モンキーポッド
この樹種は、元来は熱帯アメリカのものですが、熱帯アジアや太平洋地域の国々にいくと、庭園樹や、街路樹に植えられており、熱帯の景観の一つになっています。レインツリーとも呼ばれています。広い庭園に孤立して植えると枝の張り方は対象的で、広いので、大変美しくなります。この木材は、かなり以前から細工物にされ、かつてはさかんにハワイの土産物のボウルや人形などにされたものでした。その後、同じようなものがフィリピンで作られ、東京辺のデパートのフィリピン物産展などで、よくアカシアという名で売られてきました。このモンキーポッドを、細工物にすることは、最近では、アジアの熱帯地域ではかなり広くみられるようになりました。多分これは、この樹種が人里に近い処に植えられているため、材料として入手し易いことがあったことから、このような細工物にされるようになったのではないでしょうか。 ■木材 ■用途 |
アメリカねむのき (合歓木)
●熱帯アメリカのメキシコからペルー、ブラジルに分布しています。成長が早く、傘のような樹冠で、高さは20~30メートルになります。葉は羽状複葉で、小葉は2~8対あり卵形から倒卵形をしています。また昼間しか展開せず、夕方や曇天には閉じて垂れ下がる習性があります。花は「ネムノキ」に似て、濃いピンクの雄しべが目立ちます。東南アジアやハワイでは公園樹として植栽されています。テレビコマーシャルで「この木なんの木」に登場するのは、ハワイ州のオアフ島にある樹木だそうです。
●マメ科サマネア属の常緑高木で、学名は Samanea saman。英名は Rain tree, Monkeypod tree, Saman。
モンキーポッド
(Samanea saman から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/30 15:07 UTC 版)
モンキーポッド(学名:Albizia saman、シノニムSamanea saman)は、熱帯アメリカ原産のマメ科ネムノキ亜科[1]ネムノキ属の常緑高木。別名はレインツリー、アメリカネムノキ(亜米利加合歓木)。サマネア属 (Samanea) に分類されることもあるが、サマネア属全体をネムノキ属に含める学説もある。
- 1 モンキーポッドとは
- 2 モンキーポッドの概要
- 3 概要
- 4 関連項目
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