Scheelite

日本化学物質辞書Web

灰重石

分子式：	CaO4W
その他の名称：	Calcium tungstate、Scheelite、シェーライト、Tungstic acid calcium salt、灰重石
体系名：	タングステン酸カルシウム

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鉱物図鑑

灰重石(Scheelite)

通常光

紫外線照射

中国四川省平武県
Ca(WO4)　画像の幅約４ｃｍ

蜂蜜色が美しいタングステンの鉱物です。
紫外線を照射すると青白く蛍光します。

灰重石(Scheelite)

Yaogangxian Mine,Hunan Prov.,China
CaWO4　画像の幅約１．３ｃｍ

薄い褐色をした八面体の結晶が灰重石です。
塊状の硫砒鉄鉱の表面に無色透明な蛍石と灰重石が付いています。

灰重石(Scheelite)

Mine #5,Baia Sprie,Maramures,Romania
CaWO4　画像の幅約１ｃｍ

黄銅鉱と水晶の母岩に付いた灰重石の結晶です。
この産地の標本は透明度が高く、青みを帯びた煙水晶
のような色合いをしているのが特徴です。

灰重石(Scheelite)

山口県岩国市二鹿 喜和田鉱山
CaWO₄　画像の幅約９ｍｍ、２．１ｃｍ

薄茶色をした八面体結晶が灰重石です。
黄銅鉱に伴って灰重石の完全結晶が観察できます。
白い石英中には燐灰石の結晶も観察できます。

ウィキペディア

灰重石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/07/11 06:17 UTC 版)

灰重石（かいじゅうせき、scheelite、シェーライト、または、シーライト）とは、タングステン酸とカルシウムとの塩を成分とした鉱物である。このため、タングステン酸塩鉱物に分類される。灰重石の英語名「scheelite」は、本鉱を研究したカール・ヴィルヘルム・シェーレ（K.W. Scheele）にちなむ。