Apache Software Foundation
設立は1999年で、その母体となったのはApache HTTP Severの開発者グループが1995年に設立した「The Apache Group」である。同法人の事業目的は、共同作業によって開発されるオープンソースソフトウェアのプロジェクトを対象に、ハードウェアやコミュニケーション手段などのビジネスインフラを提供すること、プロジェクトに対して企業や個人が寄付を行う際の法的な受け皿となること、個人の開発者に対する訴訟リスクからの法的な保護を提供すること、私企業による「Apache」のブランド(商標)の濫用の防止をすることなど。
明文化された内規により、理事会(Board of Directors)、プロジェクト管理委員会(Project Management Committee:PMC)などの組織を運営し、コミュニティへの貢献度に応じてプロジェクトにおける個人の関与の度合いを決定する「Meritocracy」(メリット主義あるいは能力主義)と呼ばれる理念の下に、複雑なソフトウェア開発プロジェクトを円滑に運営することを特徴としている。
ASFに所属するプロジェクトの成果物は、原則としてApache Licenseの下に配布されるオープンソースソフトウェアとなる。
関連見出し
Apache HTTP Server
Ant
Apache License
関連情報URL
The Apache Software Foundation(http://www.apache.org/)
Apache Software Foundation
別名:ASF
Apache Software Foundationとは、HTTPサーバー・ソフトウェアの「Apache」などを開発、提供している組織の名称である。
Apache Software Foundationは1995年に設立された。当初はNCSAのWebサーバーであるhttpd(HyperText Transfer Protocol Daemon)のメンテナンスを目的とした組織だった。やがてhttpd用に開発されたパッチを集成したサーバーソフトウェアであるApacheをGPLライセンスに基づいたオープンソースソフトウェアとして公開したことをきっかけに、現在のApache Software Foundationの組織が立ちあがった。現在では、HTTPサーバーをはじめとして、JSPサーブレットコンテナのTomcatやXMLデータベースのApache Xindiceなどを開発し、提供している。
参照リンク
Apache Software Foundation
Japan Apache Users Group - (日本語)
Apacheソフトウェア財団
(Apache Software Foundation から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/26 20:09 UTC 版)
Apacheソフトウェア財団(アパッチ ソフトウェアざいだん、英: Apache Software Foundation;以下ASF)は、オープンソースのソフトウェアプロジェクトを支援する団体であり、アメリカ合衆国で登録された非営利団体である。当初はWebサーバソフトウェアであるApache HTTP Server (Apache httpd) の開発のために発足したが、現在は多くのプロジェクトを抱え、ソフトウェアブランドとしてのApacheを保持している。名実ともに世界で成功しているオープンソースソフトウェア・コミュニティの一つである。
- 1 Apacheソフトウェア財団とは
- 2 Apacheソフトウェア財団の概要
- 3 目的
- 4 組織
- 5 プロジェクト
- 6 脚注
「Apache Software Foundation」の例文・使い方・用例・文例
- Mozilla Foundationは5月1日、メール/ニュースクライアントソフトの最新版「Thunderbird 2.0.0.14」をリリースした。
- Apache Software Foundationのページへのリンク