OS-9/680x0とは? わかりやすく解説

OS-9/680x0

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 00:22 UTC 版)

OS-9」の記事における「OS-9/680x0」の解説

OS-9は、モトローラ16ビットCPU68000に移植された。以後6809用はOS-9/6809、68000用はOS-9/68000と呼称されるようになったその後680006802068030シリーズ展開されるようになると、それらに最適化したOS-9/68020、OS-9/68030が開発された。 これらOS-9/680x0は、産業用RTOSとして高いシェア占めていた。これは、20世紀末には、産業用システムMPU (CPU) に680x0広く採用されていたこと、ハードウェア資源効率的に扱う多く特徴持っていること、OS-9自体移植ポーティング)が容易なことから必然的にうなったのである例えば、ドライバ・モジュールのサンプルコード多数提供されたことで、個別ハードウェア対するドライバ・モジュールの移植が容易であり、ドライバモジュールの中であれば割り込み処理通常のサブルーチンまたは関数として記述できるなど制約少なく、安全で柔軟なシステム設計ができた。 また、アプリケーションセルフ開発できることも評価されていた。ある程度規模大きな産業用システムではVMEバスベースのシステム採用されることが多かったが、これら自体によるセルフ開発が可能である。OS-9数少ないターゲット上でセルフ開発出来RTOSであった(ただし、登場時のUNIX同程度CUI利用する必要があった。その後クロス開発環境一般的になるにつれ、CodeWarrior採用され時期もあった。現在ではWindows動作するGUIクロス開発環境 Microware Hawk もしくはEclipse によるクロス開発のみ)。 様々な機能の追加による肥大化もあって、多機能カーネルデバッグ機能つき)と小型カーネル(アトミックカーネル)の2種類分化した。 (68000版を除いて)Ver.3からはセマフォマルチスレッド機能追加され必要な場合POSIXスレッド使用することも可能となった

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