BRI
読み方:ビーアールアイ
別名:ISDN基本インターフェース,ベーシックレートインターフェース
BRIとは、ISDN回線で標準的に採用されているインターフェース規格のことである。
BRIは国際電気通信連合(ITU-TS)によって標準化された規格である。NTTが提供している「INSネット64」サービスなどが、BRIに相当する。Bチャネル(情報チャネル)と呼ばれる64Kbpsのチャネルを2本用いて、文字や画像、音声といった情報をやり取りするために用いる。独立した2本のBチャネルが、電話とインターネットの同時接続などを可能にしている。また、Dチャネル(信号チャネル)と呼ばれる16Kbspのチャネル1を用いて、主に通信に必要な通信制御信号のやり取りに用いている。この2つのBチャネルと1つのDチャネルを併せて、ISDNのBRIとして用いられている。
参照リンク
ISNネット64とは何か -NTT東日本
ISDN
(Basic Rate Interface から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/18 02:15 UTC 版)
ISDN(アイエスディーエヌ、Integrated Services Digital Network、サービス総合ディジタル網[注釈 1][注釈 2])とは交換機・中継回線・加入者線まで全てデジタル化された、パケット通信・回線交換データ通信にも利用できる公衆交換電話網である。ITU-T(電気通信標準化部門)によって世界共通のIシリーズ規格として定められている。
注釈
- ^ 日本ITU協会によるCCITT勧告和訳本の表記による。またNTT東日本、NTT西日本、KDDIなどの商用ISDNサービスの解説でもこの表記を用いている。
- ^ シスコシステムズによるインターネットワーキング用語・略語集ではサービス総合ディジタルネットワークと解説しているなど、他の日本語表記も多く見られる。
- ^ 回線の数が基本インタフェースで1のものに限る
- ^ みなし旧資格の所有者を含む。ISDNはデジタル伝送ではあるが、アナログ電話と同様の回線を使用するため(基本速度インタフェース)。アナログ電話回線の工事は、新築やリフォームなどの際、電気工事と同じ業者の施工が多い。なお同様にアナログ回線を使用するADSLは、高速であること等のためデジタル用の資格を要する。
出典
- ^ a b c 加納貞彦、北見憲一、「開発物語 ISDNの標準化」 『電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン』 2011年 5巻 1号 p.63-69, doi:10.1587/bplus.5.63
- ^ 電気通信事業法 第71条
- ^ a b c ITフォーラム - NTTコムウェア
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