血清生化学検査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 02:15 UTC 版)
血清鉄血清鉄は血清中に存在する鉄の濃度。トランスフェリンと結合している。 正常値 : 80〜160μg/dl 貯蔵鉄貯蔵鉄は血清以外に貯蔵されている鉄。 正常値 : 1g フェリチンフェリチンは貯蔵鉄と結合しているタンパク質。 意義本来血清には存在しない貯蔵鉄だが、フェリチンが水溶性の為に貯蔵鉄の量に比例して血清フェリチンが測定できる。従って、血清フェリチン濃度が貯蔵鉄を測る指標となる。 脂肪肝においては血清フェリチンの増加がしばしばみられ、脂肪肝のなかでも非アルコール性脂肪性肝炎 (NASH) を含んだ非アルコール性脂肪性肝疾患では、肝組織内の鉄の過剰が肝障害の増悪因子と考えられている。 正常値 : 20〜120 総鉄結合能(TIBC)総鉄結合能は、鉄が結合できる能力の全量。 意義トランスフェリンが全部でどのくらいの鉄を運べるかを表している。 正常値 : 250〜400μg/dl 不飽和鉄結合能(UIBC)不飽和鉄結合能は、不飽和鉄を結合する能力。 意義トランスフェリンがあとどれだけの(不飽和)鉄と結合する能力が残っているかを表す。
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血清生化学検査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 17:45 UTC 版)
炎症所見は認められず、赤血球沈降速度(ESR)とC反応性蛋白(CRP)はいずれも正常値である。
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