2013年 - 2015年:賛否両論の批評と監督デビューとは? わかりやすく解説

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2013年 - 2015年:賛否両論の批評と監督デビュー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 08:55 UTC 版)

ライアン・ゴズリング」の記事における「2013年 - 2015年:賛否両論の批評と監督デビュー」の解説

2013年犯罪スリラー映画L.A. ギャング ストーリー』では、1940年代ロサンゼルス市警察務めギャングのボスであるミッキー・コーエン(演:ショーン・ペン)に勝とうとするジェリー・ウーターズ巡査部長演じた。この映画恋仲になる人物演じたのは、『ラブ・アゲイン』でも共演したエマ・ストーンだった。ストーンはこの映画に関するインタビューで、ゴズリングさえ良ければもっと多く映画共演したい語っている。『ニューヨーク・タイムズ』のA・O・スコットは、キャストへの弁解として、「小金を稼ぐために、おかしな声を使い、彼らが持ち合わせているはずのニュアンス全て抑圧した映画)」と評価した。『ボストン・グローブ』のクリスティ・レミアは、ゴズリングの「奇妙なささやき声」と「充分に発展させられていない一本調子な」人物造型批判した一方でロサンゼルス・タイムズ』のベッツィ・シャーキーは、ゴズリングストーン共演シーンには「魅惑的な力」(英: "a seductive power")があるとし、「それでもこの映画の酷いところと同じように、この脚本たったの半分しか演じられていないのだ」と述べた。 『ブルーバレンタイン』のデレク・シアンフランス監督作であるクライムドラマ映画プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』では、家族を養うため銀行強盗を行うバイク・スタントマンを演じた。この映画脚本執筆中、ゴズリングらと会食したシアンフランス監督は、ゴズリング銀行強盗長年の夢だったと聞かされ方法尋ねたところ執筆中の脚本とほぼ同じ内容だったと回想している。一方ゴズリングは、撮影について今まで作った映画の中で最高の体験だった」と語っている。『ニューヨーク・タイムズ』のA・O・スコット演技絶賛し、「ゴズリング氏の非常にクールな落ち着いた側面—『ドライヴ』ではこの側面だけを見せていたのだが—は、子どものような純真さ脆さ仄めかすことにより興味深く複雑なものになった」と述べた。『ヴィレッジ・ボイス』のスコット・ファンダスは感銘受けず、「ゴズリング人物造型はほとんどパロディだ」「ゴズリングは穏やかで傷付いたかすれ声使い、これは全て一種パロディなのだと教えてくれる」「ゴズリングの役はニコラス・ウィンディング・レフン確かなハリウッド・スリラー『ドライヴ』の影響強く受けている近縁種で、キャラクターが[『ドライヴ』からの]窃取であることは明白だ」と酷評した。『ザ・ニューヨーカー』のデイヴィッド・デンビーは、「ゴズリングは、『ドライヴ以来情けの無い一匹狼という自分ルーティン繰り返している」と指摘した。 同じ年の後半ゴズリングはレフンの暴力的復讐劇オンリー・ゴッド』に出演したゴズリング役作りのためムエタイトレーニングを受け、脚本については「今まで読んだ中で1番奇妙なものだ」と述べた。『ニューヨーク』のデイヴィッド・エデルスタインは、「ゴズリングは『ザ・ビリーヴァー』のスキンヘッドや『ハーフネルソン』のスターのように大役者に見える。彼のオンリー・ゴッド』での演技は(神はこの映画許し給うか?)は、ひとつの長く湿っぽい凝視である」と述べた。『バラエティ』のピーター・デブルージュは、「壁紙の方がライアン・ゴズリングより感情大きく表現している」と述べた。『ニューヨーク・タイムズ』のスティーヴン・ホールデンは、「自動機械精神生活提案してやることもできず、『オンリー・ゴッド』のゴズリング氏はスローモーション呆然状態であるかのように演技している」と批判した。『ローリング・ストーン』のピーター・トラヴァースは、ゴズリングについて「何かを書き付けられる白紙だと意図されており、しばしばただの虚ろな存在になる」と述べた。『ロサンゼルス・タイムズ』のベッツィ・シャーキーはゴズリング演技失望し、「ほぼ無口なスタント・ドライバーとして印象的で人の心を打つのに、(中略ジュリアンに全く間に合っていない」「『オンリー・ゴッド』でゴズリングは、命を吹き込まれるのを待つマネキンのようにしか動いていない」と酷評した。『ニューヨーク・ポスト』のサラ・スチュアートも、「『きみに読む物語』の嫌なやつという汚名から逃げたがっているのは分かるが、もう十分だ」「ゴズリング言葉少な男性という人格繰り返している」と述べた2013年初頭ゴズリングは「自分何をしているのか全く分からなくなっている。一旦休んで、なぜ、どのように[俳優業取り組んでいる]のか再評価するのは自分にとって良いことだと思う。それに多分、それが[演技]について学ぶ良い方法だと思う」と述べて俳優業一時休止する発表したゴズリング監督デビュー作『ロスト・リバー』は、2014年第67回カンヌ国際映画祭ある視点部門出品された。ゴズリング執筆した「ファンタジーノワール」(英: "fantasy noir")には、クリスティーナ・ヘンドリックスシアーシャ・ローナンベン・メンデルソーンマット・スミスなどが出演した映画には主に酷評がついて回った。『ガーディアン』のピーター・ブラッドショウは、映画は「我慢できないほど思い上がって」(英: insufferably conceited)おり、ゴズリングは「調和謙遜という感覚全て失っていると書いた。『バラエティ』のジャスティン・チャンは、「病気持ち魅惑状態」として退けた映画は『ドライヴ』『オンリー・ゴッド』を手掛けたニコラス・ウィンディング・レフンのものと酷似していると非難されたが、当のレフンは映画気に入り、「僕ら双子で、そういう訳で同じ映画作るんだ。生まれた時に生き別れたけど互い見つけたんだ」と述べている。 2015年金融映画マネー・ショート 華麗なる大逆転』で、ゴズリングボンドトレーダー演じ作品翌年第88回アカデミー賞アカデミー作品賞ノミネートされた。『アトランティック』のデイヴィッド・シムズは、ゴズリングは「人に取り入るように面白くどういうわけかずっとこちらを引きつけ反感を誘う。数年間2流の芸術映画という落とし穴さまよった後、再び自由になった彼を観るのは素晴らしいことだ」と述べた。『ローリング・ストーン』のピーター・トラヴァースは、「低俗な物言い名手であるゴズリングは、カメラ向かって真っ直話しかけ、火山のように凄まじく面白い」と述べた。『エンターテインメント・ウィークリー』のクリス・ナシャワティは、ゴズリングうぬぼれ屋魅力滲み出させていると述べた一方でボストン・グローブ』のピーター・キーオウは、ゴズリング演技ブラッドリー・クーパーまがい物に過ぎない述べた

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