自然災害伝承碑とは? わかりやすく解説

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しぜんさいがいでんしょう‐ひ【自然災害伝承碑】

読み方:しぜんさいがいでんしょうひ

後世伝えるため、津波・豪火山の噴火地震などの被害や、それらから得た教訓について記した碑。

[補説] 三陸大津波被害と「此処(ここ)より下に家を建てるな」の戒め記した岩手県宮古市大津浪(おおつなみ)記念碑など全国各地存在する


自然災害伝承碑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/25 03:19 UTC 版)

自然災害伝承碑(しぜんさいがいでんしょうひ)は、地震津波洪水噴火といった大規模な自然災害の状況や教訓を後世に伝え残すために作られた災害碑、慰霊碑記念碑等のモニュメントである[1]


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  2. ^ “13年ぶりに新しい地図記号 「自然災害伝承碑」掲載へ”. 朝日新聞. (2019年3月15日). https://www.asahi.com/articles/ASM3H5HRPM3HUTIL02T.html 
  3. ^ “「自然災害伝承碑」の地図記号を制定 国土地理院”. 日本経済新聞. (2019年3月15日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42519400V10C19A3CR8000/ 
  4. ^ “大地震や津波などの自然災害伝承碑、地形図に初掲載 東北は4カ所 国土地理院”. 河北新報. (2019年9月5日). https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190905_73024.html 
  5. ^ 災害伝承を専門に研究する香川大学客員教授の松尾裕治による見解。出典:「災害碑」地図掲載 道半ば/自治体、所在不明や調査難しく『日本経済新聞』朝刊2020年9月1日(社会面)同日閲覧。
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  14. ^ 昭和三陸津波の碑”. 名取市. 2019年11月6日閲覧。
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  16. ^ a b 土木学会中部支部 巨大災害タスクホース現地視察 ~歴史的大津波の爪痕と防災町づくりを訪ねて~(案)土木学会中部支部)
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  27. ^ 『大波之時各村之形行書』
  28. ^ “最大波高は30メートル 「先島は地震の常襲地帯」 明和大津波で後藤博士が講演 「名蔵湾へ波抜けは伝承」”. 八重山日報. (2012年7月25日). オリジナルの2012年10月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121017023958/http://www.yaeyama-nippo.com/2012/07/25/%E6%9C%80%E5%A4%A7%E6%B3%A2%E9%AB%98%E3%81%AF30-%E5%85%88%E5%B3%B6%E3%81%AF%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E5%B8%B8%E8%A5%B2%E5%9C%B0%E5%B8%AF-%E6%98%8E%E5%92%8C%E5%A4%A7%E6%B4%A5%E6%B3%A2%E3%81%A7%E5%BE%8C%E8%97%A4%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E3%81%8C%E8%AC%9B%E6%BC%94-%E5%90%8D%E8%94%B5%E6%B9%BE%E3%81%B8%E6%B3%A2%E6%8A%9C%E3%81%91%E3%81%AF%E4%BC%9D%E6%89%BF/ 
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  30. ^ 岩松暉 (2013-09). “石碑にみる桜島大正噴火の災害伝承” (PDF). 西部地区自然災害資料センターニュース (九州大学西部地区自然災害資料センター) (49): 15-24. ISSN 1340-9883. http://www7.civil.kyushu-u.ac.jp/ndicwj/pdf/no49.pdf. 
  31. ^ a b 昭和34年(1959年)伊勢湾台風に関する石碑・慰霊碑等について”. 消防科学総合センター. 2013年5月21日閲覧。
  32. ^ 「第三章 失敗情報の伝わり方・伝え方」『失敗学のすすめ』講談社、2005年4月15日。ISBN 4-06-274759-6 
  33. ^ “新たな地図記号「自然災害伝承碑」を制定。災害教訓を周知”. Impress Watch. (2019年3月15日). https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1174932.html 2019年6月22日閲覧。 
  34. ^ “国土地理院、13年ぶりの新地図記号「自然災害伝承碑」を掲載開始 “先人の教訓”で被害軽減へ”. livedoor news. (2019年6月20日). https://news.livedoor.com/article/detail/16650179/ 2019年6月22日閲覧。 
  35. ^ “地図に158の災害伝承碑 過去の地震、津波教訓に”. 『日本経済新聞』. (2019年6月20日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46334590Q9A620C1CR0000/ 2019年6月22日閲覧。 


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自然災害伝承碑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/22 15:53 UTC 版)

積丹半島沖地震」の記事における「自然災害伝承碑」の解説

天塩町には石碑追悼碑」があり、2019年に自然災害伝承碑として国土地理院ウェブ地図登録された。

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自然災害伝承碑

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北海道南西沖地震」の記事における「自然災害伝承碑」の解説

2019年7月奥尻町内にある北海道南西沖地震地震津波被害に関する碑4基が自然災害伝承碑として国土地理院ウェブ地図公開され時空翔 - 青苗岬にある石碑で碑の土台襲来した津波と同じ高さにまで盛り土されている。 慰霊碑奥尻町松前地区

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自然災害伝承碑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 02:47 UTC 版)

十勝岳」の記事における「自然災害伝承碑」の解説

2019年7月十勝岳噴火に関する美瑛町の2基及び上富良野町の7基の石碑が自然災害伝承碑として国土地理院ウェブ地図公開された。 十勝岳爆発記念石碑)(美瑛町大正爆発丸谷温泉遭難者慰霊碑美瑛町遭難記念碑上富良野町追善記念碑上富良野町) 『泥流地帯三浦綾子文学碑上富良野町十勝岳爆発惨死者碑(上富良野町新西三十三所 観世音菩薩上富良野町遭難記念碑上富良野町十勝岳爆発横死血縁塔(上富良野町

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