胆汁酸とは? わかりやすく解説

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たんじゅう‐さん〔タンジフ‐〕【胆汁酸】

読み方:たんじゅうさん

胆汁の主成分の一。肝細胞コレステロールから合成され脂肪酸乳化する働きをする。腸内大部分再吸収され、肝臓に戻る。


胆汁酸

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胆汁酸

名前Bile acid
胆汁酸

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胆汁酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 23:07 UTC 版)

胆汁酸(たんじゅうさん、bile acid)とは、哺乳類胆汁に広範に認められるコレステロールの排泄形態であり、ステロイド骨格を有したコラン酸骨格を持つ有機化合物の総称である。肝臓で生合成された胆汁酸を、一次胆汁酸と言う。なお、ヒトでの代表的な2つの胆汁酸は、コール酸ケノデオキシコール酸である。肝臓で生合成された胆汁酸は、グリシンタウリンと結び付いている場合が多く、これらは抱合胆汁酸と呼ばれる。また、一部は腸管内で腸内細菌による変換を受け、その腸内細菌による代謝物は、二次胆汁酸と言う。


注釈

  1. ^ リトコール酸の「リト」は石を意味する。肝臓で産生された胆汁酸を一次胆汁酸と呼び、腸内細菌の働きで構造が変化した胆汁酸を二次胆汁酸と呼ぶ。これゆえ、ケノデオキシコール酸は一次胆汁酸であり、リトコール酸は二次胆汁酸である。

出典

  1. ^ 岡野哲也 『殺菌と界面活性剤の話』、花王ハイジーンソリューション No.7、2004年7月発行 pp.24-25
  2. ^ 研究・開発:研究概要:乳酸菌の免疫賦活作用に関する研究』(カルピス)
  3. ^ “Bile acids induce energy expenditure by promoting intracellular thyroid hormone activation”. Nature 439 (7075): 484–489. (2006). doi:10.1038/nature04330. PMID 16400329. 
  4. ^ Entrez Gene: GPBAR1 G protein-coupled bile acid receptor 1 (NIH)
  5. ^ “Metabolism: bile acids heat things up”. Nature 439 (7075): 402–403. (2006). doi:10.1038/439402a. PMID 16437098. 
  6. ^ a b 日本薬学会(編集)『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100 ―含 漢方処方―』 p.66 東京化学同人 2004年3月10日発行 ISBN 978-4-8079-0590-4
  7. ^ 日本薬学会(編集)『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100 ―含 漢方処方―』 p.64 東京化学同人 2004年3月10日発行 ISBN 978-4-8079-0590-4


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胆汁酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/05 00:20 UTC 版)

胆汁」の記事における「胆汁酸」の解説

脂肪乳化し消化酵素働き助ける。更に脂肪分解産物作用して小腸から吸収されやすく変化させる。また腸内分泌された胆汁酸の殆どは小腸再吸収され、肝臓戻される腸肝循環)。

※この「胆汁酸」の解説は、「胆汁」の解説の一部です。
「胆汁酸」を含む「胆汁」の記事については、「胆汁」の概要を参照ください。

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