議員資格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 17:00 UTC 版)
貴族院議員の資格は、皇族男子からなる皇族議員、華族(爵位保持者)からなる華族議員、天皇の任命(勅任)による勅任議員の3種に大別された。厳密には、華族議員の資格数は爵位に基づき公爵議員から男爵議員までの5つあり、勅任議員の資格数は時代の変化に合わせて増減した。 1889年(明治22年)の貴族院発足時は8資格の議員で構成された。その後、1925年(大正14年)に勅任の帝国学士院会員議員が創設されて9資格となり、第二次世界大戦末期の1945年(昭和20年)4月には勅任の朝鮮勅選議員および台湾勅選議員が設けられて最大の11資格となったが、終戦直後の1946年(昭和21年)には在職者が全員辞任して皇族議員が消滅し、朝鮮・台湾両勅選議員の規定も廃止されたことで議員資格数は8つに減少、そのまま1947年(昭和22年)の貴族院廃止を迎えた。
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