス (2011, p. 176)なお、同書p.147によると運転士の方がフェスターで乗客はそっくりさんらしい。
- ^ アダムス 2011, p. 83.
- ^ アダムス 2011, p. 85.
- ^ アダムス 2011, p. 87.
- ^ アダムス 2011, p. 91.
- ^ アダムス 2011, p. 103.
- ^ アダムス 2011, p. 63.
- ^ なお、原作の時点でこの設定はあるが、原作では交通標識以外にプールや海水浴場の危険標識や電気関係施設の警告看板も盗んでいる。アダムス (2011, p. 92)
- ^ ファミリーのうち、パグズリーのみ1963年の作者のTVドラマ制作用の設定集の中で「年齢は9歳ぐらい」と明言されている。アダムス (2011, p. 78)
- ^ a b アダムス 2011, p. 79.
- ^ アダムス 2011, p. 118.
- ^ アダムス 2011, p. 61・62.
- ^ アダムス 2011, p. 40・117.
- ^ アダムス (2011, p. 42)1940年4月6日号でゴメス以外の男とデートして自宅(マンホール)に帰って来た話がある。
- ^ アダムス 2011, p. 146・128.
- ^ 厳密には1948年3月27日号掲載の話で、一族の肖像画が並ぶ中にフェスターに似た男が描かれている物がある。アダムス (2011, p. 198)
- ^ アダムス 2011, p. 144・145.
- ^ アダムス 2011, p. 126・127.
- ^ アダムス (2011, p. 126)家族確定は1950年度版『Monster Rally』表紙、同居は1954年10月16日号(アダムス (2011, p. 87))から。
- ^ アダムス (2011, p. 80・85)パグズリーも同話で兄弟と判明。
- ^ アダムス 2011, p. 79・80.
- ^ アダムス (2011, p. 79)この子供はゴメスやモーティシアと別の親が出てくる。
- ^ アダムス 2011, p. 116・117.
- ^ アダムス (2011, p. 41・116)現在の顔は1939年11月25日号から。
- ^ 厳密には初登場時に「This is it speaking.」と本人が電話を掛けながら言っていた(1963年10月12日号)が、この「it」は小文字なので名前ではなく「もしもし、電話ですが」というような意味で名乗りではない。アダムス (2011, p. 193)
- ^ アダムス 2011, p. 192.
- ^ アダムス 2011, p. 182.
- ^ 『ザ・ニューヨーカー』1954年3月20日号。アダムス (2011, p. 181)
- ^ 映画版では後述の子供たちの名前が「ドナルド・アダムス/デクスター・アダムス」とされているのでアダムズ姓のようだが、夫婦本人たちの名前は出てこない。
- ^ アダムス 2011, p. 190.
- ^ アダムス 2011, p. 201.
- ^ 『声優事典』キネマ旬報社、1994年、14頁。ISBN 4-87376-089-5。
- ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、20頁。ISBN 4-87376-160-3。
- ^ “ホラーTV 『ADDAMS FAMILY』”. TVgroove (2007年2月19日). 2024年2月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l VHSビデオ「アダムスファミリー ゴーストタウン 他」(発売日:1992年6月21日、型番:COVC-4146、販売元:日本コロムビア)
- ^ VHSビデオ「アダムスファミリー ラーチはロック・スター 他」(発売日:1992年6月21日、型番:COVC-4147、販売元:日本コロムビア)
- ^ VHSビデオ「アダムスファミリー サーカス物語 他」(発売日:1992年6月21日、型番:COVC-4148、販売元:日本コロムビア)
- ^ VHSビデオ「アダムスファミリー アダムス一家ニューヨークへ行く 他」(発売日:1992年6月21日、型番:COVC-4149、販売元:日本コロムビア)
- ^ 『ファミコン通信 no.175』アスキー、1992年4月24日、157,158,159,頁。
固有名詞の分類
- アダムス・ファミリーのページへのリンク