TOICA専用改札機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 09:31 UTC 版)
2007年秋に名古屋地区の主要駅でTOICA専用改札機が導入された。サービス開始から1年が経過してTOICA利用客が増加したことによるもので、同年9月20日の穂積駅を皮切りに11月初旬までに順次設置された。「TOICA専用」と書かれているが、2008年3月29日以降は通常の自動改札機と同様に相互利用先のICカードやモバイルSuica、モバイルPASMOでも利用できる。 東芝製のICカード専用に設計された機種で、通常の改札機と区別しやすいように筐体を青色として改札機上部に案内ボード、改札機手前の床面に案内シートを掲出している(一部の駅では案内シートが剥がされている)。 TOICA専用改札機では券の搬送や磁気情報の読み書きなど磁気乗車券向けの機能・機構を省略しているため、導入や保守の更なるコスト低減が図られている。 2007年11月までに23駅・29か所に導入された(駅数と箇所数が異なるのは名古屋駅で5か所、千種駅と大曽根駅で各2か所導入されたため)。2021年現在、導入している駅は次の通り(尾張一宮駅ではその後1か所追加されている。勝川駅は上り線高架化にあわせ1か所に新規設置。大垣駅は2015年10月7日に1カ所追加、岐阜駅は2016年に出口用の改札機が更に1台増設されている)。また、2018年には蒲郡駅にも1か所設置され、2019年では穂積駅に更に1台増設、2021年にはエリア拡大後の線区の途中駅では初となる鵜沼駅にも1か所設置された。 豊橋駅 蒲郡駅 岡崎駅 安城駅 刈谷駅 大府駅 笠寺駅 尾頭橋駅 名古屋駅 尾張一宮駅 岐阜駅 鵜沼駅 穂積駅 大垣駅 金山駅 鶴舞駅 千種駅 大曽根駅 勝川駅 春日井駅 神領駅 高蔵寺駅 多治見駅 土岐市駅 瑞浪駅 桑名駅 共和駅 稲沢駅 浜松駅 焼津駅 静岡駅 2021年3月13日のエリア拡大によりSuicaエリア・ICOCAエリアとの接点となった熱海・国府津・米原の各駅には、TOICAエリアからの降車時専用のTOICA専用改札機が新たに設置されている。なお、各駅からの乗車の場合は一般の自動改札を利用可能。
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