聞きなし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/02 03:32 UTC 版)
聞きなし(聞き做し、ききなし)とは、鳥や動物の鳴き声を人の言葉や文字に置き換えて覚えやすくしたものである[1][2]。ウグイスの鳴き声に「法華経」のような意味のある言葉を当てはめたり[2]、コマドリの「ヒンカラカラカラ」のような意味のない文字に置き換える[3]。
- ^ “用語集 聞きなし”. 目に見えるいきもの図鑑. 2022年6月29日閲覧。
- ^ a b c “ききなし”. コトバンク. 2022年6月28日閲覧。
- ^ a b c d “聞きなし”. 目にみえるいきもの図鑑. 2022年6月29日閲覧。
- ^ a b c 野好一 2014.
- ^ 山口仲美(2002)『犬は「びよ」と鳴いていた―日本語は擬音語・擬態語が面白い』光文社 ISBN 978-4334031565
- ^ a b c “鳥の聞きなし”. 2022年6月29日閲覧。
- ^ “ほうほけきょう”. コトバンク. 2022年6月28日閲覧。
- ^ a b “聞做”. コトバンク. 2022年6月28日閲覧。
- ^ “聞き做し”. コトバンク. 2022年6月28日閲覧。
- ^ 小項目事典,日本大百科全書(ニッポニカ),百科事典マイペディア,世界大百科事典内言及, 改訂新版 世界大百科事典,ブリタニカ国際大百科事典. “ジュウイチ(じゅういち)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2023年12月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g 奥山風太郎『図鑑 日本の鳴く虫』エムピージェー、2018年8月8日。ISBN 9784904837672。
- ^ a b c d e f g h i j k l 大阪市立自然史博物館・大阪自然史センター 編『鳴く虫セレクション』東海大学出版会〈大阪市立自然史博物館叢書4〉、2008年10月、246-327頁。ISBN 978-4-486-01815-5。
- ^ a b c d e f g 高嶋清明『鳴き声から調べる昆虫図鑑』文一総合出版、2018年10月。ISBN 978-4-8299-8812-1。
- ^ “【配布資料】今日からはじめる自然観察「鳴く虫の聞き分けは意識のチューニング」”. 日本自然保護協会 (2011年9月1日). 2022年5月17日閲覧。
- ^ 『高遠集』(1011-13頃)の詞書には「やのつまにつくつくほうしのなくをききて」とある。『成尋母集』には既に「ほうし」を「法師」ととらえて「道心おこしたる、くつくつ法師となくも」という表現がある(『日本国語大辞典 第二版』「つくつく-ぼうし」の項)。
- ^ “Memorizing bird songs made easy with mnemonics”. Nature Conservancy of Canada (NCC) (2016年5月12日). 2022年6月29日閲覧。
- ^ “気がついたら、主役をキリギリスにうばわれていた! 忘れられてしまったセミのちょっぴり切ない話/ファーブル先生の昆虫教室⑥”. ダ・ヴィンチ (2020年7月8日). 2022年5月16日閲覧。
- ^ 柏田雄三「楽しい“虫音楽”の世界(その18 鳴く虫を愛でるのは日本人だけ?)」(PDF)『植物防疫』第71巻第2号、日本植物防疫協会、2017年、134頁、2022年10月16日閲覧。
- ^ a b c “Using Bird Song Mnemonics”. Birding World. 2022年6月30日閲覧。
- ^ a b “セミの呼び名は二通り。音を感じるその呼び名とは。セミ【蝉/知了】”. 今すぐ中国語 (2014年7月17日). 2022年5月16日閲覧。
- ^ “知了の意味”. 中日辞典. 2022年5月16日閲覧。
- ^ “Common True Katydid”. Missouri Department of Conservation. 2022年5月16日閲覧。
- ^ “common true katydid (Pterophylla camellifolia)”. Checklist of Katydids North of Mexico. 2022年5月16日閲覧。
- ^ “What Katy Did”. 2022年5月16日閲覧。
- ^ “KATY DID、KATY DID N'T”. 2022年5月16日閲覧。
- ^ ヘンリー・ウォルター ベイツ『アマゾン河の博物学者』平凡社。
- ^ 三橋淳・小西正泰 編『文化昆虫学事始め 第5章 昆虫鑑賞~鳴く虫を楽しむ~(加納康嗣)』創森社、2014年8月20日、122-148頁。ISBN 9784883402915。
聞きなし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 06:47 UTC 版)
鳴き声を言葉になぞらえたもの。ホトトギスの「特許許可局(とっきょきょかきょく)」、サンコウチョウの「月日星ホイホイホイ(つきひほしほいほいほい)」(三光鳥の語源)、センダイムシクイの「焼酎一杯ぐいーっ(しょうちゅういっぱいぐいーっ)」、ホオジロでは「一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)」、「源平つつじ白つつじ(げんぺいつつじしろつつじ)」、「もちろん弁慶皿持ってこい(もちろんべんけいさらもってこい)」など地方によってさまざまなものがある。
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聞きなし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 10:07 UTC 版)
動物の鳴き声を、人の言葉に当てはめて聞くことを聞きなしと言う。 バッタ目(直翅目)コオロギのうち、エンマコオロギは「コロリーコロコロリー」 「コロコロリー」と鳴く。 スズムシは「リ゛ーー・リーーン・リーーン・リーーン」「リーン・リーーン」。 マツムシは「チン・チロン」「チッチルルッ」。 ツユムシは「ピチッ・ピチッ・ピッピピチッ」 「ピチッ・ピチッ」。 キリギリスのうち、ニシキリギリスは「ギーース、ギーース、チョン!」 「ギーッ!」を繰り返して鳴く。 クツワムシは「ガチャガチャガチャ」、「ガチャガチャ・・・」 と鳴く。 ウマオイのうち、ハタケノウマオイは「シッーチョ・シッーチョ」「スイッチョ・スイッチョ」と鳴く。ウマオイという名は、ハヤシノウマオイの鳴き声「スィーーーッ・チョン」が馬を御する馬子のかけ声に似ていることから名づけられた。 セミ類アブラゼミは「ジリジリジリジリジリ……」「ジッジッジ・・・」と鳴く。 クマゼミは「ワシワシワシ……」「シャンシャンシャン・・・」と鳴く。 ミンミンゼミは「ミーンミンミンミンミー」「ミーン、ミンミンミン、ミー」。 ニイニイゼミは「チィーーーー」「チッチッチ」。 ヒグラシは「カナカナカナ……」「カナカナカナ・・・」。 ツクツクボウシは「オーシ・ツクツク・オーシ」「ツクツクオーシ」と鳴く。
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聞きなし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 09:29 UTC 版)
各地に様々な聞きなしが伝わる。 比志利古木利(ひしりこきり) 月日星(つきひほし) 月・日・星と囀ることから三光鳥とも呼ばれている。 また、「蓑笠着い」と聞きなす地方もある。これは、繁殖期が梅雨に当たるため、この鳴き声を聞いたら、雨具である蓑と笠を用意した方がよいとするものである。
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