JR常磐線線路内自動車衝突炎上脱線事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:00 UTC 版)
「日本の鉄道事故 (2000年以降)」の記事における「JR常磐線線路内自動車衝突炎上脱線事故」の解説
2021年(令和3年)3月26日午前0時8分頃(線路内立ち往生自動車衝突炎上脱線事故) JR東日本常磐線土浦駅 - 神立駅間の線路内に、パトカーから逃走した自動車が道路脇の塀に衝突後、弾みでフェンスを突き破って侵入し、線路内に自動車が立ち往生。そこに品川発勝田行き下り普通、最終電車10両(E531系K417編成)が衝突し先頭車両が脱線、自動車と先頭車両の一部が炎上した。 電車の乗務員と乗客にケガはなかったが、この影響により乗客は車内から下ろされ徒歩での移動となった。また、この区間を走行する常磐線上下線最終電車はバスでの代行輸送とされ、常磐線は翌日も半日ほど土浦駅 - 羽鳥駅間で運転を見合わせた。 事故直前に自動車の運転者が車を乗り捨てて逃走していることや、乗り捨てられた自動車のナンバープレートは異なる車種の車で登録されていたほか、2020年(令和2年)6月に車検が切れていたことが判明。茨城県警察は道路交通法違反(事故不申告)および道路運送車両法違反で逃走した自動車の26歳のベトナム国籍の工員の男を逮捕した。その後、電汽車往来危険転覆などの疑いで再逮捕。現場の自動車は現地解体、E531系電車は自走回送し、翌午後5:50頃に運転本数を減らして全線で運転を再開した。
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