Tabor

デジタル大辞泉

ターボル【Tábor】

読み方：たーぼる

チェコ南部、南ボヘミア州の都市。15世紀前半のフス戦争において、神聖ローマ皇帝に抵抗したフス派の急進的な勢力が軍事拠点として建設。城壁に囲まれた旧市街は敵の侵入に備えた複雑な路地が多い。フス戦争の軍事的指導者ヤン＝ジシカの名を冠したジシカ広場の周囲には、後期ゴシック様式の旧市庁舎（現在はフス派博物館）、キリストの変容教会などの歴史的建造物がある。

世界宗教用語大事典

タボル 【Tabor】

イスラエルのナザレ南東にある標高五八八メートルの山。前一二〇〇年頃、女士師デボラに率いられたイスラエル諸部族がここに陣してカナン軍戦車隊と戦い勝ったと『旧約聖書』にある。またキリスト教の伝説では、イエスが弟子ペテロ・ヤコブ・ヨハネらの前で急に姿が変わり、モーセ・エリヤと語ったとする変貌の山で、記念する大教会が古代の教会跡に建っている（一九二四年竣工）。

外国人名読み方字典

Tabor

名前 テイバー； テーバー； ティバー

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ターボル

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ターボル、タボル

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Tabor

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「ウォーワゴン」の記事における「Tabor」の解説

語源はフス戦争の軍事拠点ターボル（Tábor）かフス戦争タボール派に由来する。コンボイやキャンプに使われる馬車である。ジプシーなどの移動系民族で見かける。13世紀から20世紀までヨーロッパの軍隊支援に使用され、野外炊具・武器職人・靴屋などの後方支援の人間や、すべての必要な物資を乗せて移動した。