Personal Handyphone Systemとは? わかりやすく解説

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パーソナルハンディホン‐システム【personal handyphone system】

読み方:ぱーそなるはんでぃほんしすてむ

ピーエッチエスPHS


ピー‐エッチ‐エス【PHS】

読み方:ぴーえっちえす

《personal handyphone system》携帯電話サービスの一。屋内用コードレスホン技術をもとに開発された。通常の携帯電話比べて電波が弱いため、基地局多数設置するマイクロセル方式をとる。また、デジタルデータ高速通信優れるという特徴がある。ピッチ

[補説] 平成7年1995サービス開始音質がよいこと、通話料比較的安いことなどから若年層中心に普及したが、携帯電話技術向上・サービス多様化スマートホン普及などにより利用者減少令和3年20211月末に個人向けの全サービス停止


PHS

フルスペル:Personal Handyphone System
読み方ピーエイチエスピッチ

PHSPHSとは、移動電話サービスのひとつで、1.9GHz帯周波数使用したデジタル方式移動体通信サービスのことである。高音質と低料金特徴とする。家庭用コードレス電話機の子機を外に持ち出すという発想で、電波システム開発センター(現、電波産業会)が規格標準化した。サービス開始1995年7月

PHSの基地局は、1局あたりのカバー範囲セル)が半径100500m程度小規模なものにとどめられているため、簡易安価に設置することができる。このため地下街地下鉄駅などでの基地局設置いち早く進み、特に都市部では携帯電話よりも接続されやすいという状況にある。また、通信料金端末価格廉価であることもPHSの特徴をなしている。

サービス開始当初は、PHSの基地局カバーするエリアが狭いため、サービスエリア拡大時間がかかり、屋内での利用向かないといった難点があった。さらに基地局間での通話情報引き渡しハンドオーバー)に時間がかかり、最大で2~3秒程度通信途切れるとされた。しかし1999年頃からは、これらの難点改善されはじめ、安定した機種増えている。

PHSはその利用しやすさから急速に普及しサービス開始から2年余り700万人上の加入者を獲得した。しかし携帯電話低価格化と普及伴って、総加入者数は減少一途辿っている。NTTドコモなどもPHS事業から撤退してしまった。

1997年4月からはPIAFS方式による32kbpsの高速データ通信サービス開始1999年4月に64kbpsのデータ通信サービス開始された。最近では携帯情報端末PDA)やノートパソコン接続して高速データ通信を行う無線モデムのしての機能特化し携帯電話との差異化図られている。現在の主なPHSサービスとしては、ウィルコム(旧DDIポケット)が提供している「AIR-EDGE」(旧AirH")や、ケイ・オプティコム提供している「eo64エア」などがある。




※画像提供 / 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
参照リンク
WILLCOM
ケイ・オプティコム
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PHS:  MOZiO  マイクロセル  モジトーク  PHS  PIAFS  PRIN  PメールDX

PHS

(Personal Handyphone System から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/29 05:33 UTC 版)

PHS (ピーエイチエス、: personal handy-phone system[1]) とは、無線通信により、移動した先で長距離間の通信を行うシステム、またその電話機自体や、それによる移動体通信サービスのことを指す。日本発の通信規格である。




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