SF界のリーダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/22 14:31 UTC 版)
「エース・ブックス」の記事における「SF界のリーダー」の解説
1950年代から60年代にかけて、エース・ブックスはバランタイン・ブックスと共にSFペーパーバック界をリードした。SFの読者が増えるに従って他の出版者も参入したが、この2社には敵わなかった。 市場を寡占したのは出版した書籍数のせいだけではない。エースは後に有名となるSF作家の処女長編をいくつも出版している。以下に例を挙げる。 フィリップ・K・ディック 『太陽クイズ』(1995年、D-103、リイ・ブラケット 『文明の仮面をはぐ』とバインド) ゴードン・R・ディクスン Alien from Arcturus (1956年、D-139、Nick Boddie Williams の The Atom Curtain とバインド) サミュエル・R・ディレイニー 『アプターの宝石』 (1962年、F-173、ジェイムズ・ホワイト Second Ending とバインド) アーシュラ・K・ル=グウィン 『ロカノンの世界』 (1966年、G-574、エイヴラム・デイヴィッドスン The Kar-Chee Reign とバインド) ロジャー・ゼラズニイ 『わが名はコンラッド』(1966年、F-393) R・A・ラファティ 『トマス・モアの大冒険 -パスト・マスター』 (1968年、H-54) 他にも、ジョン・ブラナー、トマス・M・ディッシュ、ロバート・シルヴァーバーグといった作家の初期作品を出版していた。
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