連載開始まで
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「銀の匙 Silver Spoon」の記事における「連載開始まで」の解説
『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)にて『鋼の錬金術師』の連載終了後、本作にて出版社、掲載誌を変えたことについて、ラジオ番組『オールナイトニッポンGOLD app10.jp』に作者の荒川が出演した時の話によると、いろんな雑誌や出版社からのお誘いがあった中で、『鋼の錬金術師』が連載中のころから、荒川のファンで荒川の元に通っていた『銀の匙』の担当編集者である坪内崇が、農業漫画を提案し、その中でサンデーの読者層の話をした際に、中高生がかなりの確率で、将来のことを気にしているというアンケート結果を聞き、ピンと来て「いけます」という話になったとのこと。 当時、サンデーの編集長であった縄田正樹は、『コミックナタリー』のインタビューにて「話の内容で他誌よりも『サンデー』を選んでもらえたんだと思います」と発言しており、前作とは違ったジャンルの話を描ける場だからこそ『サンデー』での連載を始めたという。 荒川は『鋼の錬金術師』連載中の2009年に、小学館企画でゆうきまさみと対談を行っており、この中で「獣医漫画とか農家漫画はあるけど、農業高校漫画はないから、そのうちやろうかなとか思って。」と語っている。このとき語られた自身の体験談と同様のエピソードが作中にも登場している。 また、『銀の匙 公式ガイドブック』では、「単純にネタがあって、すぐ描けるのがこういうジャンルだったから。まったりやりたいな〜ってのもあって、ゆるめのテーマに決めました。」とも語っている。
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連載開始まで
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本作はヒーローに憧れた武富が、少年時代から構想を温めてきた作品である。本作は土偶や『日本書紀』などがテーマとして取り入れられた「伝奇ヒーローもの」で、設定を説明せず、謎が「一つ一つが明かされていく過程そのものがストーリー」として描かれている。 武富が小学生のころ、映画『大魔神』をテレビで観たことがきっかけとなり、刺激を受けたことにより「かなり大きいサイズ」のハニワットが登場する漫画を執筆。中学時代には「仮面ライダーのような人間と同じサイズ」の内容に描き直した。その作品は『『古代戦士ハニワット』中二版』として、『webアクション』(双葉社)にて公開された。武富が大学時代に本作の第1話を執筆し、他社に持ち込みをするが、掲載には至らなかった。そのため武富は、本作を寝かせておくことにした。本作の土台は、この大学時代の作品である。 2010年、『鈴木先生』が連載されていたころ、次回作のアイデアを担当編集者と話し合っていた武富は、「どうせ選ばないだろうけど、(作品の)数を多く出したい」と考えて提出したところ、本作が通ってしまったという。それが子供時代に描いていた本作を「プロとして大真面目に描いてみよう」と企画される。連載が開始される前、2011年10月7日から2012年1月29日まで開催された「武富健治の世界展『古代戦士ハニワット』から『鈴木先生』まで」では、展示会の名称にも用いられた。『鈴木先生』の終盤で、頭がいっぱいの状態であった武富は、原作つきの作品で作画を担当したいと考えていた。そのため本作の執筆に取りかかれず、武富はプレッシャーを感じていた。他社の仕事を終え、いよいよ本作と向き合う段階となった時に、又吉直樹の『火花』のコミカライズを又吉直々に依頼され、断れないと考えた武富は、双葉社に「土下座に近い形で謝ってお願い」し、連載開始を延期して貰った。2010年の企画が8年越しとなる2018年に、ようやく連載が実現する。
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