4元運動量の保存とは? わかりやすく解説

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4元運動量の保存

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 21:20 UTC 版)

4元運動量」の記事における「4元運動量の保存」の解説

4元運動量保存することは古典的な場合についての2つの量が保存することと対応している合計エネルギー E = −p0 が保存する古典的三次元運動量 p→ が保存する補足として、系の反変質量の和は静止質量よりも大きい。それは運動エネルギーポテンシャルエネルギー反変質量寄与するためである。具体例として、次のような (−5 GeV, 4 GeV/c, 0, 0) と (−5 GeV, −4 GeV/c, 0, 0) の4元運動量をもつ二つ粒子について、それぞれの静止質量は3 GeV/c2である。しかし、二つ合計質量10 GeV/c2である。もし、二つ粒子衝突をしたりまたはくっつき複合物が出来たときには、その系の合計10 GeV/c2である。 反変質量保存素粒子物理学での応用例としては、二つ粒子4元運動量 pApB からなる崩壊したときの孫粒子での振舞いから、元となる粒子発見するために使うことが出来る。4元運動量の保存は qμ = pAμ + pBμ を与える。ここで、元となる重い粒子質量 M は −|q|2 = M2c2 と与えられる。 孫粒子エネルギー三次元運動量測定することによって、崩壊する前の粒子についての質量情報組み立てることが出来る。このような技術具体例として、Zボソン電子陽電子ミューオン反ミューオン反変質量スペクトルのどこにあらわれるかに使われた。 物質質量変わらないときは、4元運動量ミンコフスキー時空内積は4元加速度 Aμ が 0 であることに一致する加速度運動量質量でわったものの時間微分比例するそのことから次のうになる。 p μ A μ = p μ d d t η μ ν p ν m = 1 2 m d d t | p | 2 = 1 2 m d d t ( − m 2 c 2 ) = 0. {\displaystyle p_{\mu }A^{\mu }=p_{\mu }{\frac {d}{dt}}{\frac {\eta ^{\mu \nu }p_{\nu }}{m}}={\frac {1}{2m}}{\frac {d}{dt}}|p|^{2}={\frac {1}{2m}}{\frac {d}{dt}}(-m^{2}c^{2})=0.}

※この「4元運動量の保存」の解説は、「4元運動量」の解説の一部です。
「4元運動量の保存」を含む「4元運動量」の記事については、「4元運動量」の概要を参照ください。

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