臭化カリウムとは? わかりやすく解説

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しゅうか‐カリウム〔シウクワ‐〕【臭化カリウム】

読み方:しゅうかかりうむ

水酸化カリウム水溶液臭素作用させてできる無色結晶によく溶け写真定着剤・鎮静剤化学試薬などに用いる。化学式KBr ブロムカリ。臭剝(しゅうポツ)。


臭化カリウム

分子式BrK
その他の名称臭化カリウム、Potassium bromide
体系名:カリウムブロミド


物質名
臭化カリウム
化学式
KBr
原子量
119.0
融点(℃)
730
沸点(℃)
1435
密度(g/cm3
2.75


臭化カリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/23 04:38 UTC 版)

臭化カリウム
識別情報
CAS登録番号 7758-02-3 
PubChem 253877
RTECS番号 TS7650000
特性
化学式 KBr
モル質量 119.002 g/mol
外観 白色固体
密度 2.75 g/cm3
融点

734 °C, 1007 K, 1353 °F

沸点

1435 °C, 1708 K, 2615 °F

への溶解度 53.5 g/100 ml (0 °C)
102 g/100 mL (100 °C)
glycerolへの溶解度 21.7 g/100 mL
ethanolへの溶解度 4.76 g/100 mL (80 °C)
構造
結晶構造 塩化ナトリウム型構造
配位構造 八面体形
双極子モーメント 10.41 D (gas)
危険性
安全データシート(外部リンク) MSDS at Oxford University
EU Index Not listed
Rフレーズ R20, R21, R22, R36, R37, R38
Sフレーズ S22, S26, S36
関連する物質
その他の陰イオン フッ化カリウム
塩化カリウム
ヨウ化カリウム
その他の陽イオン 臭化リチウム
臭化ナトリウム
臭化ルビジウム
臭化セシウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

臭化カリウム(しゅうかカリウム、: potassium bromide)は化学式 KBr で表されるカリウム臭化物である。水酸化カリウム臭化水素中和反応によって生成する。水溶液中性で、カリウムイオンと臭化物イオンに電離している。常温常圧では無色の固体である。硫酸との反応で臭素が遊離する。

1800年代には抗痙攣薬抗不安薬として用いられていた。イヌの治療薬としても使われる。薄い水溶液は甘く、濃い水溶液は苦いが、ほとんどの濃度範囲では塩辛い味がする。高濃度の場合は内臓の粘膜組織を侵し、吐き気および嘔吐を引き起こす。

化学的性質

典型的なイオン性の塩で、水に溶けやすく、水溶液の pH は7である。臭素イオン源として、写真フィルム用の臭化銀の製造に用いられる。

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