骨密度
【概要】 骨は人間という建築物の構造物。コラーゲンという繊維状のタンパク質の網に、カルシウム(Ca)やリンなどの無機質成分が沈着した構造で、鉄筋とセメントの関係に似ている。骨は生きている。つまり骨の周りにいる骨芽細胞が骨を作り、破骨細胞が骨を溶かすという日々のバランスになっている。骨の強さは骨の硬さ、骨の弾性、骨組みの構造で決まるが、ことに骨の固さが折れやすさに関係する。骨の硬さは腰椎の骨塩量の多さで示され、デキサ法による測定が行われている。
【詳しく】 従来から副腎皮質ホルモン、性腺ホルモン、抗痙攣剤、ヘパリンなどの薬物が影響することがわかっている。HIV感染症の領域ではプロテアーゼ阻害剤が骨粗鬆症を誘発するとの報告がある。詳細な病態はあきらかでないが、画像診断とともに血液・生化学検査など骨代謝のマーカーを観察する必要があるのかもしれない。
《参照》 デキサ法
骨密度
骨密度
(bone density から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 22:05 UTC 版)
骨密度(こつみつど、Bone Density)とは、単位面積あたりの骨量のこと。BMD(Bone Mineral Density)と表記される場合もある。骨密度の単位はg/cm2。若年成人平均値(YAM)を基準とした割合値(%)を指標として示されることもある。
- ^ 医学用語辞典・骨密度
- ^ 前立腺癌内分泌療法による骨密度低下は大腿骨頸部が最大【泌尿器科学会2009】、日経メディカル・オンライン、2009年4月21日
- ^ ベジタリアンの骨は肉食者よりも弱い、オーストラリア調査、AFPBB News、2009年07月3日
- 1 骨密度とは
- 2 骨密度の概要
- bone densityのページへのリンク