Osmanthusheterophyllusとは? わかりやすく解説

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ヒイラギ

ヒイラギ
科名 モクセイ科
別名: -
生薬名: -
漢字表記
原産 日本台湾
用途 常緑小高木で、芳香性の白い小花秋に咲きます民間樹皮肝臓腎臓疾患用いられています。若葉は縁がとげ状なので邪気を払うとされ、節分の日に戸口などに飾る風習あります
学名: Osmanthus heterophyllus P. S. Green
   

ひいらぎ (柊)

Osmanthus heterophyllus

Osmanthus heterophyllus

わが国本州関東地方以西から四国九州、それに沖縄台湾分布してます。山野生え、高さは4~8メートルなりますは厚い革質楕円形で、縁には先端になった大きな歯牙あります老木樹勢弱くなった木では、がほとんどなくなります11月から12月ごろ、葉腋芳香のある小さな白色の花を咲かせます古くから世界中で超自然力の源泉、あるいは魔除けの木と信じられきました。冬に花が咲くことから木扁に冬と書いて「柊」、または棘に触れると痛いことから「疼痛木」とも書きます
モクセイ科モクセイ属常緑小高木で、学名は Osmanthusheterophyllus。英名は Holly
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ヒイラギ

(Osmanthusheterophyllus から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/22 20:58 UTC 版)

ヒイラギ(柊[7]・疼木[7]・柊木、学名: Osmanthus heterophyllus)は、モクセイ科モクセイ属分類される常緑小高木の1。冬に白い小花が集まって咲き、甘い芳香を放つ。とげ状の鋸歯をもつ葉が特徴で、邪気を払う縁起木として生け垣や庭木に良く植えられる。


脚注

  1. ^ 邪鬼払いに使う植物は、ヒイラギ、トベラアセビサイカチの実の莢など、地域によって異なる[15]
  2. ^ ヒイラギは冬にも緑の葉と赤い実をつける植物なので、不死の象徴と考えられた。ヨーロッパの異教徒はヒイラギが男、ツタが女と考え、キリスト教以前から祭りに用いられていた。キリスト教のシンボルになるのは簡単なことで、先のとがったヒイラギの葉は十字架で処刑されたキリストの冠のイバラを表すとされ、赤い実はイバラが皮膚を貫いたとき珠となって落ちたキリストの血になったとされる(デズモンド・モリス『クリスマス・ウォッチング』(扶桑社)「42 家にヒイラギを吊るすのはなぜか?」)

出典

  1. ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Osmanthus heterophyllus (G.Don) P.S.Green ヒイラギ(標準)” (日本語). BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年6月12日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Osmanthus ilicifolius (Hassk.) Carrière ヒイラギ(シノニム)” (日本語). BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年6月12日閲覧。
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Osmanthus acutus Masam. et K.Mori ヒイラギ(シノニム)” (日本語). BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年6月12日閲覧。
  4. ^ a b Anthony Julian Huxley; et al. (1992). The New Royal Horticultural Society dictionary of gardening. Macmillan. ISBN 1561590010. OCLC 59942059 
  5. ^ Kunio Iwatsuki; et al. (1993). Flora of Japan. Kodansha. ISBN 4061546031. OCLC 29511812 
  6. ^ Terrell, E. E. et al., "A Checklist of Names for 3,000 Vascular Plants of Economic Importance", Agriculture Handbook, no. 505, Agricultural Research Service, U.S. Dept. of Agriculture, 1977.
  7. ^ a b c d e f g h i j k 西田尚道監修 志村隆・平野勝男編 2009, p. 238.
  8. ^ a b c d e 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 151.
  9. ^ a b c d e f g h i 山﨑誠子 2019, p. 70.
  10. ^ a b c 林 (2011)、628頁
  11. ^ "Osmanthus heterophyllus (G. Don) P. S. Green". Germplasm Resources Information Network (GRIN). Agricultural Research Service (ARS), United States Department of Agriculture (USDA). 2014年1月23日閲覧 (英語)
  12. ^ a b c d e f g 正木覚 2012, p. 91.
  13. ^ a b 山﨑誠子 2019, p. 71.
  14. ^ a b c d e f g h 山本規詔 2017, p. 56.
  15. ^ a b c d e 田中潔 2011, p. 24.
  16. ^ "柊の花(ヒイラギの花)│初冬".(NPO法人季語と歳時記の会). 2015年12月8日閲覧


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