SF研究会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 06:43 UTC 版)
ユキテルらが通う高校の部活動の1つ(SF研究会の「SF」は表向きには「サイエンス・フィクション」の略だが、実は「セックス・フレンド」という意味合いをかけたセックスの溜まり場である)。朝霧エリスが全体を仕切り、入部条件は「恋人がいること」で、更に合宿も行われ、部員同士の男女でとっかえひっかえでセックスを繰り返しつつ、手の空いた人が「活動記録」として撮影し、部員全員がその同じ動画を共有する。また、この動画は「他人に見せたり見られてはならないもの」で、この掟により部活動の秘匿性が保守されているが、その真の目的はエリス曰く「倫理(モラル)を無秩序(アナーキズム)と混沌(カオス)の中で反芻し、快楽の先にある背徳を堪能すること」である。セレスによると、女子部員はいつでもセックスできるようにピルを常飲している。 朝霧 エリス(あさぎり エリス) SF研究会の部長であるユキテルの一学年先輩の女子生徒で、日本人の血を引く母を持つ混血児だが、実は良家の令嬢である。金髪のロングヘアと碧眼が特徴で、下着は黒である。元々は海外で暮らしていたが、当時執事でもある恋人のラヴィと引き離され、彼を死に追いやった父と口論した結果、逆上した父によって大怪我を負わされ、それが決定打となって父が勝手に決めた婚約者との婚約破棄と同時に母の離婚後に母と共に母の縁者が住む日本へと移住し、親族と共に暮らす日本での生活に馴染んでいる。しかし、今でもラヴィのことを思い続けており、度々彼の名を呟いているが、彼の死が原因で人格が歪み、複数の男と肉体関係に及んだ上に恋人のいる男の彼女にそれを告げ口して男女の仲を壊すことに快楽を見出すようになってしまう(そのことによりカオリは部活を辞めていた)。ユキテルがレナと浮気しているという事実を知って強引にSF研究部に入部させ、自身とのセックスに誘う。その後、ユキテルに「セックスフレンドはお互いが好きだからするものではなく、セックスしたいからする関係である」と教え諭すことで肉体関係は深みに及び、ユキテルが再度部室を訪れた際にもセックスした上でレオナも交えた3Pへと発展していくこととなる。その後はカオリの横やりによって渋々ユキテルを解放することを認めるが、「つまらない」という理由でユキテルにセレスを差し向ける。 最終的には、今まで録画してきた乱パのファイルをネット上に流した後、自殺した。この行為によってSF研究会関係者は全員OBやOGにいたるまで破滅させられることになる。 葉梅 レオナ(はうめ レオナ) SF研究会の女子部員の1人で、明るい性格をしている。エリスに乗せられてユキテルとセックスする。登場当初は「部員A」と呼ばれていたが、エリスが主催する合宿にユキテルが初参加した際に名前が判明した。 雨水 アルト(うすい アルト) SF研究会の男子部員の1人で、二枚目のイケメンキャラ。その容貌から周囲からはモテる反面、セックスではスタミナがない上に早漏で1分と持たない。シオンのことは「ガキ」と呼ぶなど、あまり良く思っていない。オマケ漫画では「精液生産工場(マシンガンリロード)」を自称しており、射精後は10分で復活する。後にエリスの謀略により退学となったうえ彼女に振られ、セレスに関わったSF研究会の人物としてセレスの元・交際相手に惨殺された。 芽育 アヤメ(めいく アヤメ) SF研究会の女子部員の1人。緑色の髪をポニーテールでまとめている。シオンの罵声に感じながらセックスするなどMの気がある。 御幸 セレス(みゆき セレス) SF研究会の女子部員の1人で、古典的な文学少女。両サイドの三つ編みにロイド眼鏡をかけており、主に官能小説を愛読する。ユキテルとセックスした際にもその趣旨の言葉を喘いでいたが、後にエリスの差し金としてユキテルと再び肉体関係を持っていく。歳の離れた恋人がおり、通い妻として家事とセックスを事務のようにこなしていたが、やがてそれを苦痛に感じていた折にエリスと出会い、利害が一致したために同志となりエリスの目的を承知の上でSF研究会で自身の欲求を満たしていた。それゆえか男性目線のセックスは「(避妊具を付けずに)中出し・腹出しをする」と諦観し毒突く一方で、ユキテルがSF研究会の合宿の初参加以降、ピルを服用しておらず、ユキテルに自身を妊娠させることを提案する。後にそれが実現するが、エリスの謀略によってネット上にSF研究会のことが公になり、かつての交際相手にそれを知られて暴行され流産してしまった。 天女目 シオン(なばため シオン) SF研究会の男子部員の1人。小柄に童顔で、女顔をしているが、その容貌に似合わず性豪で、アヤメを罵倒しながらセックスするSな一面もある。早漏であるアルトを「カスヤロー」と馬鹿にしているが、アルトがナルシストな言動をとった際にフェラチオを強要したことからバイの気がある。 後にエリスの謀略により退学となったうえ彼女・ユキに振られ、最期はセレスに関わったSF研究会の人物としてセレスの元・交際相手に殺害された。 作者の糸杉のお気に入りのキャラの1人で、単行本5巻での巻末おまけ漫画では「男の娘が描きたかった」ことからシオンの女装姿が描かれた。 ユキ シオンの彼女。容姿は単行本5巻の巻末にて登場しているが、裏設定なので本編には登場せず、名前を含めてシオンの言及のみ触れられる程度(作者の糸杉も「こういうお姉さん好きなのでどこかで出したい」とも語っている)。シオンからは「ユキ姉ちゃん」と呼ばれ関係も良好であったが、エリスの謀略によりネット上にSF研究会のことが公になったことと、それを知ったのと前後してシオンを振った。
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