ルーマニア【Rumania】
ルーマニア 【Rumania 羅馬尼亜】
(「ローマ人の子孫の国」の意)バルカン半島北東部にある国。一四世紀ワラキア・モルダヴィア両公国が建設されて、オスマン-トルコが支配したが、一八世紀以降ロシア勢力が進出、一九世紀半ば両公国合併、ベルリン会議で独立が承認され、一八八一年ルーマニア王国成立。第二次大戦でソ連に敗れ、一九四七年人民共和国、ついで六五年社会主義共和国。東欧民主化のなかで、八九年チャウシェスク独裁政権が崩壊、国名を「ルーマニア」と改め共和国に。農業国。首都ブカレスト。公用語はルーマニア語だが、各民族の言語も尊重され、とくにハンガリー語とドイツ語は公用語に準ずる扱いである。宗教はキリスト教の東方正教に属するルーマニア正教が主で、他にカトリック・プロテスタントなど多くの派が認められている。少数のイスラム教徒もいる。
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