CR緑輪【CRリョクリン】(野菜)
登録番号 | 第5371号 | |
登録年月日 | 1997年 2月 28日 | |
農林水産植物の種類 | 在来なたね | |
登録品種の名称及びその読み | CR緑輪 よみ:CRリョクリン | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 3月 1日 | |
品種登録者の名称 | 長野県 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南長野字幅下692の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 芹沢啓明 大谷英夫 丸山進 藤森基弘 塚田元尚 松本悦夫 下條周 柳沢京子 馬場英実 上杉寿和 小口伴二 宮坂幸弘 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,中国から導入した3系統のタアサイと出願者所有のはくさい根こぶ病抵抗性系統「CR・M系」を育種素材として育成された交雑品種であり,葉色が濃緑で,葉縁の波打ちが少なく,葉柄の中肋の幅がやや広い,根こぶ病抵抗 性の強い品種である。 草姿はかなり開,子葉の大きさはやや大,胚軸の色は淡緑である。分げつ性は無,葉数はかなり多,葉形は円,葉長はかなり短である。葉縁の切れ込みは全縁,裂片の多少は無,鋸歯の多少は無である。葉色は濃緑,葉面の着色は淡,光沢及びろう質はかなり多,毛じは無,葉面及び葉縁の波うちは少である。葉肉の厚さは中,葉柄の長さは短,重なりはやや多,葉柄・中肋の形は扁平,幅はやや広,基部の幅は狭,色は淡緑,筋は少,ねじれは無,厚さは中である。主根の肥大性は無,種子の色は茶褐である。早晩性は早,抽だい性は中,葉肉の辛味は無,根こぶ病抵抗性は強である。 「ちぢみな」と比較して,葉形が円であること,葉柄・中肋の形が扁平であること,葉柄・中肋の幅が広いこと,根こぶ病抵抗性が強いこと等で,「緑彩2号」と比較して,葉柄・中肋の形が偏平であること,葉柄・中肋の幅が広いこと,根こぶ病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(長野県長野市)において,中国から導入したタアサイ「TA・1」「TA・5」及び育成者所有のはくさい根こぶ病抵抗系統「CR・M系」を育種素材として昭和58年から61年に交配して育成した系統を母系とし,同じく「TA・1」「TA・4」及び「CR・M系」を育種素材として同時期に交配して育成した系統を父系とする交雑品種であり,平成2年に組み合わせ能力検定を行い3年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「CR祭菜」であった。 |
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