Ksp m/42
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 15:00 UTC 版)
「ブローニングM1919重機関銃」の記事における「Ksp m/42」の解説
スウェーデンでM1919A4に独自の改修を加えて国産化したモデル。M1919A4とはバレルジャケットの孔の数と配置、照準器の位置と形状が異なっていること、グリップがスペード型であることやレシーバーの上端部にキャリングハンドルがあることが異なる。 当初はスウェーデンが導入した他のM1917/1919の仕様変更型と同様に6.5x55mm弾と8x63mm弾モデルが作られたが、反動の強い8x63mm弾仕様は反動緩衝装置のない軽量型の三脚に搭載するには無理があり、6.5x55mm弾仕様のみに統一された。1950年代に入りM1919A6に倣った汎用機関銃とするべく発展型が開発され、三脚に搭載する重機関銃、車両に固定銃架もしくは回転銃架を用いて搭載する車載機銃、二脚と着脱式の銃床を装着して用いる軽機関銃の3タイプとして運用できるようになった。この汎用機関銃型は"Ksp m/42B"として制式化され、既存のm/42はすべてこの仕様に改修されたが、参考としたM1919A6同様「軽機関銃としては重すぎる」として不評であった。1970年代には実働状態で保有されているものは全て7.62x51mm NATO弾仕様に改修されている。また、約1,000梃がm/42からKsp m/39に改装され、"7.62mm Ksp m/39C"の制式名でセンチュリオン戦車のスウェーデン軍仕様型等に搭載された。それらのうち、Stridsfordon 90(CV90)歩兵戦闘車に搭載されたものは21世紀に入っても現役で用いられている。 ウィキメディア・コモンズには、Ksp m/42に関連するメディアがあります。 詳細は「:sv:Kulspruta_m/39」および「:sv:Kulspruta_m/42」を参照
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