アコヤガイ ゲノム解読

アコヤガイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/26 17:15 UTC 版)

ゲノム解読

2012年2月8日沖縄科学技術大学院大学ミキモト東京大学などの研究チームがアコヤガイのゲノム全解読に成功したと発表した[5]。アコヤガイのDNAは約11億塩基対でヒトの約3分の1あり、特定された遺伝子は約2万3300個。今回のゲノム全解読は、軟体動物としては初めての例となる。真珠形成のメカニズムの解明や、国産アコヤガイを識別して真珠の質の維持と向上などが期待されている。

分類

アコヤガイ属(Pinctada属)の分類

  • モスソアコヤガイ Pinctada albina Shark Bay Pearl Oyster - オーストラリアに分布
  • Pinctada atropurpurea
  • Pinctada chemnitzi
  • ベニコチョウガイ Pinctada fucata
    • アコヤガイ Pinctada fucata martensii
  • Pinctada laosensis
  • モスソアコヤガイ Pinctada maculata
  • クロチョウガイ(黒蝶貝) Pinctada margaritifera Black-lip Oyster
  • Pinctada martensi
  • シロチョウガイ(白蝶貝) Pinctada maxima White-lip Oyster or Gold-lip oyster
  • Pinctada nigra
  • Pinctada radiata Gulf Pearl Oyster
  • Pinctada virens

参考文献


  1. ^ 金沢庄三郎 編「あこやがひ(阿古屋貝・珠母)」 『広辞林』(新訂)三省堂、1934年、15頁。 
  2. ^ a b c d e アコヤガイ(二枚貝類ウグイスガイ科)”. 沖縄市. 2019年12月5日閲覧。
  3. ^ 真珠養殖のアコヤガイ大量死、原因は新種ウイルス”. 読売新聞 (2022年2月2日). 2022年2月9日閲覧。
  4. ^ (二) 真珠介”. 武蔵石壽. 2022年4月3日閲覧。
  5. ^ OIST研究員ら、世界に先駆け、アコヤガイのゲノム解読に成功 〜美しい真珠を生み出す仕組みの解明に道筋〜”. 沖縄科学技術大学院大学 (2012年2月8日). 2012年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月14日閲覧。


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