U/UA20・30・35系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 10:20 UTC 版)
「日産ディーゼル・スペースランナーA」の記事における「U/UA20・30・35系」の解説
日産ディーゼル・U 富士重工R13/3EU20L 北九州市交通局 日産ディーゼル・U(A)20系は1973年に昭和48年排出ガス規制に伴い2サイクルUDエンジン搭載の4R系とリアエンジンバスPR系をモデルチェンジし登場。U(A)20系は1970年から製造されていた4サイクルエンジン搭載のリアエンジンバスPR系に搭載していたPD6型(185ps)を水平式にしたPD6H型(Hは水平=horizontalの頭文字)を搭載した日産ディーゼル初のリアアンダーフロアーエンジンバスである。同時に5R系の代替として、PD6型を出力アップしトルクをより高めたPE6H型(220ps)搭載のU(UA)30系も登場している。 指定メーカーの富士重工業製の車体は13型ボディが架装された。その多くは通称3Eと呼ばれる路線専用の13型Eボディであるが、平行生産されていた一世代前のR13ボディ架装車も少なくない。また西日本を中心に導入された、西日本車体工業(西工)製の車体はカマボコと呼ばれる42MCボディであった。しかし、1978年以降は前面・後面のデザインなどを変更した53MCボディを架装している。このほか、北村製作所が車体を架装した例も、新潟交通や函館市交通局などごく一部に存在する。なおU30系は富士重工製だけでなく西工製もごく少数ながら存在する。 ホイールベースはU(A)20/30系とも、H尺(4.67m)、L尺(5.2m)、N尺(5.6m)の3種類が用意された。N尺は、路線バス用途の場合、納入事業者は北海道に多い。 1975年には、エンジンの静粛性が高い予燃焼室(渦流室式)式のPP6H型(195ps)を搭載したU35系を追加した。都市部の路線バス向けであったためエアサス仕様は設定されていない。 U20H改(富士R13/3E) 琉球バス U20L改(富士R13/3E) 琉球バス外装をスケルトンボディ並みに更新した車両でバス愛好家からは「バケルトン」の愛称で親しまれた。 U20N(富士R13) 下津井電鉄 U20L(西工42MC) サンデン交通 U20H(北村)新潟交通 U30H(富士R13/3E) 高知県交通 UA30N(富士R13/3E) 道南バス UA30L(富士R13/3E) 高知県交通
※この「U/UA20・30・35系」の解説は、「日産ディーゼル・スペースランナーA」の解説の一部です。
「U/UA20・30・35系」を含む「日産ディーゼル・スペースランナーA」の記事については、「日産ディーゼル・スペースランナーA」の概要を参照ください。
- U/UA20・30・35系のページへのリンク