締固め
締固め
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 18:06 UTC 版)
打込みの直後には十分な締固めを行い、未充填(空洞)、気泡、豆板(ジャンカ)、コールドジョイントなどが起きないようにする。締固め作業では、内部振動機や木づちによって内側や外側から適度な振動を与えることで、コンクリートを流動化させ、打込み時に行き渡らなかった隅々にまで流れるようにしながら、同時に、内部に含まれる空気の泡や余分な水分を浮かび上がらせる。十分な締固めを行うために、打込み時には40-50cm程の厚みまでの層状に積み重ねるようにして、厚みがある施工では打込みと締固めを何度も繰り返すことになる。 締固めが不足すると未充填箇所を生じてしまい、過剰な加振によって材料分離を生じることもある。さらに、凝固後に表面に多量の気泡状の孔を生じ強度や美観を損ねることになる。また、十分なかぶり(建築用語では「かぶり厚さ」)の確保が必要である。かぶりとは、鉄筋からコンクリート表面までの最短距離を指す。
※この「締固め」の解説は、「コンクリート」の解説の一部です。
「締固め」を含む「コンクリート」の記事については、「コンクリート」の概要を参照ください。
締固め
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/18 05:02 UTC 版)
土は、締固めることによって、より強く、より固くなる性質を持つ。土構造物を建設する際には十分な締固めが行われなければならないが、締固めの効率は、その方法および土の含水比に大きく左右される。最も締固め効率のよい含水比を最適含水比 (W optimum)と呼ぶ。
※この「締固め」の解説は、「土質力学」の解説の一部です。
「締固め」を含む「土質力学」の記事については、「土質力学」の概要を参照ください。
締固め
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 11:58 UTC 版)
コンクリート工において締固め(compaction)は、打設されたコンクリートの間隙を少なくするとともに鉄筋等との付着を改善し、型枠のすみずみまでコンクリートを行き渡らせるために行われる。 建築用の軟練りコンクリートを締固める場合や、型枠とコンクリートの接触面の「あばた」を除去する場合には、木槌などで叩いて締固めることもあるが、一般的には振動機を用いる振動締固め(vibrating compaction)が行われる。 締固めは、コンクリートの品質を最終的に決定付ける作業であるので、どのような締固め方法がよいのかなどをあらかじめきちんと検討した上で行われ、特に振動締固めについてはそのコンクリートの形状や打設場所によって、内部振動機・表面振動機・型枠振動機のいずれを使用するかを考えなければならない。
※この「締固め」の解説は、「コンクリート工」の解説の一部です。
「締固め」を含む「コンクリート工」の記事については、「コンクリート工」の概要を参照ください。
- 締固めのページへのリンク