高速大容量 (eMBB)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 19:30 UTC 版)
「第5世代移動通信システム」の記事における「高速大容量 (eMBB)」の解説
5Gでは、急増し続ける通信トラフィックへの対応が課題となっており、無線周波数帯の確保が重要視される。また、通信スピードをより高速にするため、これまでの世代より高い周波数帯を用いる予定である。それらの周波数帯では、電波の直進性も(これまでの世代より)高くなることから、携帯電話基地局の影では電波が届きにくくなり、その点をカバーするには多数の携帯電話小型基地局(マイクロセル)を数十メートル単位で設置する必要が出てくることになる。通信速度の高速化は、シャノン=ハートレーの定理により、高消費電力も招きうるものであるため、モバイル環境での電池容量の確保も、技術的な課題となっている。もっとも、モバイル環境における、安定した電力確保の問題は、第3世代移動通信システムから続く、永続的な問題でもある。 サービス開始時の5Gの通信速度は、NTTドコモが下り最大3.4Gbps・上り182Mbps、auが下り最大2.8Gbps・上り最大183Mbps、ソフトバンクが下り最大2.0Gbps・上り103Mbpsである。
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