わかつきひかる
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わかつきひかる | |
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誕生 |
11月16日 京都府 |
職業 | 小説家 |
国籍 |
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教育 | 学士(法学) |
最終学歴 | 近畿大学法学部卒業 |
活動期間 | 2001年 - |
ジャンル | ジュブナイルポルノ、官能小説、ライトノベル |
主な受賞歴 |
フランス書院ナポレオン大賞(2001年) 幻冬舎アウトロー大賞特別賞(2007年) |
デビュー作 | 『いもうと。Sweet&bitter』 |
公式サイト | ジュブナイルポルノ作家わかつきひかるのホームページ |
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略歴および作風
コンピュータ専門学校卒業後、派遣社員として働きながら近畿大学法学部通信教育部を卒業。2001年フランス書院ナポレオン大賞を受賞し、受賞作の『いもうと。 -Sweet&Bitter-』(ナポレオンXXノベルス)で同年12月にデビュー。ナポレオンXXノベルス休止後は、新たに創刊された美少女文庫にて引き続き作品を発表し、現在はレーベルの主力作家の1人として精力的に作品を発表している。恋愛要素の強いストーリーに、調教的な要素が多くちりばめられるのが特徴。
また、若月凛名義で官能小説を執筆している。
2006年以降は一般向け小説も発表するようになり、主としてライトノベルのレーベルで精力的に作品を発表している。一般向けにおいては、男女入れ替わり要素 (TSF) のラブコメディをメインとした作風となっている。
一般向けの執筆を始める前には新人賞に投稿していた時期もあった[1]。
ペンネームはフランス書院の担当者による命名で、当初は自分が付けたペンネームを使用できないことに抵抗があったものの現在は気に入っているとコメントしている[2]。
「ジュブナイルポルノの女王」の異名を持ち、本人もプロフィール等で自称することが多い。これは実際に作品の売り上げが大きいこと及び同じジャンルで競合する女性作家が殆どいないため。
自著『文章を仕事にするなら、まずはポルノ小説を書きなさい』において「(男性キャラが複数の女性キャラと肉体関係を持つ)ハーレムものは生理的に受け付けない」と述べている。理由は「男性の浮気にしか思えない」からで、無理をすれば書けないことはなく実際に何作か書いているが嫌々書いているのを読者が見抜くのかピンヒロインものと比べるとあまり売れないと言う。
年表
- 2001年:ナポレオン大賞を受賞し、12月に受賞作でデビュー。
- 2003年:美少女文庫にて『後夜祭-君をイジメたい-』を発表。
- 2004年2月発売の美少女ゲーム『いもうと〜Sweet&Bitter〜』(ANIM) にてシナリオを担当。
- 2006年9月にZIGZAG NOVELS(リーフ出版)より「うぶこい応援委員会」に参加し、初の一般向けの作品を発表。
- 『週刊アスキー』(アスキー)2006年12月12日号から2007年11月6日号まで、田中哲弥・森永卓郎・秋元康らとリレーコラム「週アス漫研」を担当。
- 『comicキャンドール』(実業之日本社)2006年12月から2007年7月まで「ひ・み・つの花園」を連載。
- 2007年:若月凛名義の「舞妓調教」が幻冬舎アウトロー大賞特別賞を受賞。12月に幻冬舎アウトロー文庫で刊行。
- 2007年8月、HJ文庫(ホビージャパン)より『AKUMAで少女』で一般向けライトノベルデビュー[3]。
- 2008年3月、『AKUMAで少女』が「キャラの!」Vol.9より蒼月しのぶの作画によってコミック化され、連載される。
- 2008年5月に新レーベルとして創刊された一迅社文庫にて第一弾ラインナップの1人として起用され『ふたかた』を発表。
- 2008年6月発売の『メガミマガジンクリエイターズ』Vol.12よりVol.16まで「天使はいつも忙しい」を連載。挿絵は花邑まい。
- 2011年、宝島社この官能小説がすごい!岩井志麻子賞を受賞。(若月凛 名義)
- 2012年3月、第2回創元SF短編賞最終候補に残った『ニートな彼とキュートな彼女』がアンソロジー『原色の想像力』2巻に収録される。
- 2014年4月、『ニートな彼とキュートな彼女』が「世にも奇妙な物語 2014年 春の特別編」にて映像化される。
- 2015年3月、中高年向けの小説執筆のハウツー本『50代60代なら誰でも面白い小説が書ける』を発表。
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